高齢者が肺がんの場合の手術について

June 25 [Tue], 2013, 14:21
高齢で持病のある人の肺がんは、手術対象であっても、
肺がんの初期症状が高年齢によって、
標準的な肺を大きく切る手術を行うことができません。
しかし、小さく切ると再発・転移のリスクが高くなります。

最近は、その中間的な手術が行われているそうです。
順天堂大学医学部呼吸器外科の教授によれば、

肺がんは、高齢者を中心に急増している。
問題は、糖尿病、心臓病、脳卒中、間質性肺炎など、
程度の差はあれ、多くの人が何らかの持病を抱えています。

「通常、肺がんの手術はがんのある肺葉(右は3つ、左は2つの肺葉に分かれている)ごと取る
“肺葉切除”を行います。しかし、持病があり肺葉ごと取ると寝たきりになる危険性が
ある場合には、がんのある部分を小さく取る”くさび状切除”を行ってきた」

しかし、くさび状切除のデメリットは、
リンパ節転移の制御ができないこと。術後、リンパ節への転移の不安を
残しながら過ごすことになります。

そこで近年、行われるようになってきたのが“区域切除”だ。
「この切除範囲は、がんのある部分とリンパ節を取り、
できる限り肺を残します。

これなら肺葉手術と同等の転移の制御ができることになります。
持病がある高齢の方でも、肺がん治療の名医が手術を行い、
その後も普通の生活が送れる時代になってきました。