追想 

March 11 [Sun], 2007, 1:51
わからなくてもいいよ

しらなくてもいいよ

きこえなくてもいいし

みえなくてもいい


だからもう

なにも

わからせないで
しらせないで
きかせないで
みせないで

わかりたくない
しりたくない
ききたくない
みたくない


わかってしまう

きえたくなるってしっているのに


しってしまう

もうあのかんだかいこえをききたくないのに


きこえてしまう

みみはまぶたみたいにとじられない


みえてしまう

それはひかりをわたるものじゃないとわかっているから


わかって
しって
きいて
みた。


そうだ


しにいたるやまい


そのびょうげんういるすは


くうきちゅうにじゅうまんしている。

停止 

March 11 [Sat], 2006, 4:26
はじめましてこんにちわ。

ごきげんよう、さようなら。

思考も感覚もさようなら。

情動も固執もさようなら。

わたしはじゆうになる
(わたしは孤独になる)

わたしはだめになる
(わたしは孤高になる)

旋律も記号もさようなら。

追憶も記録もさようなら。

わたしはおわかれをいう
(わたしは何も言えない)

わたしはいきている
(わたしは死を望む)

はじめましてこんにちわ。

ごきげんよう、さようなら。




虚実 

January 30 [Mon], 2006, 3:11
お前は誰だ

衝動的に口走る

お前は誰だ

鏡に向かい口走る


お前は誰だ

お前は誰だ

お前は誰だ

尋ねているのは誰だ

鏡像なのは誰だ


唯、私は

己が実像であると

確信できず

唯、私は問い続けている

お前は誰だ、と


或いは

単なる鏡像の私は

哀れな実像の

お前は誰だという

哀れな問に

応えられないで居る


お前は誰だ

それを問い問われる

即ち

私は誰だ

手紙 

January 27 [Fri], 2006, 2:14
いつか君が綺麗だといった空に

僕の断罪でもって

報いることが出来るだろうか。

ミニマルなパルスに囚われたまま

僕にだけ日々は音速で

そもそも何もかも不確定で

君の仕草を真似てみることくらいしか

確かめる術はなかったのだけれど。

いつか君が呟いた永遠の意味を

1枚のヴァイナルの中にでも

見出すことが出来るだろうか。


ねえ、今もまだくるしいけど。

やってみるよ。

そんなちっぽけなことを言うのにすら手が震えてる僕を哂ってくれないか。


電脳 

December 01 [Thu], 2005, 2:01
必要なプラグは2本だけ

右耳と左耳にぶち込んで

網膜はフィルタリング済み

口元には嘲笑だけあればいい

指先に電流はまるで魔法

選び取った世界は自制心

あるいは理性

生臭いシナプスは焼き切れる

わたしをめぐるのは

激情のエレキテルだけ

天佑 

October 03 [Mon], 2005, 1:40
誰も助けてくれないと
冷笑うかべたあの日から
僕のこの手は空っぽで

誰の助けもいらないと
嘲笑こらえたあの日から
僕のこの手は泥まみれ

言葉を紡いで綴っては
拙い思想を書いて消し
思想を綴って繋げては
汚い心象消せません

誰も助けてくれないと
汚れた左手握り締め
誰の助けもいらないと
汚れた右手で振り払う

嗚呼 天佑など在るものか

叫ぶ気力も失せました
物理の声は届かない
ならばせめて祈るのみ

誰か助けてくれまいか
誰か求めてくれまいか
誰か探してくれまいか
誰か 誰か 誰か

嗚呼、天佑など。


盲目 

August 04 [Thu], 2005, 3:07
あまり好きではないけれど
嘘をつくのは得意です

きっと心も所詮は物理
宇宙的な法則で
拘束される全ての心

宗教妄想
神は何処に
誇大妄想
虫けらが高笑い
被害妄想
センチメンタルに酩酊

誰も知らない見えない物理
僕は生まれつき盲目のふり


虚脱 

July 30 [Sat], 2005, 3:35
じぶんいがいのにんげんは
みんなあたまがおかしいなあ



ちがう

そっか

みんな



おかしいんじゃなくて

あたし

だけ

おかしいんだ。

あるくたび
さゆうのリボンがゆれて
かわいいな。
ほら

ばかなおんなはしらないの
ほんとうのおんなのこだけが
しっている
すきなおようふくをきられるしあわせ
すきなおようふくをきているしあわせ
それと
すきなおようふくをきられない
ぜつぼうとえんこんと

きょだつかん

創造 

June 26 [Sun], 2005, 23:31
哂う天使
哂う天使
僕を空に突き落とす

逆さまになる僕 或いは天球儀

哂う天使
哂う天使
僕を空に突き堕とす

加速していく僕 或いは砂時計

システムは無意味
隠蔽される醜悪
夜明けを運ぶ少年アリス
甘い空想と妄想は二律背反

哂う天使
哂う天使
哂う、僕

casino 

June 12 [Sun], 2005, 2:26
彼の名前を仮に、カジノという。

女は嫌いだ。
蒙昧な笑みに独りよがりの結末は欺瞞。
男は嫌いだ。
彼らの思考はいつも逆流して生ゴミになる。
人間は嫌いだ。
生き物は嫌いだ。

カジノに触れるときだけ
私は安堵して、指先で彼を揺り起こす。
そして彼にだけ本当のことを話す。
ほら、こんなふうに。
P R
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