11 部活動と学習の両立 

2018年02月25日(日) 17時00分
もう飽きてきた方もいるかもしれませんが(笑)、今日もエンジョイ・グレーゾーン部活シリーズです。

今回は、部活動と学習の両立について。



今回のスポーツ庁の指針案で、休養日を設定する理由として、

勉学など部活以外の機会を確保

が挙げられています。



この、いわゆる「部活と勉強の両立」というのは、昔から言われていたことで、

特に、今になって始まった議論ではありません。



しかし、今回、

部活動の休養日をしっかりと設ければ、中学生たちの勉学に励む時間が確保される

という安易な発想は、お粗末すぎます。



部活動がなかったら、勉強しますか?(笑)

しないでしょう(笑)。



勉強には、得意、不得意があります。

得意な子、不得意な子がいます。

このことを大前提として、私は部活動を夢中になってやっている子の方が、学習面は伸びると思う。

先日、全く真逆の新聞報道がありましたが(笑)。



大好きなことに夢中になることは、素晴らしいことです。

ましてや、それが心身の成長に繋がり、教育活動として認められている部活動ならば、間違いありません。



強いチームの顧問の先生は、

お前はソフトテニスが上手だから、勉強なんかしなくていいよ。

部活動だけ頑張ればいいんだよ。

なんてこと、絶対に言いません(笑)。



大好きなソフトテニスをこれだけ頑張っているのだから、やるべきことをしっかりやりなさい。

勉強もしっかりと努力しなさい。



必ず、そう指導されています。



しかし、部活動に夢中になっている子は、当然のように、時間がありません。

だからこそ、時間を効率よく、使えるようになります。

こういうことは、すぐには出来ませんが、大体、2年生の夏休みごろから、飛躍的に学習面が伸びるようになる。

時間の使い方が上手になり、正しい努力の方向、方法を覚え、

もっと出来る子になると、

大人の心理が分かるようになるので、先生が授業で伝えたいことが分かってくる。

テストのために勉強することがなくなるので、地道に頑張るようになり、

結果として、テストの点数が上がります。



私の部の生徒たちは、勉強が出来る子、ではなく、学習面が伸びる子が、今までにも多かった。

1年生の1学期の成績が、一番悪かった

という生徒が何人もいました。

そこから上がり続けるので、真っ当に頑張ることを覚えた生徒は、凄く成績が上がります(笑)。



トータルで15段階も上がった、という生徒もいました。

その子は、神奈川県を代表するような選手です。



県内の学力トップ校のソフトテニス部にも、本校の生徒が何人もいます。



勉強と部活動を両立させなければいけない、のではなく、

真っ当な頑張り方を、ソフトテニスを通じて教えることができれば、勉強も、勉強以外のことも、全てが伸びて当然です。



どうする?スポーツ庁(笑)。

夢を奪ってしまったら、必ず学力は下がりますよ。

10 休養日は絶対に必要B 

2018年02月24日(土) 17時00分
部活動休養日について、今回は生徒のことを書いてみたいと思います。



早速ですが、神奈川新聞の記事で、

県立高校の部活動、週二日の休養日を設定

という報道がありました。



正直、本気か?と、目を疑いました。



まず思ったことは、

これで県立高校の甲子園の夢は断たれるのかな

ということ。



私立高校よりも施設面でも弱くて、

練習量も減らしたら、勝ち目があるのでしょうか。

勝ちたければ、私立へ行け、と?



野球部に限りません。

甲子園だって、インターハイだって、同じこと。

こういう部分で、スポーツ庁の指針案はナンセンスです。




部活動の休養日を設ける、という議論の中で、わりと語られないのが、

それで負けたら、誰が責任をとるの?

ということ。



そういうことを言うと、すぐに

勝利至上主義だ!

と怒る人たちがいるのですが(笑)、

決してそうではありません。



全力を尽くす、って、どういうことでしょうか。

出来る限りのことをする、ということですよね。

そこには、適切に休養を取ることも、含まれているはずです。

そして、人が遊んでいる時にも、自分は練習する、ということも、含まれているはずです。



私の部にも、様々な生徒がいます。

県大会優勝、全国大会出場を目指す生徒もいれば、

入部して初めてラケットを握り、三年間で公式戦で一回でも勝てたらいいな、という生徒もいます。

こういう様々な生徒が、同じ場所で努力するのが、部活動の良いところ。

でも、両者に同じように休養日を設定することは、ナンセンスでしょう。

目標が違うんですから。



休養日というと、前任校の生徒たちを思い出します。

インフルエンザが流行する冬場に、部活動が中止になると、

職員室まで走ってきて、私に抗議をするのです。



私たちはインフルエンザになりません。
練習させてください。



困りましたね(笑)。



担任の先生が、

せっかくだから、今日ぐらい、好きなことをして過ごせよ。

と言うと、



私たちの好きなことは、ソフトテニスです!



大人が圧されます(笑)。



情熱を持った中学生を、なめてはいけません。

あまりに子ども不在の議論を繰り返せば、

子どもたちが大人を信じなくなってしまいます。



前任校の情熱集団、

3年生になるときに、私は離任してしまいましたが、

ソフトテニスだけやっていた訳ではありません。

チームの中に、オール5が三人いましたから(笑)。



うちの市は、変な休養日を設定しませんように。



次回は、部活動と学習の両立について、かな(笑)。

9 休養日は絶対に必要A 

2018年02月23日(金) 17時00分
私が部活動の休養日を語ると、なんだかおかしな空気が流れますが(笑)、

前回も申し上げた通り、休養日は大切です(笑)。

今回は、生徒の立場を考えて、ではなく、

あえて自分自身の休養日のことを書きたいと思います。



他校の顧問の先生方からの言葉の中で、



土日ともに遠征や練習が入って、疲れませんか?



これがよくある質問です(笑)。

この辺から行きましょうか(笑)。



逆に、聞きたい。



休日に登山をしている方、

せっかくの休日に山なんか登って、疲れませんか?(笑)

休日にゴルフをしている方、

せっかくの休日にゴルフなんかやって、疲れませんか?(笑)

休日にガーデニングをしている方、

せっかくの休日に(以下略 笑)



休日を過ごすときに、

疲れるかどうか

を基準にしないと思います。



好きなことをして過ごす、これが休日です。

中学生とソフトテニスをするのが好きなんだから、私の休日の過ごし方は、間違っていないわけです(笑)。



だから、部活動を「労働」と捉えている人、そう捉えざるを得ない人には、

しっかりとした休日が必要です。

好きなことが出来る休日。



部活動が好きでもないのに、顧問を持ってくださっている方々は、

私なんかよりも、遥かに立派な方です。

生徒のため、以外に部活動をする理由がないですから。



それで、最低賃金以下の手当で休日に労働して、

保護者からは、うちの顧問はハズレだ、とか言われて、

気持ちよく部活動顧問が出来るわけがないですよね。





前に、部活動指導員のことを書きましたが、

休日の活動や、遠征の引率も出来る、という部活動指導員制度は、

とても魅力があります。

先ほどの問題の解消にも繋がります。



神奈川県では県立高校で、

来年度から試験的に導入するそうです。



何で高校?と首を傾げたくなりますが(笑)、

高校で試行して、よかったら中学にも降りてくるのでしょう。



万々歳!と言いたいところですが、

次年度の試験的導入、

県内で10校だそうです(笑)。

財政が厳しいなあ、神奈川県(笑)。

こういう問題、結局は、お金に行き着いてしまう。

中学校に導入されるのは、何年後なんでしょうか(笑)。



やっぱり、教職員の善意に甘えている現在が、最良の形なのかも、とも思います。

部活動を地域でまかなおう、という意見が必ず出ますが、

本校だけで十を超す部が活動しており、

市には四つしか中学がありませんが、それでも五十を超える部活動集団があるわけです。

地域でまかなえますか?

こういうの、この種目なら出来ます、っていうのは、意味がない。

全種目、出来なければ意味がないです。

文化部も含めて。



こうなると、ブラック部活議論も、ちょっとトーンダウン。

グレーゾーンの中でやるしかありません(笑)。

だったら、楽しくやりませんか?というのが、私の提言です(笑)。



2年前の夏休み、関東大会直前、

私が近隣の学校の関東大会出場者を集めて練習していたとき、

他校の先生から、こう聞かれました。



先生は、いつ休んでいるんですか?



私はこう答えました。



あ、私、今日、休日です(笑)。



金もない。人もいない。時間は制限する。

その中で、中学生とその保護者を満足させる。

それはひとつの奇跡だと思います(笑)。



休養日について、次回は生徒目線で書いてみますね。

8 休養日は絶対に必要@ 

2018年02月22日(木) 17時00分
昨日はBlog会社のyaplog!さんがメンテナンスで、

エンジョイ・グレーゾーン部活シリーズも休養日となりました(笑)。

休養日は必要です(笑)。



さて、部活動の休養日についてです。

今年の1月、スポーツ庁の部活動指針案が、



週に2日以上、土日はどちらかを休養日とすること



と公表されました。



まだ指針案なので、なんとも言えませんが、

これを受けて各都道府県、市町村が、活発に動き始めてしまっています。



しまっています、というのがミソで(笑)、

そんなに安易に施行してしまっていいものでしょうか。



だいたい、スポーツには休養日が必要、なんて、当たり前です(笑)。

休養日の無い部活動なんて、逆に、あるんですか?(笑)

「休養日が少ない」だったら分かるけれど。



この、スポーツ庁の指針案にしても、私はナンセンスだと思います。

そもそも、各競技の特性を、まったく考えていない(笑)。

野球もサッカーもソフトテニスも、みんな同じ量の休養が必要、という、信じられない発想(笑)。

先日も書きましたが、野球では無理、と競技に言及してくれたのは、小宮山さんだけでしたね。



元々「休養日の設定」というのは、活動の流れの中で決まるものです。

私の部は、

明日は練習の予定だったけれど、休養日にしよう

とか、

明日は休養日の予定ですが、先生のお時間があったら、練習させてください!

なんてことが、よくあります(笑)。



休養日を作る目的は、オーバーワークをなくすことです。

実際に、生徒たちの情熱が高まってくると、休養日を取ることを、生徒たちが望まなくなる。

だから、顧問側が強制的に、休養日を設定し、休養命令を出す、ということになります。



でも、情熱の高まっていない部活動では(笑)、

えー?明日も部活あんのー?(笑)

日曜なのにー?(笑)

という状況でしょう(笑)。



両者を同じ枠でなんか、議論することは危険です。

なぜなら、両者ともに、肯定されるべき中学生だからです。

情熱レベルが低いことを、否定してはいけません。

中学生は凸凹で当然です。

ですから、生徒の情熱レベルによって、休養日設定の目的は変わってきて当然です。



問題は、この休養日の設定の目的が、

教職員の働き方改革

を第一に置いていることです。



教職員にも、休養日は絶対に必要です(笑)。

休養日を取れない、という声がありますが、

私はちゃんと休養日を取っています。

少ないですが(笑)。



休養日が週二日欲しい、という人もいれば、

私のように、月に1回あれば十分、という人もいます。

楽しいことは、疲れないですから。



いま、本校は部活動休養日の真っ只中です。

月曜日から、学年末試験なので(笑)。



私の教科は来週の火曜日がテストですが、問題は作成し終わってます。

今度の土日は、部活動が無いので、旅行に行くのです(笑)。

楽しいことが待っているので、仕事も楽しい(笑)。

私だって、休養日を楽しんでいますよ(笑)。



休養日については、次回も続けて書きますね。

7 生徒は教師を選べない 

2018年02月20日(火) 17時00分
このBlogはアップされるごとに、私のFacebookにアップされるのですが、

熱い内容のコメントが日に日に増え(笑)、

部活動を支えているのは、やっぱり情熱なんだなあ、とあらためて実感しています(笑)。



さて、少々、刺激的なタイトル(笑)。

今回はエピソードから入りましょう。



このシリーズのスタートで登場した、2年生の市総体で負けて涙を流した生徒、覚えてらっしゃいますでしょうか。

その後の、彼の2年生の新人戦は、県個人戦でベスト8でした。

後衛でしたが、運動神経抜群の生徒で、

ペアの前衛も、後にインターハイに出場する選手、

能力的には高いものがあったと思います。



しかし、このペア、夏の県総体個人戦では、初戦で敗退してしまいます。

自分の指導力のなさを痛感しました。



このときに悔しかったのは、結果だけではなく、

県新人戦ベスト8だった彼らが、夏の県総体の初戦で負けたことが、さほどビッグニュースにはならなかったことです。

まあ、仕方ないよね、という雰囲気でした。



顧問が若くて、未熟だからね。

よくあることだよね。



ネガティブなマイナス思考全開だった私には、そう感じ取れました。



そして、思ったのです。



指導力のある顧問の先生が彼らを育てたら、例えばH田先生が彼らを育てたら、きっと全国大会まで出場させるんだろうな。

生徒は教師を選べない。

生徒は顧問を選べない。

生徒たちは、懸命に、純粋に、私についてきてくれた。

それなのに、顧問の指導力がないばかりに、結果を出せなかった。

これは、なんて不公平なことなんだろう。



悔しかったです。




この不公平を是正するためには、どうしたらいいのだろう。

そうか。

俺自身が、H田先生のような、指導力のある、偉大な顧問になればいいんだ。



なんという短絡的な発想(笑)。

でも、真剣に、そう思ったのです。




ここで、勘違いしないでいただきたいことがあります。

これは、教師である私が、自分自身に向けて思ったことだということです。

生徒や保護者の方から言われたことではありません。




いま、部活動がおかしな事になってしまっている一因は、

チームや他の生徒、顧問に対する不満を、生徒や保護者、学校によっては外部コーチの方までもが簡単に言うことです。



顧問がソフトテニスを知らないから。
顧問が引率しかしてくれないから。
顧問がちゃんと教えてくれないから。



上手くいかない原因を、他に求める傾向が強い現代社会。
でも、上手くいかない原因は、いつだって自分にある。
自分を変えないといけないのに、周囲や他人ばかりを変えようとする。



私の前任校の教え子に、中学では神奈川選抜選手、高校ではインターハイ個人戦に出場した男子ソフトテニス部の生徒がいます。

私は女子を見ていたので、彼を指導ししたことは、ほとんどありません。

男子の顧問は、ソフトテニス未経験の若い女性教師でした。

そのことについて、彼が文句を言うことは、まったくありませんでした。

むしろ、顧問を持ってくださっていることに、感謝の言葉を伝えていました。

保護者の方々も、すべては学びですから、と言う人でした。




彼は、中学の神奈川選抜ではキャプテンを務め、

高校はソフトテニスで選ぶことはせず、勉強して学力トップ校に入学しました。

その中で、インターハイに出場したのです。

人格的にも素晴らしく、誰からも慕われ、応援し
たくなる生徒でした。



要は、与えられた環境の中で、どう全力を尽くすか、だと思います。



クレーマーなんて言葉は、私が子どもの頃にはなかった。
こういう人は、文句ったれ、と言われて、それは恥とされた。
モンスター・ペアレントなんて言葉もなかった。
私が若い頃は、あたしたちが守ってやるから、自信持ってやんなさい!と、モンスターたちが背中を押してくれた。

正直、時代は変わったな、と思います。

心の弱い大人が増えました。



与えられた環境の中で、どれだけ自分を高められるか。

元々、中学校というものは、たくさんの種類の人間が集まるところ。

凸凹で当然なはずです。

教師も凸凹、生徒も凸凹、だからこそ、面白い。



しかし、この凸凹を「不公平」と言って、揃えようとする傾向があります。

揃えて、均したら、低いところに合わせるようになります。

だったら、この凸凹を認め、その中で自分を高められる環境を作ってあげた方がいい。




みんなちがって、みんないい。




生徒は教師を選べないけれど、

その先生との出会いは運命であり、

この出会いがあって良かった、と思っていただきたいものです。



日本料理でも、日本庭園でも、

いちばん美しいとされる形は、正三角形ではありません。

いちばん美しいのは、不等辺三角形です。



私も未だに修行中。

なかなか指導力のある顧問になれませんが、

与えられた環境の中で、全力を尽くせる大人でありたいと思います。

6 部活動という労働 

2018年02月19日(月) 17時00分
エンジョイ・グレーゾーン部活シリーズ、とりあえず、毎日更新できています(笑)。

アクセス数も日に日に伸びていて、昨日は300を超えました。

これからもできる限り、更新を続けていきます。



そんなこんなで、今回のタイトルを見て、



なんだよ。
今までと言ってること、違うじゃん。



と思った方もいると思います(笑)。



今回の、一連の「ブラック部活」騒動、

実は、私は結構、歓迎しています(笑)。



内田良さん、よくぞ言ってくれました!

という感じです(笑)。



部活動を「労働」として捉えていない、私たちのような教職員もいますが、

そうではない教職員もたくさんいます。

そういう方々も、私の大切な仲間です。



例えば、私の妻も教員ですが、

私と同じテンションで、部活動指導を熱心にやられたら、家庭は確実に崩壊します。

私も娘が小さい頃には、今のように、土日はほとんど県外に遠征、などというような日々は送れなかったと思います。

いまの教育現場には、年代として、子育てをしている世代が非常に多い。

それは、教職員だけのことではありませんが、社会全体で助けて欲しいと思います。

家庭が崩壊してしまったら、仕事どころではなくなってしまいますから。



教職員の中には、ご両親の介護を抱えている方もいます。

部活動指導を、やりたいけれども出来ない、という人もいるのです。



だから、世の中の人たちには、

教職員は、部活動の顧問をやって当たり前

という考えには、なって欲しくないのです。



あくまでも部活動は教育課程外の活動であり、

私たちの正規の労働ではないのです。



様々な状況の教職員がいる中で、

自分が出来る範囲で部活動に関わってくださっている教職員の方々は、

それが大会の引率だけであろうとも、全国大会に出場させることであろうとも、

等しく評価されるべきだと思います。



そういう意味で、部活動指導員の制度化、導入は、素晴らしいことだと思います。

課題はたくさんありますが、土日の部活動指導は出来ない、という教職員には、大きな手助けになるはず。

それにかかる費用を地方自治体に丸投げするのではなく、国の方でしっかりと予算だてしてほしいものです。





ただ、だからといって、

先生は忙しすぎる。
部活動が元凶だ。
週に二日は部活動をやらないように決めよう。

という発想は、あまりにも画一的で、堅い(笑)。



色々な教職員がいるのだから、もっと柔軟で、幅のある、しなやかな決まりにして欲しいです。



簡単なことです。

原則論にしてしまえばいい。



部活動は原則、週二日休み。

原則として、土日のどちらかは休み。



それじゃあ、差が出来て、不公平じゃないか、という声が当然わいてくるでしょうが(笑)、

「不公平」という感覚については、また書きたいと思います(笑)。



最近、

部活動が大きく変わってしまう!

という声が多く聞かれますが、

きっと私の部活動に対するスタンスは、何も変わらないと思います。



一つの物事に対して、真実は、色々な角度から複数存在するもの。

しなやかに、柔らかく、生きていきたいものです。

5 部活動顧問の専門性 

2018年02月18日(日) 17時00分
今回は、少し真面目に書きます。

前回、不真面目に書いた訳じゃありませんが(笑)。



部活動の大問題とされている一つに、顧問の専門性があります。



自分が全く経験していない競技の部を持たされる、だから指導ができない、というやつです。



私もよく聞かれます。



先生は、ソフトテニスをやってたんですか?



この質問の奥には、どんな気持ちがあるでしょうか。



私は中学、高校と、軟式庭球部でした。



その事を告げると、大抵は、



だから指導が出来るんですね。



という雰囲気になる(笑)。



確かに、多少の利点はあるのかもしれないですが、

これは大間違いな発想で、

逆に言えば、



ソフトテニスの経験がないから、自分は指導が上手くできないんです。



ということ。



そんなことはありません。

文科省もスポーツ庁も、この辺が分かっていない(笑)。



ソフトテニス部顧問の、実に6割5分が、

ソフトテニス未経験者だそうです。



私も軟式庭球を経験しているとはいえ、

輝かしい戦績はひとつも持っていないばかりか、

凄い下手くそ選手ですから(笑)。

高校では、途中入部ですし(笑)。



分かる人には分かると思いますが、

旧ルールの、ダメな方の前衛ですよ(笑)。

前衛は、サーブしなかったんですから(笑)。



ソフトテニスについて真剣に考えたのは、教師になってからです。

ちなみに、本校の若手顧問は、ソフトテニス未経験、バスケットボール経験者です。

でも、今年の県一年生大会の優勝監督です。

私は会場に行っていないので、彼が勝たせました。



要は、自分自身が部活動にどう向き合うか、ということで、出来ることを一所懸命に頑張る、ということ。



そんなに甘くないよ、頑張ったって生徒や保護者は信頼してついてこないよ、という声が聞こえてきそうですが、

それは経験者の顧問だって、苦労することなんです。



何かしらの苦労に直面したときに、どこを原因とするか、ということで、

考え方の問題なんですね。



部活動の休養日を設定する議論の中で、

練習時間を2時間にする、という方針に対して、

元プロ野球選手の小宮山さんは、こう言ったそうです。



野球部で、2時間で効率よく練習させられるのは、

かなり優秀な指導者だけです。



まったくその通りで、

生徒と一緒に、学びながら過ごす教師、いわゆる「共育者」が、現代の部活動を支えている。

生徒とたくさんの時間を過ごすことで、信頼関係を築いている。

その姿から、中学生たちは学んでいる。




まあ、部活動経験のない人たちばかりで話し合ってる会議だからね(笑)。

しかも参加している教育現場の人は、校長先生だけれども、

教壇に立ったことのない、民間校長様。



教育現場しか知らない、狭い視野を持った、

俺を会議に呼んでくれないかなあ(笑)。

4 左利きのアンダーカットサーブA 

2018年02月17日(土) 17時00分
私の初めて出会った「他校のすごい先生」であるO中のH田先生は、

実はすごい先生である、とすぐに教えてもらいました(笑)。

今でもすごい先生であり続けているのですから、

この出会いが私の人生を変えた、と言っても過言ではありません。



出会いがすべて、という言葉をよく聞きます。

そういう意味では、部活動指導をしていなかったら、無かった出会いでした。

あのとき、生徒の涙を見なかったら、訪れなかった出会いでした。



さて、左利きのアンダーカットサーブに負けた私の話の続きです(笑)。



私のチームに勝った自校の選手を「弱い」と言った、あの先生の顔が忘れられませんでした(笑)。

大会から一夜明けた月曜日、私は初任者研修に出かけました。

部活動をやりたいのに、まったく邪魔な研修です(笑)。



向かった先は、O中(笑)。
なんだよ、昨日負けた学校だよ(笑)。

若手のホープと言われる数学の先生の授業を見て、自分の授業に生かす、という研修。

そんなの、見てる場合じゃないんだよ(笑)。
左のアンダーカットサーブの返し方の方が知りたいんだよ(笑)。



だいたい、あんなカットサーブ、巣鴨商の選手でしか見たことない(笑)。
巣鴨商は、みんなカットサーブだったから。
でも、O中は、あの子だけカットサーブだった。
自分で勝手に練習してんのか?(笑)



そんな思いで教室に向かって、

研修の授業が始まって、

授業者の先生を見ると、



ん???

あれ・・・、昨日の先生だ!(笑)

なんと授業者は、H田先生でした。



どうせ、部活ばっかりやってる人だよ。
テニスだけの人なんだろう。
どんな授業をするのか、変な授業だったら、笑ってやろう(笑)。



すると、H田先生の授業、

おもしろい!!!(笑)

私の授業とは、比べものにならない(笑)。

生徒は楽しそうだし、内容も深い。



なんだ?この人!(笑)



授業後に、研究討議の時間がありました。

H田先生の自評、参観した初任者の感想、意見交換、指導主事の話、

私も何か話したのでしょうが、あまりよく覚えていません。

衝撃的だったんでしょうね。



その後、H田先生への質問コーナーがあり、

学級経営のことや、教材研究のことなど、質問が出ましたが、

特に興味深い話にはなりませんでした。

未熟な初任者連中と、H田先生では、差がありすぎました。



しばらくして、質問も途切れ、沈黙の時間が出来ました。

すると、困った担当指導主事が、



いい機会ですから、どんなことでも構わないです。

H田先生に聞いてみたいことはありませんか?



みんなが沈黙しているのを見て、私は手を挙げました。

指導主事が嬉しそうに、はい!あなた!と、私を指名しました。





あの、

左利きのアンダーカットサーブは、あれは教えるものですか?





口をあんぐりと開けて、変な初任者を見つめている指導主事を横目に(笑)、

H田先生は、平然と、





あれは、教えますよ。




出会いがすべてです。

間違いありません。



先日も栃木県の大会でH田先生と一緒になり、

久しぶりに、たくさんの話をしました。

目の前が見事に開けていくのが分かりました。



皆さん、いい出会い、してますか?(笑)

部活動って、誰にとっても、ブラックですか?(笑)



明日も頑張ろう。

3 左利きのアンダーカットサーブ@ 

2018年02月16日(金) 17時00分
部活動指導の魅力の一つに、

他校のすごい先生に出会える

ということがあります。



これは、部活動をやっていないと、割と得がたいものです。

校外の研究会や研修会など、自ら積極的に参加しないと出来ないことでしょう。

部活動は大会や練習試合、研修大会などで、

市内、市外、県外のすごい先生方と、割と手軽に出会うことが出来る(笑)。



私が初めて出会った「他校のすごい先生」は、

今でもお世話になっている、O中のH田先生です。

また初めから、とんでもない人と出会ってしまったものです(笑)。



初任者のときの新人戦、市内大会は団体3位で、やっとこさブロック大会出場。

夏の個人戦で、負けて涙を流した子がエースです。

ブロック大会の初戦を勝って、二回戦の相手がシードのO中でした。



H田先生がどれほど偉大な先生かなんて、知らないもんですから(笑)、

ブチ倒してやる!!!

ぐらいのテンションで入りましたね(笑)。



1番のエースペアが勝ち、

いけるじゃん!

シードなんて、関係ねーよ!

ますます鼻息が荒くなりましたが(笑)、2番が負け。



1−1の3番勝負。

望むところですよ(笑)。

23歳ですからね(笑)、イケイケです(笑)。



そしたら、3番に出たO中の左利き後衛選手、

プレイボールでいきなり、アンダーカットサービス。

キレキレで、ノータッチのエース。



私の選手は、レシーブで空振りして、振り返って、不安そうな目で私に何かを訴えてきます(笑)。



泣きそうな顔をした生徒に、腕組みをしてドッカリとベンチに座った私は、

選手以上にビビりまくっているのを悟られまいと必死になって(笑)、

うなずきながら、





だいじょぶ!





全然、大丈夫じゃない(笑)。



次のポイントも、サービスエース。

左利きのアンダーカットサーブ、全然取れない(笑)。

体から離れてキレていくし、気合いと根性だけでは返せない(笑)。



あっという間にG0−4の負け。

完敗でした。



悔しくてたまらない私は、O中のベンチにドッシリと座っていた、名前も分からなかったH田先生に声をかけに行きました。



完敗でした。

すごく強いチームですね。



すると、H田先生は、



いや、今年のチームは弱いんですよ。



じゃ、そのチームに負けたうちは、どんだけ弱いんだ!

と、唇を噛んだのが、昨日のことのよう(笑)。



この話には、続きがあります(笑)。

神奈川県では有名な話なので(笑)、今さらなんですが(笑)。



続きは、また明日(笑)。

2 いつだって中学生が教えてくれる 

2018年02月15日(木) 17時00分
私のことを「部活動の人」と評価する人は、少なくありません。

でも、私自身はこの評価を歓迎していません。



「部活動の人」という評価は、



部活動ばかりしている人

部活動しかしていない人

部活動以外の仕事はしない人



という揶揄が含まれる場合が、多々あります。

私はそういう教師にはなりたくありません。



前回書いたように、私は、

部活動顧問がやりたくて、中学校教師になったのではありません。

むしろ、教師になりたての頃は、部活動には否定的でした(笑)。



正規の勤務時間よりも、1時間も早く朝練がスタートするし
休日は無くなるし
他の仕事もこなせないのに、部活動を指導する余裕なんてないし
何かあれば、責任を取らされるし



あれ?

どこかで読んだ台詞ばかり(笑)。



では、何がきっかけで、今のような

エンジョイ・グレーゾーン部活顧問

になってしまったのか(笑)。



それは、負けた生徒の涙です。



夏の市総体個人戦で、

ブロック大会を決める試合で、

期待していた2年生ペアが負けたのです。



勝って当然のような試合で、自滅して負けて。

私は「負ける試合か!」と怒鳴りました。




ソフトテニスは敗者審判制というのがあって、

負けたら次の試合の審判に入るのですが、

その生徒が、副審をしながら、ポロポロと泣いていたのです。



その姿に、私は驚きました。

自分はそんな風に、泣くほど悔しくなるような、努力をしたことが無かったのでしょう。

涙を流す男子中学生の姿が、私の人生にはないものだったのです。



この子は、負けて、悔しくて、泣いている。

俺は、この子が勝つために、

この子と同じ努力が出来たんだろうか。



そう思うと、負けたことよりも、

努力を怠った自分が悔しくて、

悔しくて、悔しくて、悔しくて、

トイレに行って、個室に入って、一人で泣きました。



あの日からずっと、

生徒よりも努力する教師でありたい

と思い続けています。





今、目の前にいる中学生たちも、

私にたくさんのことを教えてくれます。



私にとって部活動は、「労働」ではなく、

「自己啓発」と、「社会奉仕」なんです。



楽しいんだな、これが(笑)。
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(2016年10月3日)

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日々の出来事、感じたことを、毎日綴っています。趣味は読書とドライブ、ソフトテニスです。

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