JAL,ワンワールド残留決定。
2010年02月09日 JAL、アメリカン航空との提携強化を決定、独禁法適用免除を申請へ
http://press.jal.co.jp/ja/release/201002/001457.html
2010年2月9日 アメリカン航空CEO、ジェラルド・アーピィー
日本航空のワンワールドとの提携維持決定に対してコメントを発表
両社の緊密な協働により、消費者、日本国、日本航空に今後さらなる便益
http://www.americanairlines.jp/intl/jp/aboutUs/pr20100209.jsp
ほっとした,という言い方をすると大げさかもしれないけど,よかったよ。
デルタに傾いている,というニュースを聞いたときはもうダメかと思ったけど,ここにきて
変わったようですね。
個人的に思っていた,デルタおよびアメリカンと組む際のメリットデメリットは,こんな感じでした:
<妄想>
【デルタと組むメリット・デメリット】
旧ノースウェストが以遠権を利用してアジアに多く路線を持つことを考えると,デルタと組んで
コードシェアを図ることで自社海外(不採算)路線を減らせる。
が,これはつまり,北米とアジアではJAL自身が運航する路線が大幅に減る可能性があることを
意味する。
デルタとJALの就航都市で被っているところは,
・アメリカ → ニューヨーク,ロサンゼルス,サンフランシスコ,ホノルル,
・アジア → ソウル,釜山,香港,台北,シンガポール,バンコク,マニラ,北京,上海。
極端な場合,これらの都市からJALが直接の運航を撤退することになる。
明らかなデメリットは,アライアンスを変わらなければいけないので,コードシェアの全面的な
見直し,予約システムやマイレージプログラムの全面更新,よく言われていたアライアンス
脱退による違約金,そしてインフラの再編成(ターミナル変更)など。
これらを考えると,いくらデルタと組んで収益があがったとしても,
1. JALの国際線でのプレゼンスの低下
2. アライアンス変更による大規模なシステムの変更にかかる莫大な時間および費用
に引きずられてそんなにメリットがないのでは? と思っていた。
前者については,最高経営責任者の稲森さんが 「国際線のないJALは考えられない」 と
言っていたのが思い出されますが,少しはこういう意味も含まれていたのでしょうか。。
【アメリカンと組む(=現状維持)のメリット・デメリット】
現状維持なので,画期的な変革ができないのがメリットでありデメリットでもある。
てか,CX,BA,QFが今頃になって支援計画とか言ってるけど,なんでもっと早くやらなかった
のよ,ということのみです。。
AAは太平洋線がそんなに強いとは言えないし,BAも東京便は減便中。
でも,そんな中でできるだけコードシェアしていくことになるんだろうなぁ。
北米線はAAの運航をメインにして,ニューヨーク以遠のサンパウロ線とバンクーバー以遠の
メキシコシティ線を,ダラス・ニューヨーク・ロサンゼルスのAA乗り継ぎ便に振り替えるとか。
夏期にJALが増便するロンドン行きを,運休しているBA(7/8便)を復活させてコードシェアで
運航するとか。
そもそもBAの東京ロンドン線(5/6便)ってJLとコードシェアじゃないんですよね。なんでだろう…。
CXとは香港便と南アジア路線で,QFとはもちろんオーストラリア路線で連携して,自社運航の
便数を減らすとかでしょうか。
まぁ,ただやみくもに路線を減らすわけではなく,採算がそれほど取れない路線を削っていく
ということなんでしょうけれど,ワンワールドの枠組みの中では路線を削るのが簡単ではないから
デルタとの提携という話しが出てきたわけですよね。
また,不採算路線は国内のほうが問題が多そう(な気がする。離島への便とか)なので,
国際線はあくまで氷山の一角,なのかもしれない。
<妄想おわり>
結果的に見ると,上の妄想はあながち的外れではなかった,ということでしょうか。
今後どうなるか見ものです。。
JALのヨーロッパサイトでも4月1日からの航空券を予約できるようになりました。
もしJALがワンワールド脱退するということであれば,一時帰国の際には香港経由(CX)を視野に
入れる必要が出てきていたところだったので,良かったです。。