★村上春樹訳/J.D.サリンジャー著キャッチャー・イン・ザ・ライ感想★

2010年08月07日(土) 23時25分
J.D.サリンジャーの青春文学『ライ麦畑でつまかえて』の
村上春樹新訳版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読みました。




<あらすじ・ストーリー>

舞台は第二次世界大戦後のアメリカ・ニューヨーク。

主人公:ホールデン・コールフィールドは
思慮深く臆病な反面、攻撃的で反抗的な性格の16歳。
重度のへヴィースモーカーで無神論者でもある。

家族は、厳格な父と神経質な性格の母、
小説家の兄:DB、快活な妹:フィービー、今は亡き弟:アリー。

クリスマスを間近に控えたある冬の日、
ホールデンは成績不振を理由に高校を退学させられる。

寮を飛び出したホールデンが人間関係に悩み傷つきながら
実家に帰るまで放浪する3日間を独白形式で綴った物語。



<感想・レビュー>

この作品に興味を持ったキッカケは
テレビアニメ『攻殻機動隊』第一期のメインストーリー
笑い男事件』で大きく取り扱われていたから。

難しかったら途中でやめればいいやー、
ぐらいの軽い気持ちで気持ちで読み始めました。

これがすごく面白い!

くだけた語り口調で書かれた一連の物語は
大きな山場もクライマックスも衝撃のラストもないけれど、
十代ならではの破壊的な思考のようなものが
ひしひしと伝わってきて、一気に読めました。

自分もホールデンのように人間不信気味で
堕落的な思考の時期があったので、かなり感情移入してしまった…。
「こういう時期ってあるよねー」みたいな。

それでも読後は何故か清々しく感じられました。
今の自分はホールデンのようにはならない(と信じたいw)
と思っているからかな?


良く言えば「アイデンティティを求める若者を描いた青春文学」。
悪く言えば「ニコチン中毒の高二病を描いた痛いパンク小説」。

まさに、若者の為の小説です。
やや性的・暴力的な描写があるので、個人的には17歳以上推進。
十代後半〜二十代前半向けかな?
中学生以下にはあんまり読ませたくないです。

実際に十代の子供を持つ親である人や、
十代の頃に悩みやコンプレックスを抱いた事のない人
(そんな人いるんだろうか?)には不向き。
鬱々とした主人公の事がうざったく感じるでしょう。
また、かなり攻撃的でメンタルな内容でもあるので、
現実とフィクションの区別が出来ない人は読んではいけません。
事実、歴史上の重要人物を殺害した人も読んでいたらしいし。
世界的に発禁扱いされるのも頷ける(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン


ちなみに村上春樹氏に関しては私は全く知らないので、
訳が良いとか悪いとかはわかりません。
とりあえず「非常に読みやすかった」とだけ。
若いうちに読んで良かったです。

★夏休み子供図書『宇宙に秘められた謎』感想★

2010年07月19日(月) 23時09分
ホーキング博士のスペース・アドベンチャー第二段
宇宙に秘められた謎』の感想です。



<ストーリー・あらすじ>

イギリスの理論物理学者:スティーヴン・ホーキング博士と、
娘のルーシー・ホーキング女史による
児童向けSFファンタジー小説
第一巻『宇宙への秘密の鍵』の続編です。
一作目のあらすじ&感想はコチラ



主人公:ジョージ・グリンビーはロンドンに住む科学好きな小学生。
親友である元気な少女:アニー・ベリスと、
彼女の父親で天才科学者:エリック・ベリス
宇宙に関する調査・議論を交わす楽しい日々を過ごしていた。

ところが、エリックが国際宇宙機関で働く事になり、
アニーとエリックはアメリカに引越してしまう。

ある日、退屈で寂しい毎日を過ごしていたジョージの元に
アニーから「宇宙への冒険に行くから、アメリカに来て」というメールが。

アメリカに渡ったジョージは、アニーから
「宇宙人から極秘メッセージを受け取ったから一緒に宇宙へ行こう」
と打ち明けられる。

更に、エリックが開発に携わっている火星探査機:ホーマーが
奇妙な動きを見せていた。

コンピューターオタクの少年:エメットの力を借りて
天才コンピューター:コスモスを修理したジョージとアニーは、
宇宙人の秘密を解き、地球を守る為、再び宇宙へ旅立つ。



<感想・レビュー>

太陽系全般と彗星やブラックホールが
メインテーマだった第一巻に引き続き、
今回は宇宙人・エイリアン・地球外生命体が主題です。

宇宙人!
みんな興味あるでしょ?
もちろんあるよね!^^

本書では「宇宙人(地球外生命体)はいるのか?」
という誰もが抱く疑問を科学的に解説。
生命が生き延び、進化する為に必要な条件や、
宇宙人と交信・交流する方法を書いたコラムは
非常に興味深かったです。
漫画や映画の中だけのフィクションだと思うなかれ!
宇宙人はすぐそばまで来ているかもしれないよ!


新キャラのエメットは、眼鏡&運動音痴&ちょっと陰気
という絵に描いたようなオタクタイプで、
ごく普通の男の子・ジョージおてんばなヒロイン・アニーと好相性!
やっぱ冒険物語の主役はトリオが良いよね〜。

復活したコスモスがギャル男風口調になっていたのはちょっと笑ったw
同じくギャル言葉で会話するアニーが面白い。
コスモス可愛いよコスモス。

更に、ラストでは第一巻にも登場した例のあの人(笑)も登場。
まさかあんなところで再会するなんて、驚きました。


ストーリー自体は子供向けのシンプルな物語なので
設定もかなり無茶苦茶(笑)。
ご都合主義なのは児童書だからですよ。よ。

一応、小学校高学年以上対象。
夏休みの読書感想文にも最適かと。
柔らかくてテンポの良い文章で書かれているので、
科学や天文学に詳しくなくても大丈夫です。

冒険物語が好きな人、SF初心者の人、はやぶさたんに萌えた人、
宇宙に興味があるけどなんとなくとっつきにくい…
と思っている人は是非。
勉強になりますよ!

★ジーン・ウェブスター著/あしながおじさん感想文★

2010年05月30日(日) 0時44分
ジーン・ウェブスター女史による少女向け児童文学
あしながおじさん』(新潮文庫版)を読みました。



<ストーリー・物語あらすじ>

主人公:ジルーシャ・アボット
お茶目で快活なしっかり者の17歳。
孤児院で子供達の面倒を見ながら暮らしている。

ある日、ジルーシャを作家にする為、
大学に入れてくれるという謎の紳士が現れる。
条件は、月に一回、学生生活の様子を綴った手紙を送る事だけ。

ジルーシャは名前も素性も明かさないその紳士を
あしながおじさん」と名付け、好意に応えて大学に入学。
日常の出来事を楽しい挿絵付きの手紙を送り続ける。

あしながおじさんの正体とは?



<感想・レビュー>

一年以上前に購入したきり、
本棚の上に積んでいた本です^^;
最近暇だったので一気に読みました。
大きなネタバレしない程度に書きますね。

この作品は、世界中の乙女たちに
自信を持ってオススメ出来る、
少女小説の決定版です!



女子大の友達と楽しいおしゃべり
暖かい食事と綺麗な洋服と
素敵なインテリアに囲まれる喜び
大学の勉学や読書で得る知識
体育大会やクラブ活動での感動
そして、大好きな「おじ様」を想う時。

ジルーシャの心はいつも眩しく
キラキラ輝いていて、幸福で溢れています。

羨ましいですね。
私もジルーシャのように強い意志
笑顔が素敵な女の子になりたいです。


12歳〜18歳くらいの女の子は是非読むべし。
「こんな素敵な学校生活を送りたいなぁ」
「こんな楽しい友達が欲しいなぁ」
と思う事うけあい!
文章が喋り言葉調(お嬢さん語?)なので、
読書慣れしていなくても軽い気持ちで読めると思います。

純粋でピュアで若々しい感性を持っている女性なら、
ティーンエージャーでなくとも楽しめるはず。
いつまでも少女の心を持ち続けているそこの貴女!
是非手にとって見て下さいましね。


残念ながら、この作品は男性には不向きです。
新しいドレスに胸躍らせるなどは女性特有の行動ですからね。
読んでも意味が解らないと思います。


あしながおじさんは誰なのか…?
フラグがあちこちに立っているので、
読み進めて行くうちに予想出来ます。

ラスト。
ジルーシャが「あしながおじさん」に初めて会うシーンは
少女漫画のようなロマンチックな文章で効果的に書かれており、
鮮明な映像となって心に浮かび上がりました。
本当に感動的な、素敵なハッピーエンディングです。


今後、二人はどうなっていくのか…
を考えるのも悪くないけど、今は先の事は考えずに、
この花のように可憐で愛らしい手紙を読み返す事といたしましょう。
いつまでも、お幸せに………。

★ハリー・ポッターと死の秘宝ネタバレ感想レビュー★

2009年09月28日(月) 0時17分
ハリポタシリーズ第7巻
ハリーポッターと死の秘宝
原作小説版やっと読み終わりました!



<あらすじ・ストーリー>

主人公:ハリー・ポッターはダーズリー一家と別れ、
宿敵:ヴォルデモートから姿を隠す為、
不死鳥の騎士団の仲間と共に隠れ穴に避難する。

しかし、ヴォルデモートを滅ぼす唯一の方法である
分霊箱(ホークラックス)を破壊する為に学校には行かず、
親友のロン・ウィーズリー
ハーマイオニー・グレンジャーと共に旅に出る。

困難な旅の中で仲間割れが起き、苛立ったハリー
謎の遺言や中途半端なヒントしか残してくれなかった
アルバス・ダンブルドア校長に対して疑念と不信感を強めていく。

ハリーは、次々に起こる仲間の死に耐えながらも、
ダンブルドア過去や、スネイプ正体と学生時代、
死の秘宝の秘密、分霊箱のありか等、真実を解き明かしながら、
ヴォルデモートとの最終決戦に備え準備を進めていく。



<感想・レビュー>

以下激しくネタバレです。
映画公開まで内容を知りたくない人は注意。



…終わった…。
ついに終わった…。
約9年間かけて読んだ作品が…。
私が生まれて初めて読んだ長編小説が…。
私の人生を少なからず変えた作品が…。

本を閉じた後、完結した事が信じられなくて
しばらく呆然としてしまいました。

その後じわじわと湧き上がるこの感情は何?
この、胸にぽっかり穴が開いたような…。
……ああ…、これが喪失感か。

喪失感に浸る事約3時間。
ようやく、終わってしまったんだと実感が湧くのでした。

だいぶ冷静になったので
順番に感想書きます。(`・ω・´)シャキーン
長文です。
折りたたみます。
興味ある人は、

★映画の前に原作小説ハリー・ポッターと謎のプリンス★

2009年07月07日(火) 23時49分
ハリポタシリーズ第6巻
ハリーポッターと謎のプリンス
の原作小説読み終わりました!



数年前の発売日に予約して買ったものの、
長い間読まずに放置していました(><)
リア充になると本が読めなくなって駄目ですねorz
映画公開が近いので焦って読み始めたであります。



<ストーリー・あらすじ>

主人公:ハリー・ポッターは、ダンブルドア校長に導かれ、
親友:ロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャー
ロンの妹:ジニー・ウィーズリーらと共に
ロンの家:隠れ穴で夏休みを過ごす。

新学期準備の為、魔法界の商店街:ダイアゴン横丁に向かった彼らは、
ハリーのライバル的存在:ドラコ・マルフォイに出くわす。
闇の魔術の商店街:ノクターン横丁に入ったマルフォイは、
ボージンアンドバークスの店主に、「何か」の修理方法を教えろ、
そして「何か」を保管しておくようにと告げて去る。
ハリーマルフォイが死喰い人で、学校で「何か」を使って
ヴォルデモートに関する悪事を行うのではないかと疑いはじめる。

ホグワーツ魔法魔術学校では、
「魔法薬学」をダンブルドア校長の同僚である
ホラス・スラグホーンが担当する事になっていた。
ハリースラグホーン先生から借りた魔法薬学の教科書には
「半純血のプリンス」という名前が書かれており、
魔法薬の作り方や彼が発明した闇の呪文が多く示されていた。

一方、闇の帝王:ヴォルデモートとの
最終決戦が迫っている事を知っているダンブルドア校長は、
時折ハリーと個人授業と称する冒険の旅に出向いた。
二人は憂いの篩を使って、ヴォルデモートの母親の記憶、
孤児院で過ごした幼少時代、ホグワーツでの怪しい言動など、
ヴォルデモートの過去の記憶を読み解き、
ヴォルデモートの生い立ちと弱点を探していく。

そんな中ホグワーツではロマンスが訪れ、学校全体が恋愛ムードに。
ハリーは日に日にジニーを意識していくようになり、
ロンは同級生:ラベンダー・ブラウンと付き合い始める。

しかし幸福な時はつかの間、ハリーダンブルドアと共に、
ヴォルデモートが隠した重要な魔法物を破壊する旅に出るが…。




<感想・レビュー>

ネタバレだらけなので、映画版のみを
楽しみたいという人は注意です!




序盤から主人公大移動のスピーディーな展開です。
前の『不死鳥の騎士団』ではなかなか物語が進まなくて
ハリー同様イライラさせられましたが、
今回はそういう「焦らし」がなくて、ぱぱっと読めますね。

新キャラ:スラグホーン先生は良くも無く悪くも無い人。
周囲の人の能力や才能を瞬時に感じ取り、
自分を優位にしてくれそうな人材ならキープ
だめっぽかったらにこやかにスルー
こういう大人っていそうですよね〜。
私は好きでも嫌いでもないです。

今回もレイブンクローの不思議ちゃん:ルーナ・ラブグッドには
笑わせられました。発言がいちいち可愛い。
「闇の魔術と歯槽膿漏を組み合わせた陰謀」
って…なんじゃそりゃw

ビルフラー結婚するのかー。
美男美女って感じで良いカップルかもね。
ビルにベタ惚れのフラー萌えー。

ところでジニーって何であんなにモテるの!?
そんなに美人でもないだろうに(失礼)。
私には、明るくてユーモアがあって
楽しい女の子という印象しかないんだが…。
それがいいのか?

ハリーダンブルドアの洞窟での
冒険シーンはドキドキの連続でした。
沈黙の湖も不気味だし、迫り来る亡者は軽くホラー。
映画ではどんな映像になるのか楽しみです。

謎のプリンスの正体がスネイプだって事は
読んでいてなんとなく予想出来たので、
特に驚きはしませんでした。
なかなか秘密が明かされなかったので、
既に登場しているキャラだろうな、と。

ダンブルドアを前に怖気ずく
マルフォイ可愛かった〜(´∀`*)
じゃなかった、ちょっとかわいそうだった〜(´∀`;)

そして…そして…!
校長が……
ダンブルドアが死んでしまったぁあぁあああぁ!
しかもスネイプに殺されるなんて!
まさか!そんな!
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
ショック過ぎるだろ…。

死ぬ間際のダンブルドアの台詞が
ハリーの両親の様子と重なって、
なんだかとても辛かったです。
命乞いをしながら死ぬなんて…(´゚_゚`)


これからハリーはどうするのさ。
騎士団はどうなっちゃうのさ。
スネイプはどっちの味方なのさ。
数年前から金庫にしまってある
ラストシーンはどんななんだ…!

映画版見終わったら7巻も読もうと思います(`・ω・´)シャキーン

★梨木香歩著/西の魔女が死んだ★

2008年09月08日(月) 23時26分
土日は連日120Hit突破出来ました!
沢山のアクセス本当にどうもありがとうございます!
ヽ(≧□≦)人(≧∀≦)人(≧▽≦)人



劇場公開もされたベストセラー小説
西の魔女が死んだ』の原作を読みました。


映画『西の魔女が死んだ』公式サイト



<ストーリー・あらすじ>

主人公:まいは真面目で感受性が強い
中学一年生のクォーター少女。
ある日からどうしても学校に足が向かなくなってしまった
まいは、両親のすすめでイギリス人である
祖母の家で一ヶ月余りの休養を取る事になる。

まいは、大好きなおばあちゃん魔女修行という名の
古風で簡素な生活を続けていくうち、
次第に思慮深く落ち着いた性格になっていく。

しかし、まいの転校と引越しが決まった日、
まいは近所に住む大嫌いなゲンジさんの事で
おばあちゃんと気まずい関係になってしまい……。


もっと詳しい情報&冒頭無料立ち読みはコチラから


<感想・レビュー>

この作品は新聞記事で知ったのですが、
ホラー映画みたいなタイトル(!?)とは裏腹に、
オビや店頭ポップでは「心から感動した!」とか
「一番泣ける本!」とか「涙が止まらない!」とか、
熱いフレーズが飛び交っています。

少女の自立物語というのに興味を持ち、
新潮文庫の100冊キャンペーン賞品が欲しかったので
アンデルセンの『絵のない絵本』とセットで買ってみました。

対象年齢は10歳〜大人まで。
ページ数が少ないし、行間が広く
文字も大きいので非常に読みやすいです。
読書に慣れていなくても、
小学校高学年以上なら一人で読めると思います。


内容は、あらすじのまんまですw

まいおばあちゃんが庭仕事や家事をしたりする
ゆったりとした穏やかなシーンがとても良かったです。
むしろ、そういう描写がもっともっと欲しかった。
活字で描かれる自然の美しさと
おばあちゃんの優しさに癒されたかった。
…私疲れてんのかな…(;´∀`)

主人公のまいは自分と共通点が多数ありました
(早起きが苦手で、対人ストレスに弱く、
少しの事で深く長く落ち込み、怒りや不満を溜め込む性格)。
「あー!わかるわかる!」みたいなw


それにしても、これだけ「感動」を打ち出した作品なのに
ホロリとも泣けなかった私は一体………_| ̄|O


だ、だって、
盛り上がりそうで盛り上がらない、
物語の山場がハッキリしなくて、
気が付いたら終わってたんだもの!ヽ(;´Д`)ノ
だから涙も何もないのよう・・・(;´Д`)ウウッ…。

この二倍の長さで読みたかったなー(´ε`;)
期待しまくっていただけに、ちょっと残念です

★都市伝説の嘘・ホントがちょっとわかる本★

2008年08月30日(土) 0時22分
昨日は90Hit突破致しました〜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ
毎日沢山のアクセス本当にアリガト!(´▽`)です。



近所の図書館の新刊コーナーに
世界の幽霊・妖怪・都市伝説』という
うさんくさいタイトルの本があったので
思わず借りてきましたw



日本独自の妖怪を中心に、伝統的な幽霊怪談話、
ローカル臭ぷんぷんの都市伝説
ヨーロッパのモンスターやアジアの邪神まで、
オカルト的な生物をごった煮に紹介している一冊です

海外の怪物に関する情報はやや薄いですが、
日本の妖怪や都市伝説に関する内容は
出没地域発祥理由も含めかなりわかりやすく、
丁度良い感じにまとまっています。


私はトイレの花子さん以外の都市伝説は
ほとんど何も知らない人間なので、
「口裂け女はポマードが苦手。実は三姉妹らしい」とか
「コックリさんの起源はアメリカの船上占い」とか
とても興味深い内容でした。


個人的に怖いと思ったのは、テケテケという都市伝説。
下半身の無い死体(?)が
猛スピードで追いかけて来るというものです。
ガクガクブルブル((( ゚Д゚;)))コッチクンナ!



挿絵は全てオリジナル作品ですが、一部
ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる先生のイラストや、
地獄先生ぬ〜べ〜』や『ふしぎ遊戯』の
漫画カットまで掲載されていて、
オタクも思わず( ̄ー ̄)ニヤリ


でも河童のミイラ写真にはびっくりした(゚д゚)!
これ本物!?
と思ったら公式サイトに画像が………!!!
真実は自分の目で確かめてくれ……



似たようなテーマの関連書籍も刊行されているようです。
ファンタジーの知識や創作の資料になるかも

★新潮文庫yonda?エコバッグ届いた!★

2008年08月26日(火) 23時38分
毎日60〜100Hit突破中です!
沢山のアクセスどうもありがとうございます
d(゚Д゚)☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b



新潮文庫の100冊 2008年夏のプレゼントキャンペーンの
yonda?エコバッグが届きました!

100%ORANGE氏のパンダのキャラクター:yonda?君が
大きな葉っぱの上で読書しているデザインです
真剣な(?)表情が可愛い

同封されていた商品票

エコバッグは壁に飾ります

★宮崎駿監督推薦小説『クラバート』★

2008年08月13日(水) 14時08分
昨日は100Hitを突破致しました!
平日なのにすごいアクセス数!
皆様どうもアリガト!(´▽`)です!



ドイツの児童文学作家:オトフリート・プロイスラーの
ダークファンタジー小説『クラバート』を読みました。



スタジオジブリの宮崎駿監督が
『千と千尋の神隠し』を制作する際に大きく影響を受けたとされ、
「自信を持ってオススメ出来る本」
と述べている本書は、ヨーロッパ児童文学賞も受賞した
ドイツファンタジーを代表する作品です。


<ストーリー・あらすじ>

主人公:クラバートは14歳の浮浪児。
浮浪児仲間と共に田舎の村を点々とする生活をしていた。

ある日クラバートは、11羽のカラス謎の声
「水車小屋へ来い」と言う夢を何度も見る。
クラバートは夢の声に従い、水車小屋へ向かう。
そこでは左目に眼帯を付けた怖ろしげな親方と、
11人の水車職人クラバートを待っていた。

水車小屋での忙しく過酷な労働の日々。
しかしそれは仮の姿で、親方大魔法使い
11人の職人達は彼から魔法を教わる弟子だった。

クラバートも魔法使いの弟子として魔法を学び始めるが、
親方達には多くの謎と驚くべき真実が隠されていて………。



<感想・レビュー>

オビに宮崎監督推薦図書と書いてあるにもかかわらず、
何故かうちの近所の図書館では一般本棚ではなく
書庫に格納されていました(;´∀`)
結構古い本だからかな?
これじゃ気軽に借りられないではないか。もったいないわぁ。


内容は水車小屋での力仕事や風景描写が多く、
魔法を使う場面は季節ごとの儀式と
ラストシーン以外にはほとんど出て来ません。
でも時折出てくる魔法は映像のようにリアルに描かれていて、
読んでいて不思議な気持ちになりました。

言い回しや文体は古き良き文学を思わせます。
特に各章のサブタイトルの付け方は、
現代はなかなか使わないであろう古風な文章で、
逆に新鮮に感じました。

個性的な男性キャラクターの中でも、
トンダが死んだ時はショックでしたよ……(゚д゚lll)
いつまでも原因がハッキリしないから、余計モヤモヤして…。
でもその暴力的な衝撃得体の知れない不安感
ダークファンタジーの魅力の一つだと思います。

それにしても、クラバートが恋をする少女の力ってすごい!
無垢な愛情邪悪な魔法を打ち砕けるのかー(≧ο≦)
彼女が一番魔法使いっぽい(魔女っぽい?)感じでしたw


全体を通して、一人の少年の成長物語になっています。
魔界での冒険とか、囚われのお姫様とか、伝説の勇者とか、
そんな安っぽいおとぎ話には飽きた
でもファンタジーは好きだという人にオススメ

★300円で癒される。アンデルセン『絵のない絵本』★

2008年07月30日(水) 1時37分
夏休みのおかげか、
毎日70〜100アクセスを保っております。
皆様沢山のご来場どうもありがとうございます!
゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/♪Thanks♪\(*´▽`)o゚★,。・:*:・☆゚



2008年夏の新潮文庫の100冊プレゼントキャンペーンの
yonda?パンダのエコバッグが欲しかったので、
デンマークの童話詩人:アンデルセンの短編集
絵のない絵本』を購入しました。



初めはファンタジックな表紙の
集英社文庫版を買おうと思ったのですが、
翻訳文が新潮文庫版の方が読みやすかったので、やめ。
海外文学を選ぶときは、
翻訳の上手さや読みやすさも重要ですよね。




<ストーリー・あらすじ>

語り部:『わたし』は孤独な貧しい画家。
ある晩窓から夜空を見上げると、が画家に語りかけてきた。

それは月が見た世界中のありとあらゆる夜の光景。
インドの川辺、ドイツの喜劇、パリの宮殿、
グリーンランドでの葬儀、中国の寺院…。

が見た小さな物語は、三十三夜にわたって
画家のスケッチブックに美しい情景を描いていく。


<感想・レビュー>

タイトルのとおり、この作品は
文字だけで表現された絵画だと思いました。

異国情緒溢れる美しく穏やかな風景の中で、
子供の無垢で可愛らしい言動や、
大人の哀愁漂う詩的な世界が丁寧に描写されていて、
まるでカンバスに描かれた絵画を見ているかのよう。
ページをめくる度に絵筆が動き、
アンデルセンの美術館にいる気分です。

読んでいる間はアニメ『ARIA』のBGMが脳内再生されていましたw
これぞ、The・大人の為の癒し系文学ですね。


ハラハラドキドキを体感したい人や、
詩が苦手な人には不向きですが、
ゆっくりした時間を味わいたい人
美術や絵画が好きな人
海外旅行に興味がある人にはオススメ。

これの朗読CDがあって、国際便の中で視聴出来たら良いのにw
きっと感動するわぁ。

一つの物語につき2〜5ページで構成されている
散文詩的な短編集なので、
ちょっと空いた時間に読むのにぴったり。

ちなみに私は第十四夜と第十九夜と第二十六夜が好きです。

全部通して読んだら、最後の第三十三夜の
ラスト二行に思わずにっこりするはず(^-^)
寝苦しい夏の夜を爽やかな気持ちにしてくれる一冊でした。


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