さよならのきせつ、むしのこえ。

August 27 [Mon], 2012, 19:02

さよならを言ったのはわたしの方だけれど、
わたしもしっかり失恋していて
まいにちすうすうしている。
すうすうしていて、かるい。

かなしいのは
彼を失ったことではなくて
彼をすきだと思っていたわたしを失ってしまったことだ。

たのしかった2人、の片方だったわたし。

時間の経過に従って自然に忘れていく、その健全さに気が咎める。

いつまでもいとおしい人に変わりはないけれど、
それは例えばプールの後の眠気とか、身体になじんだパーカーとか、角が丸くなった羽子板とか
懐かしくて安心するものに対する感覚と似ている。

でも
さよならをすることには肯定的なんだな、とおもう。
なんとなく清潔で穏やかなものだと。

(無題)

June 08 [Fri], 2012, 14:00

冷蔵庫あけたら
スーパーのカツ弁当があった
きのうのわたしの夕飯用だったらしい
(わたしはきのう外食だった)

まあ昼時だし、たべるか

そのまま食べるよりは、とおもって、卵とじにした。

料理は、ふだんあまりしないから
いまだにすこしウキウキする。

玉ねぎきって。
おしょうゆ、おさとう、おさけで煮込んで。


で、いざ食べようとおもったときに
ぜんぜんこんなものたべたくなかった、
と気づいて
びっくりした。

ほんとうは、
きょうは夏みたいだったから、おそうめんでも茹でようかとおもっていたのに。

ほかほか湯気がたっていて、七味と刻み海苔がかかった、卵とじのカツ丼。
こんなのぜんぜんたべたくない。

のろのろと口に運んだけど、かなしくなって
半分くらい、捨てた。

(わたしは、料理を残す、ということを軽蔑しているのに)

そのまま、
ほとんど泣きそうなくらい腹をたてながら
食器や包丁なんかをわしゃわしゃ洗って
煙草を一本吸って、
きもちをおちつかせて、
いまにいたるわけだけど。

よくあるのだ、こうゆうことが。

勝手になにかを思い込んで、勝手に裏切られて、勝手に腹立たしく、かなしくなる。

今回は
母がリビングにいて
ちょっと食べたい、といったから、よそってあげたのだけど
彼女が言った
「あら、おいしいわよ」
が決定的なとどめだった。



ささいなことで、すぐにささくれだつ。
心がしわしわになる。
途方もなく。
なんにも上手くできない、不機嫌な子供みたいに。
ほんとうに、収拾がつかない。


はあ。

ちょっとおちついてきた。
ほんと、だめだなあ、わたしは。




おはよう

June 04 [Mon], 2012, 8:38

うすあおい、空


忘れることはひとつになること


ゆったりと、すこしずつ

だいじょうぶ。

あめのはなし。

June 04 [Mon], 2012, 0:53

ああ

さよならしちゃった

「足りなかったもの、ぜんぶわたしがあげるね」
って
約束したのに。
さよならしちゃった。


謝っても謝っても、足りない







はじまりから、わたしたちはぴったりきていたなあ
戸惑って、怖がって、試して、傷つけあっていたけど
おたがいが考えていることが、すんなりとわかっちゃうから
なにをやっても
あなたを必要としているよ、っていうひとつの証明にしかならなくて
それはとても幸福なことだった。


しあわせだったのに、
頭では離れることばかりかんがえて
それでも離れられなかったのは
なんでだろう


大切に、大切にしたかったなあ
傷つかないように、守ってあげたかった、
わたしには無理なことだったかもしれないけれど、
わたしにはそういう力があると信じたかったし、信じさせてくれてた


楽しむことが上手で、悲しむのも上手、
信用されることが苦手だった。
よくたべて、よくのんで、よくねむって。
欲求に正直で、嘘をつくのが癖。
とても優しいひとだった。


たとえば誰かが彼の不幸を願っていても、
わたしは億面もなく、幸せになってほしいと願う
出来る事なら、彼の心のよりどころになりたかった、これからさきも。
帰るべき場所、あたたかくてやわらかくて、
たとえば、羊水、みたいな。


だったら隣にいればよかったのにね。
わたしはそう何度もおもうけど。

なにかが損なわれてしまったら、もうもどらない
綻びは、無視できてしまうほど小さなものだったのに、
ああ、これはいけない、とおもってしまった
いつもなら、なかったことにできるのに。
その日はできなかった
理由は、それだけ。







約束、守れなくてごめんなさい
そう言ったら
「そんなこと言ってくれたひとは初めてだったから、いいんだよ」
って返ってきた。
(それもまた嘘かもしれないけれど)

そんなの、ぜんぜん、よくない、とおもった
そんなの、意味ない、って。
でもそう言わせてるのはわたしなんだなっておもうと
かなしみでいっぱいになって、
こんなはずじゃなかったのにね、なんて間抜けなこと言ってみたりして
どうしていいかわからなくなった。


どうしようもなくなった末に、初めてたくさん泣いてしまって、
こんなの最悪、最低だ、と自己嫌悪していたら
彼はすこしだけ困った顔で、からから笑いながら、涙と鼻水をぐいぐい拭いてくれた

わたしは図々しくもなんだかしあわせなきもちになってしまって、
ああもっと、こんなふうに泣いたりすればよかったな、って火照ったあたまでかんがえてた。







すべての情景が、まだ鮮明にある。
いつまで残ってくれるんだろう
忘れてしまうことはこわい。
忘れられることは平気と思えるのに、へんなの。


鮮やかに残るのは、雨の音と匂い。

二人にとって大事なときは、なぜだかいつも雨がふっていたの
いつのまにか、雨はわたしの味方、とても親しげな存在になった


初めて彼の弱さを知ったときも、漫画みたいな土砂降りだった。
わたしの心が荒れて、理不尽なやつあたりしたときも雨だったし、
そのあと仲直りの電話をしているときも雨がふってた。
外でデートしていても、雨がおおくて。

雨女と嘘つき男、邦画のタイトルみたい、なんて笑いながら。
彼の部屋のなかで、雨のおとを聴いているのがすきだった。


だから
さよなら、をした直後に
ぽつぽつと雨がふりだしたときは
あまりにも運命的で小説的で
思わずすこし笑っちゃった。

いつもそうするみたいに
「あめあめー」ってちっちゃい声でうたった。


きっと
雨のたびに思いだすなあ

これから梅雨だっていうのに。たいへん。







別れたときに、魂の欠片もってかれた、とおもったの
おおげさだけれど、その時、ほんとうにそうおもった

彼といたときのわたしと、いまのわたしは、もう別人
良い意味でも悪い意味でもなく、単純な事実として。


ぴったりと溶接されていたから、一部が剥がれて失くなっちゃったのね
そのかわり、彼の一部をわたしは持ってる、たぶん。

わたしの一部は彼のなかでこれから死ぬし
彼の一部はわたしのなかで死ぬんだわ、きっと

長いじかんいっしょにいたから
きっとおなじくらいの時間をかけて、しんでいくのでしょう



ああ、そうかんがえれば
忘れていく事は自然の摂理ね
しょうがないわ、とおもえる
かなしいけれど。


かなしむときは、「さあ、かなしもう」と意志をもって、上手くやりすごすこと
たのしむときは、なにもかも手放しでたのしむこと


これから彼なしで
どうにかやっていかなくちゃ。

まだこんなにも、おそらく愛しているけれど。
それでも大きな流れに身を任せれば、どうにかなっていくでしょう。
「体は借り物」らしいから。
必要があれば、いつかきっと巡るのでしょう。







さよなら。
さよなら。
ごめんね。
どうか、げんきで。










...

January 22 [Sat], 2011, 2:56

あまりにも
はけぐちがなくてどうしようもない
ので
ここに書いてみる



心が分裂していて
そんなのいつもそうなんだけど
最近はほんと
どうしていいのかわからないほど

一分ごとに心の様相がかわるので
とてもとても疲れる。


安定していたいのに、
きっと彼じゃそれはかなわない


わたしはもともと
楽しいことがすきな人間で
よくしゃべってよくわらう
そういうひとだったはずなのに。


言葉を溜め込んで、低燃費で生きるいまの状態が
はたしていいものなのか
そしてそれは
リラックスだとか、信頼だとか
善良なものが原因としてあるのか
わからない、なあ



思うことがあっても
言ったあとのことがすぐわかってしまって
それはわたしを悲しくさせるから
口にださずにおわってしまう

もしくは
どう伝えても伝わらないきがして
表現の仕方がまったくわからなくなって
何もいえなくなる



そうゆうところを
治したほうがいいって言うけど
わたしは昔からこうだったわけではないわ
(もちろんこういう一面は持ち合わせていたけれど)

あなたが現れてから、わたしは黙ってしまうようになったの
と言ったら
きっと彼は
わけがわからない、という顔をするんだろう



あまりにも直接的で
ダイレクトなコミュニケーションの取り方は
今までのわたしの人生とは
とてもかけ離れたもので
うまくなじめない。


出会ったはじめは
あんなにもぴったりとしていたのに。



会っているときは強くつながるのに
すこしでも離れると ぷつん と切れてしまう糸


どちらに原因があるか ではなく
どのように改善できるか ではなく
いつ限界であることを認めるか が問題



かろうじてつながれているのは
わたしも彼もさびしがりやで
今は寄りそえるのがお互いしかいないから



かなしいけれど、たぶんそれがほんとうのこと



彼との愛はすばらしくてだいすきだけど
その他すべてのことを捨てられるほど
そしてその穴を埋められるほど
わたしにとって強いものではない

彼にとってはそれほどに強いのかもしれないけど

それは互いの愛が足りないんじゃなくて
単純に価値観の違い
生き方や、感受性の違い。
すごく単純だけど致命的な。



ああ
まるで
答えはすでに出ているのに
悪あがきをしているみたい。


わたしは自らの手で
大切なものを切り離そうとしているのかもしれない
それによって自分を守ろうとしているのかもしれない



それが大きな傷を残す過ちなのか
救いになる賢明な判断なのか
そんなのいまはわかるわけもないわ