幸せいっぱい。

September 30 [Sun], 2012, 8:12
やあ、皆々様方おはようございます。朱李です。
アメリカから帰ってきまして、嬉しい出来事がありましたのでご報告します。
私は現在20歳なのですが、なんと、生まれて初めて恋人というものができました。
なんと喜ぶべきことでしょう。
これで干物女から脱却です!
さらに嬉しいことに、この10年以内に彼と結婚するつもりです。
気が早いと思われるかもしれませんが、お互いの家族に顔合わせする話も出ていますし、そもそも結婚話を持ちかけてきたのは彼の方でした。
それが何よりも嬉しくて、たぶん、結婚すると思います。

何はともあれ、ついにリア充になりました。ああ、なんて嬉しいんでしょう。
せいぜい飽きられないように努力いたします。ひとまず、料理が作れるようになれれば良いのですが……。

まあ、そんなわけで、これにて以上。

思うのですよ。

September 08 [Sat], 2012, 14:28
やあ、皆々様方こんばんは。あるいはこんにちは。朱李です。
割とどうでも良いことを思うのですよ。
ネットの呟きを見ていてですね、まあ、若い(若いと言うか幼い)女子たちの「私○○に似てるんだ」っていう自己申告について。
……あ、批判とかじゃないんです。似てるってのはもちろん、同じ日本人、民族としてはあって当たり前の話ですし、ぶっちゃけた話ハーフとか全員同じ顔に見えるってのが本音です。
で、彼女たちの「私○○に似てる」談義。誰かが言い出せば、他の誰かが「あ、でも私は○○に似てるよ」って言い返す感じ。どういう思考で行われているのかなあと考えていたんです。
無論、この「○○」に入る名前は、現在活躍中の女優さんやタレント、アイドル、モデルさんなどの、それはそれは有名でお美しい方々の名前です。それに似てるというのはとても誇れることですし、胸を張ってもいいと思います。
ですが、この不特定多数の人間が興じているネット社会の中に置いては、「私○○に似てるんだ」という自己申告は決して他人に自分のことを知ってもらうために行っているものではないと思うのです。
簡単に言えば、「自分の身を隠す鎧」、あるいは「化けの皮」。
女性が死ぬ気で毎朝鏡の前で化粧するようなものです。あ、化粧自体も悪くないですよ。私もしてますし。
ただ、例の自己申告。結局のところ何がしたくてそんなことを言い合いっこしているのかと言うと、恐らくは「自分のプライドを傷つけまいと自分を高く見せ、相手から羨まれるための自分を作ることで自己防衛を行う、ちょっぴり高飛車で内心自分に自信の無い(あるいは自信の無さを超絶自信過剰でカバーしている)女の子」が行っているのかなと思います。あ、本当にそっくりなんだったら、まあ、それはそれで良いでしょう。
つまりは、自分に自信がないんですよ。
「相手からどう見られているのだろう」「見られるのなら可愛い自分を見てほしい」「ネットの世界だし、別に顔を出すわけでもないんだからちょっとくらい見栄張っても良いよね」
恐らくはこんな感じでしょう。

あと、女子が、男子でもないのに暴言・スラングを吐き捨てるパターン。これは傍から見ればとても痛い人です。
別に、女性なんだからおしとやかにしなさいなんて言ってないんです。私も「飯を食う」「腹減った」とかって言葉使いますからね。前述通りおしとやかにするならば、「ご飯を食べます」「お腹が空きました」で十分ですが。
一方、暴言・スラングの類、「殺してやる」「死ねや」「ふざけんじゃねえよ」「ばかやろう」「てめえ」などなど。
ネットだからと言って使っていいとは思いません。ネット越しに、相手の人格や風貌までも予想しかねません。
人間第一印象が大事、とは良く言ったものですが、だいたいそういう暴言・スラングの一つだけでその印象というのは最低なものになります。
先程までの「私○○に似てるんだ」というのが、自分を可愛く見せるための仮面と考えると、「ぼこぼこにしてくらあ」などの暴言は、そんな仮面に泥を塗りたくった上でめちゃくちゃにぶち壊し、そのまま自分の顔すらも傷つけてしまうようなものだと思います。
特にこういう言動が多いのは、小学生から中学生まで。多感な時期ですね。自己主張や自己防衛が尽きない時期だと思います。

……と、私がここまで書いたところで特に世間様に対して意味などございませんが、ふっと思ったので書かせていただきました。
無論、これは私の解釈でありますので、違うと思われればそう思っていただいて構いません。
私も見栄を張ったり、虚勢に任せて暴言をべらべら書いていた時代がありますが、後々見てみるととっても恥ずかしいものだと思いました。まあ、そういう風に感じるのも成長かなとは思いますがね。

まあ、そんなわけで、これにて以上。

現在アメリカです。

September 07 [Fri], 2012, 23:50
やあ。皆々様方おはようございます。もしくはこんばんは。朱李です。
現在、学校のプロジェクトでアメリカに三週間留学をしにきております。
不安要素もたくさんありまして、自分は英語が喋れないということが何よりも不安です。
……いや、頑張りますが。はい。
また写真などを上げていけたらいいですね。
まあ、そんなわけで、これにて以上。

今日から出国。

September 05 [Wed], 2012, 8:57
やあ、皆々様方おはようございます。朱李です。
私、今日からアメリカのカリフォルニア州の方に三週間、語学留学に行ってまいります。
ブログは更新できるか分かりませんが、できたらやります。写真も載せれたら良いのですが。

ああ、語学留学と言っても、全然英語はできません。だからこその語学留学なのですかね……。
とりあえず頑張ってまいります。
まあ、そんなわけで、これにて以上。

良い夢見ました。

September 04 [Tue], 2012, 22:12
やあ、皆々様方こんばんは。朱李です。
本日は良い夢を見ましたので、勝手に報告します。

私は寝転がってパソコンをいじっていたんですが、大好きなお方に画面を見られかけてキャッキャする感じでした。
我ながら中学生みたいな発想でなかなか恐縮ですが、幸せでした。

まあ、そんなわけで、これにて以上。

やりたいことやってます。

September 02 [Sun], 2012, 22:00
やあ、皆々様方こんばんは。朱李です。
現在、絶賛引きこもり中です。まさしく引きこもりです。ニート、現実逃避、なんとおっしゃっていただいても構いません。
ですが、あと三日もすれば私も空の旅、そして異国の地に降り立ちます。そこで私なりの変化を遂げれたら何よりなのですが。

さて、私、現在その異国の地に行く前に、やりたいことをとことんやっております。
というのも、私が元々大好きだったのはこのブログでも適当に書いております通り、お話を書くことです。
現在は某ウェブサイト上において、とある小説を書かせていただいてます。ある意味私の原点とも言うべき、ファンタジーなお話です。

自分が自堕落な生活をしているのは重々承知でして、しかし、何故かやる気が起きなかったり、やろうと思ったときには遅かったりします。生活の乱れ、ですよね。
……決めました。今日は早寝をします。今から寝ます。
まあ、そんなわけで、これにて以上。

情けないことこの上ない。

August 31 [Fri], 2012, 2:47
やあ、皆々様方こんばんは。朱李です。
最近とんでもなく精神が疲れに疲れている状態でございます。
と言っても、ほとんど私がせにゃならんことばかりなのですがね。ある意味、自分で自分の首を絞めている状況でございます。
とは言っても止められないのが私の性格。ああ、最近ツライでございます。
ただ、頑張らなくちゃいけないんですがね。大丈夫かな、っと少々不安気味。
まあ、そんなわけで、これにて以上。

風花ラプソディ。3

August 29 [Wed], 2012, 14:51
Io sono vicino Lei.
(君のそばにいるよ)



03:vicino(近い)



 朝の市場は活気に溢れている。あちらこちらから掛け声や笑い声が聞こえ、元気な子供たちが走り去って行く。
 そんな大勢の人々が溢れかえった市場で、頭一つ分飛び出たモップヘアが特に目立った。
「……うぇ」
「人に酔ったんですか。もう少し端に寄りましょう」
 青白い顔をした師匠の手を取り、弟子は人混みから少し外れるように路地に入った。身長は高いくせに驚く程細い師匠は、腰を屈めて俯く。弟子が横から師匠を見やると、光の無くなった暗い焔色の瞳が見えた。ずいぶんと調子が悪そうだ。
「師匠だけ帰りますか?」
 師匠の身を案じて、弟子はそう提案した。が、その瞬間師匠の瞳の焔色が色を取り戻した。
「いんや、俺は君とここに来たんだ……大丈夫」
 前髪の隙間から覗く、彫りのはっきりとした端正な顔立ちを見つめながら、弟子は「ふむ」と腕を組んだ。
「前髪が目にかかっているから、至近距離ばかりを見つめて人酔いしちゃうんですよ」
「……え」
 弟子は、師匠がぽかんとしている最中に師匠の前髪をぐっと掴んだ。そして、腕に通していた細い髪ゴムでその髪をくくる。
「わわ、ちょっ……」
「顔を出した方が良いのではないかと前々から思っていたんです。ほら、じっとしてください」
 あたふたとする師匠を無視して、弟子は手際良く師匠の前髪をくくった。
 前髪をくくられてしまった師匠は、落ち着き無く自分の前髪を探す。くくられた前髪を指先でつまんだ。
「……なんだか、視界が明るくなった気が」
「でしょうね。さあ、行きますよ」
 弟子が人混みの方に向かって歩き出したので、師匠もそれを追う。が、弟子の小さな呟きは聞き逃さなかった。
「普段からそうしていたら、マシなのに……」
 素直に本人に言わない弟子に、少しくすぐったさを感じながら師匠は後ろをついて行った。

 それからは、弟子が慣れた具合に市場を回って行った。
 食材や生活用品を買い溜めし、その荷物を師匠に持たせる。現在は服飾店に興味を示しており、師匠は入口付近で佇んでいた。
「ああ、買い物は疲れる」
 師匠は弟子の買い物を待ちながらぼやいた。さすがの弟子も年頃の少女であるために服装に関してはだいぶ興味があるようで、なかなか店から出て来ない。だからと言って、師匠が直々に弟子を迎えに行くのもはばかられた。
 ふぅ、と溜息をつく。人の往来を眺めながら弟子を待つのも少し飽きてきた。
「あのー、すみません」
 そのとき、往来していた人の中から町娘が二、三人程やってきた。師匠は首を傾げる。
「ん、何ですか」
「もしかして今、お暇ですか?」
「暇……に、見える?」
「ええ、十分見えますよー」
 町娘たちはきゃっきゃと笑いながら、チラシを一枚渡してきた。
「あたしたちこのカフェで働いてるんです。暇なら遊びに来てくださいー」
 師匠は訝しげに思いながらチラシを一枚受け取る。すると町娘たちは「絶対に来てくださいね!」と、きゃあきゃあ言いながら去っていった。師匠は相変わらずぽかんとしたままだ。
 チラシを眺めると、市場に沿う商店街に店を構えるカフェの宣伝だった。そこには先程の町娘たちがイラストで描かれている。柔らかいタッチのイラストで、なかなか可愛らしく見える。
「……何見てるんですか」
 そのとき、真横から声が聞こえた。弟子がじろりと師匠を見つめている。師匠は驚いて、思わずチラシを背後に隠してしまった。
「あ、いや……買い物は、終わったのか?」
「はい。終わりました。で、その後ろに隠している物は?」
「関係ない、関係ないんだ。全然」
「関係ないなら私が見ても構いませんよね」
 小柄な弟子は、ひょいっとチラシを奪い取ってしまった。
「へえ、カフェのチラシですか」
「お、おう。さっき、もらった」
「やっぱり前髪上げて正解じゃないですか。さあ、行きましょう」
「……へ?」
 またしても弟子は意気揚々と先頭を歩く。結局師匠はついて行くしかなかった。

 カフェに入ると、先程の町娘たちがいた。町娘たちはこちらの姿を認めると、きゃあとはしゃいで近づいてきた。
「お兄さん、来てくれたんですねー!」
 先頭を歩いていた弟子を差し置いて、町娘たちは師匠に群がる。すっかり放り出された弟子は、少々不機嫌そうな顔をした。
「ささ、お兄さんはこっち!」
「いや、連れがいるんで……」
 師匠はちらっと弟子の方を見た。弟子はとても機嫌を損ねたような顔をしている。
 やばい、と思ったときには、師匠の視界はぐるりと回っていた。
「結構です!」
 弟子は師匠の腕をがっしりと掴んで、先程来た道を戻る。後ろから町娘たちのブーイングが聞こえたが、弟子は完全無視を決め込んで、ずんずん歩く。一方師匠は、腕を引っ張られてわたわたとしていた。
「え、え、なんで怒ってんの?」
 いつの間にか丘の上の古塔に買えるための帰路についていた二人だったが、弟子がぐるんと師匠の方を振り向いた。師匠は危うく弟子にぶつかりそうになったが、弟子の手の方が早かった。弟子は、突然師匠の前髪をがしっと掴んだのだ。そしてそのまま、前髪をくくっていた髪ゴムを引き抜く。栗色の髪の毛が何本か抜き取られた。
 あまりの痛さに声の出ない師匠であったが、弟子の表情を見て動きを止めた。
「お馬鹿なんじゃないですか。女の子に囲まれてデレデレしちゃって……そういう役回りはシャルルだけで十分です」
「ど、どういう……」
 弟子は師匠から腕を放して、もう先を歩き始めている。すっかり訳の分からない師匠は、弟子を呼んだ。
「……エルマ!」
 師匠が名前を呼ぶことは滅多にないが、自分の名前を呼ばれて弟子はすぐに振り返った。少し驚いたように目を見開いている。
 そんな可愛い弟子に、師匠はへらへらと笑った。
「一緒に帰ろう。な?」
 その一言に、弟子はちょっと嫌そうに顔を歪めたが、立ち止まって待ってくれた。師匠はそれが嬉しくて、すぐに弟子を追いかける。
 ずっと側にいさせておくれよ。
 師匠は口の中でもごもごと、言葉にならない言葉を呟いた。



End.


稚拙とは分かっているが。

August 29 [Wed], 2012, 2:04
やあ、皆々様方こんばんは。朱李です。
ぐだぐだと気まぐれに雑文を書きなぐってる次第でございますが、なにぶん集中できない環境下で書いているもんで、全くもって稚拙。
そもそも、設定云々がだいぶ抜けてて読んでも意味不明でございます。だからこその駄文、ですが。
何年お話を書いたところで結局は持ち前のセンスと言いますか、練習すれば磨かれるもののはずが全然上手になりませんね。これが結果です。
そもそもブログに投稿するお話ってこと自体がすでに稚拙すぎる気もしますが、まあ、それもいいでしょう。私は駄文書きなのですから。
しかし、ここに書くべきでないと思いつつもちょっとだけ説明。

駄文の話。
会話文の中でしかお互いの名前を出していないため、なかなか名前が一致しないという問題点。特に、師匠に至ってはシルヴェスターという名前でありながら、一切その名前が出ないと言う始末。名前を設定した意味は、後々苦し紛れに出すとしましょう。
ちなみに、使用人が師匠に対して用いる「メートル」とは、距離のことではありません。日本語で言う「ご主人様」、もしくは英語で言う「マスター」のことです。「メートル」が何語であるかは、使用人の名前「シャルル」からも連想できるようにフランス語です。説明しなかったら何のことやらさっぱりですね。
あと弟子の話。弟子は、もっと快活な少女を連想していたのですが、何故かニコリとも笑わない少女になってしまいました。その理由としては、あえて弟子が笑わないことで師匠とのギャップを強調したいと言う願いがあるのですが、まあ、それも後ほど苦し紛れに書くとしましょう。
とりあえず、この駄文は単なる私の心の器の拠り所でして、妄想の産物と言いますか、とにかく何か書きたいけど何書けば良いのだろうか、ええい、適当に好きなお話を書いてしまえ、というものでございます。
故に設定および話の構成はめちゃくちゃです。一話完結とか言いながら続いちゃってます。
……あと言い忘れていましたが、男女が出てくるお話としては定番中の定番で、弟子と師匠はお互い片思いです。ですが、なんとか両思いにはしないように引っ張ります。両思いになるとつまらなくなるので。
弟子は師匠のことを好いているのは自覚していますが、それがラブであるとは到底思っていませんし、言動にも決して出しません。それというのも、師匠を心の奥底で強く尊敬しているため、その思いと混ざってしまっていると思っているからです。
一方師匠に至っては、弟子のことは好きで好きでたまりませんが、それが恋と言う名のつく感情であるなんて全く思いもしません。無論、師匠にも恋をした経験があるでしょうが、弟子に対してそのような感情を抱くとは考えていないのです。しかも、上手く弟子に好きという気持ちをかわされているため、若干諦めの感情も入り交じっています。
蚊帳の外と思われがちな使用人に至っては、そんな不器用な二人を見守る保護者的な立場に立ってもらってます。三人の中で一番経験も豊かで恋多き美青年である故に、一番状況理解が早く、どんな場面にも対応します。とはいえ、弟子に関してはやはり魅力的な女性であると認識しているため何度かアプローチを試みますが、全く上手くいかないのが使用人にとっては自信消失の原因になっています。言わば、苦労人です。

長々と意味不明なことを書きました。申し訳ないです。
まあ、そんなわけで、これにて以上。

風花ラプソディ。2

August 28 [Tue], 2012, 18:23
Io sono felice.
(俺は幸せだ。)



02:Felicita(幸せ)



「市場に行ってきます」
 弟子の言葉に、書を読んでいた師匠は顔を上げる。
「え、なんで?」
「なんでって、足りない物があるからです。弟子だって買い物したい時もあります」
 しっかりと外行き用のワンピースを着込んだ弟子は、ショルダーバッグを片手に師匠の部屋を出ようとする。師匠は慌てて、そんな弟子のワンピースの裾を掴んだ。
「いやいや、待て」
「なんですか? シャルルを待たせてるんですけど」
「あの軟派男と市場に行くのかっ。許せん」
「軟派って……私一人で市場に行かせるのを師匠が嫌がるから、使用人のシャルルをお借りするんでしょう?」
 師匠の手元をすり抜けて、弟子はスカートを翻した。が、師匠は諦め悪く弟子の肩を掴む。
「我が弟子よ、君は分かってない。君は箱入り娘だから知らんのだろうが、市場にはな、大変危険なものがゴロゴロと潜んでいるんだ」
「でも今までも何度か、シャルルと買い物に行きましたが」
「え、知らない」
「そりゃ、師匠が寝ている最中に行きましたので。本日言ったのは、後で師匠がピーピーうるさいのはご勘弁願いたいだけです」
 師匠の手を肩に置いたまま、弟子は階段を下り始める。師匠もその後ろをついていった。
「でも、やっぱり君を一人で市場に行かせるのは……いや、もちろん、シャルルと二人でも……」
「ならば、師匠が来てくださいますか?」
 特に感情のこもらない弟子の言葉に、師匠は一瞬黙って、それからかぁっと頬を赤くした。ばっと弟子の肩から手を離す。
「そ、それではデートになってしまうだろう!」
「あれ、メートルも行くんですか?」
 応接間まで下りてきたことに気が付かなかった師匠は、玄関扉の前で弟子を待っていた使用人の声ではっとした。そして、さらに顔を赤くする。
「シャルル! 君は外出禁止だ!」
「えー、なんでですかっ」
「俺が、代わりに行くから!」
 焦ってそう大声でまくしたてた師匠に、さすがの弟子もびっくりして振り返った。使用人に至っては、目を点にしている。
 驚ききった弟子は、恐る恐るという具合に師匠に尋ねた。
「ほ、本気で言ってるんですか? あの、外嫌いの師匠が?」
「おう。俺だってかつては外に出ていたときもあった。それに、シャルルと二人で行かせるくらいなら俺が行くさ」
 師匠は使用人をキッと睨む。
「だから、シャルルは留守番。異論は認めんよ」
「異論なんて言うつもりないですけど……若干下心が露呈してませんか、メートル」
 使用人は、師匠の珍しい言動に思わずにやりと笑いながら、自分の身につけていたストールを師匠の首に引っ掛けた。
「そんな格好じゃあ、エルマに恥をかかせるだけですよ」
 師匠の姿は寝起きのままと同じだった。くしゃくしゃのTシャツに、ダメージのきついジーパン姿、加えていつものぼさぼさモップヘアに無精髭。使用人の身につけていた水色のストールを首に巻いてもらい、少しだけその姿もマシになった。
 にやにやと笑う使用人に少しぎこちない仕草を見せながら、師匠は弟子を見下ろした。弟子はニコリとも笑ってないが、
「行きましょう。師匠」
 振り向き様にそう呟いた弟子に、師匠はへらへらとだらしない笑顔を返した。



To be Continued...



プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:朱李
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:3月5日
  • アイコン画像 職業:大学生・大学院生
読者になる
2012年09月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最新コメント
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/shurisoki/index1_0.rdf