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地球間ハイウェイ / 2004年06月24日(木)
地球間ハイウェイ DOWN THE BRIGHT WAY
(Robert Reed著 伊藤典夫訳 早川文庫)

SFです。本格SFかな。
「巡りびと」たちは「輝き」を辿って「創建者」を求めてたくさん(何万もの!)のパラレルな地球を通り過ぎてゆく。かつて輝きに至る「門」を最初に発見した「見者」の地球を中心として両方向へ。しかしその旅は〜…とネタバレしない程度のストーリー紹介はこの程度。
元々、他のジャンルの小説に比べて圧倒的にSFを読む機会が多い(平たく言えば好きなのです)のですが、ここ最近はフツウの翻訳文学を読んでいました。そのせいか分かりませんが、最初に読んだ時に「えらい文章が下手だな…」と思ったのが正直なところ。訳者の人はSF翻訳界ではメジャーなので、今までにも同じ方の訳を読んだ事はありましたが、そんなに読み辛さを感じた事はなかったので…多分、原文も少々難があるんじゃないかしら、と。最初の感想はネガティブでした。
読了後…うーん…物足りない。これからも同じ作者の作品が出たら手に取ろうかな、とはあまり思えませんでした。(申し訳ないですが)
扱ってるネタは面白いと思います。パラレルワールド、という発想自体は手垢のついた物ですが、その発想の利用の仕方は面白い。
物足りなさを覚えた1は、本格SFだろうと思われるのにテクノロジーに関する言及が全くない点。おかげで話のリアリティが希薄。数多の地球を繋ぐ「輝き」や「門」の動く仕組みについてははっきりと物語中で「分からない」と語られてます。
2は、キャラクタにかんして。元々SFはキャラクタを描けていない、と良く言われますが。物語の構成として、チャプターごとに語り手を替えていく、という形式をとっているのですが、本来ならそれぞれの人物にスポットライトがあたる書き方であるはずなのに、キャラクタの存在が希薄。特にある「巡りびと」の心理について、もっとちゃんと読みたかった。行動理由(心理?)が分からないので「どうしてそこでそう?」と思わずにいられませんでした。
最後に提示された解決方法もちょっと弱いしな。
ただ、これは訳者の方の後書きにもありますが、読後感はスッキリしてます。弱さや愚かさ、誤りを認めた上で前向きに、という。一歩間違えれば説教臭いですが、それもないです。

しかし、発表後10年経って翻訳…やっぱり英語なんとかして原文読んだ方がいいんだろうなあ。
 
   
Posted at 02:37/ この記事のURL
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ガープの世界 / 2004年06月18日(金)
ガープの世界
(J・アーヴィング著 筒井正明訳 新潮文庫)

仕事場の側の良く利用する○善ブックメイトに最近平積みになっていて気になったので、つい、Amazonで先日購入してみました。
ずいぶんと昔、映画を見た事がある。
ストーリーは覚えてないな、と思っていたのですが、案外エピソードの一つ一つが記憶に残っている事を確認しながら読みました。(かといって以前見た映画に特別感銘を受けた印象もないが)
物語は充分悲劇的ですが、皮肉なユーモアが根底にあるせいか、話を読んだ印象は特に暗くはない。ただし、皮肉さの中に時々感情をむき出しにしたようなフレーズが垣間見えて、メロドラマの要素に弱い(そして涙もろい)自分としては、ちょっと、う、とくるところもありました。(単純だからね)
名作とされているだけあって、筋立てだとか、構成だとか、充分に面白かったです。ちょっと「ひきがえる」の登場が唐突だったかな、との気がしましたが。家族が事故を気にひきがえる=死の存在を強く感じることになった、という事なのかなあ。確かにこのエピソードの前と後ろ(文庫で読んだので、ほぼ上・下の途切れる辺りになっている)で話のトーンがずいぶん変わるように思えます。
ところで現代アメリカ文学の旗手の一人とされるだけあって(というべきか?)、なんとなく、カート・ヴォネガットを思い出すなあ、と思いつつ読みました。(ヴォネガットはかなり好きな作家です) 今更ですが、アーヴィングも読んでみよう、などと思いました。手に入るのかどうか、分かりませんけど。
 
   
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オープニング/概要 / 2004年06月18日(金)
日々、読む本について。
備忘録代わりに。
 
   
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