クーラー/ 病院で
May 02 [Tue], 2006, 17:14
?T クーラー電車に冷房が入っていた
クーラーを感じるとあたしはいつもバーチャル秋
…‥ …‥ ……
時々襲ってくる
緩やかな感情に優しい感情に
イトオシク目をつむる
それはピアノを弾いているときだったり
空を見上げているときだったり
息をしているときだったり
布団の中でまどろんでいるときだったり
電車の中で本を読んでいるときだったり
そういうふつうのなかのじかんのなかのちいさなヒトコマ
それと同時に怖くなる
イトオシク大事な時間が
あたしをおいていなくなってしまう
嫌だ
おねがい側にいてって
ねがうけれど
時間は気まぐれですぐどこかに行ってしまう
イトシ時間 を
散歩してきていいんだよって
鎖をはなしてあげれるようになりたいけれど
あたしには そんな寛大さがなくて
いつもいつも 緩やかな時間を
ぎゅっとだきしめてしまう
いつか そんな時間を
わけてあげるほど
いつも感じれるときはくるかな
きっと ?U病院で
新生児を授かったおとうさんがおかあさんが慌ただしく退院の手続きをしている。
泣きやまない小さな小さな生き物はおじいちゃんの胸に抱かれていた。
その人は定年退職したサラリーマンの気がしたし どこかの工場の警備をまだやっているような
すこし頑固な雰囲気のする
あたしのおじいちゃんのような、そんな人に見えた
たどたどしく赤ちゃんを抱いて 赤ちゃんはどこまでもどこまでも 美しく無垢で
おじいちゃんはどこまでもどこまでも優しい顔をしていた
その光景を見ていたあたしは
医者に診られるほど病んでいるけど、病んでいても泣きやまない赤ちゃんを見て
あたしのこころの雨が一瞬止んで目から涙が降った
あたしは医者に診られて
少し笑った
薬の待ち時間はいつもより長くかかって診察券の折り紙をした
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