気が向いた時にボチボチ書いてます。見てやってください。

2004年11月
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君は犬だと誰かが言った / 2004年11月02日(火)
不自由に慣れた老犬は 首輪を外されても駆け出したりしない
自由が素晴らしいって 冬の雪空に向って叫んだりはしない

いつも誰かの言葉をじっと待っている
自分のとるべき行動を指示する命令を
待っている いつまでも待っている

薄汚れたビルの中で
動物園みたいな檻の中で
ごーっと風の吹く駅のホームで
快適だけが胡座をかいてる6帖の部屋の中で

猫は笑ってる
コンクリートの塀の上
犬の知らない世界の上
 
   
Posted at 14:03 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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くだらない話し / 2004年10月29日(金)
目覚まし時計をセットして
それが鳴り出すまで起きていた

眠れなかったわけじゃない
それが鳴る時を見たかっただけ
 
   
Posted at 18:36 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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おやすみなさい / 2004年10月29日(金)
文字が流れて 流れて 落ちた
笑ったり 怒ったりしながら
文字は流れて 流れて 落ちた
またねって じゃあねって
文字は流れて 流れて 落ちた

灯りを消した長方形
部屋の中に円柱の陰

ブーンと唸る冷蔵庫が
何事も無かったような顔をして
欠片を拾い集める僕を見ていた

文字は流れて 流れて 落ちた

 
   
Posted at 15:50 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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空回り / 2004年10月28日(木)
約束していたあの場所に 歩いて行きたいのに
前に進まない ぼくの足 空回り
言葉は君の心を目指すが 秋の風に飛ばされて
曲り角の向う 落ちてる 空回り

ひっかかりたいのに ひっかからない
掴まりたいのに 掴まれない

いつまでも空を切ってる 空回り
 
   
Posted at 10:39 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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午後3時の風景 / 2004年10月27日(水)
雨はすっかり上がったのに あの子はまだ傘をさしている
少し大きな鞄を手に持って あの子はまだ傘をさしている

午後から青空が広がるって 天気予報を見なかったのかい
バス停の脇に小さな赤い色 あの子はまだ傘をさしている

雨は止まない彼女にだけは
雨が叩くパラシュートの音

あの子は今日も大雨の中で 一人傘をさしているんだろう
あの子は今日も大雨の中で 一人傘をさしているんだろう

猫と僕だけが見つめている
彼女しか居ないあのバス停
 
   
Posted at 15:50 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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僕はまだ旅に出たことがない / 2004年10月26日(火)
みんなは旅に出たが 僕は見おくった
最後の旅だからって 君は手を振った

みんなが何か見知らぬ物を ドングリの様な目を開いて見て
「ほお」とか「ああ」とか 言いながら世界を感じてる時に

僕はいつもの見飽きた街で イガグリの様に心を尖らせては
「ほお」とか「ああ」とか 適当な言葉で世界を閉ざしてた

誰かの歌が聞こえてきた 「どうして旅に出なかったんだい」
誰かの言葉を借りたくて 本を捲るが応える言葉は出てこない

みんなは旅に出たが 僕は見おくった
最後の旅だからって 君は手を振った

僕はみおくった
僕はみおくった

僕はまだ旅に出たことがない
 
 
   
Posted at 13:15 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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誰かが / 2004年08月24日(火)
誰かが夜更けまで工場で汗を流す時
僕は布団の中で白黒の夢を見ている

誰かが届けてくれた新聞紙を開げて
誰かが届けてくれるテレビをつける

誰かが絞った冷たい牛乳飲みながら
自分で焼いたトーストかじっている

誰かの運転する窮屈な電車に乗って
僕の働く広すぎる街へと揺られ行く

知らない誰かが僕の生活の中にいて
知らない誰かに僕は生かされている

 
   
Posted at 18:38 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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街に手を振って / 2004年08月19日(木)
畳の上の境界線
置いてけぼりの生活の欠片
広くなった最後の昼下がり
窮屈な電車は窓の外
いつもの貧乏ゆすりで
見送っている

渡り鳥でも
遊牧民でもないけれど
ゆっくり旅立つ僕がいる

畳の上の境界線
置いてけぼりの思い出の欠片
 
   
Posted at 12:48 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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例えば、今語るならば / 2004年08月18日(水)
例えば
このドブ川の行き着く先が
あの海でなかったとしても
ここへ船を浮かべるお前を
誰も笑えはしないだろう

例えば
その塀を乗り越えた世界が
自由に溢れた地でなくても
必死に跳躍をするノラ猫を
誰も笑えはしないだろう

例えば
こんな詩を書いている俺が
その何文字かの言葉の蔭に
無知と偽善を感じさせても
誰も笑えはしないだろう

しかし
あの笑い声がするその先に
青い海が、夢見た自由な世界が
心の奥底から生れた言葉が
胡座をかいて待ってたりする

昨日も今日も笑われた
少しは近付いているのか
 
   
Posted at 19:38 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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帰ろうかな / 2004年08月18日(水)
サイレンが鳴って
空が赤く染まって
いい匂いが
鼻まで届けられて
皆が靴音を鳴らす

やがて誰かが
空の蓋をそっと外したら
暗く静かな宇宙の営みが
この街の上を駆けめぐる

サイレンが鳴った
空が赤く赤く染まった
いつものように
いつもの場所で

退屈だって思わない
窮屈だって感じない
君は毎日僕に
昨日と違う話を
してくれるから
 
   
Posted at 19:32 / 詩人の知人の詩 / この記事のURL
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