チェックの大切さ 

May 17 [Wed], 2006, 16:39
どんなにCADの操作が早くても、どんなに図面の知識があったとしても、チェックが甘い人は一人前のCADオペとは呼べない。

企業で働いているCADオペさんは自分で描いた図面をチェックもしないで「出来ました〜」と上司に渡す人がほとんどではないだろうかと思う。
それを上司が見て「キミ、ここが間違っているよ」と指摘され、「すみませ〜ん」と言って修正する。
そんなパターンが多いようだ。

しかし個人事業主(SOHOや在宅CADオペレーター)では、そうはいかない。
もしノーチェックで出して間違いだらけだったら、そのクライアントからは二度と仕事が貰えない可能性がある。
もちろん苦労してやったその仕事の報酬を払ってもらえないことも・・・。

それは当然の結果である。
完璧なものを納品してこそお金が貰える。
仮にある商品を買ってそれが不良品だったら、誰しもお金を払いたくないだろうし、返品するだろう。
そしてそのメーカーやそのお店の商品は二度と買わないだろう。

どんなメーカーでも工場で商品が作られたら、必ず検品という作業を行っている。
それが私たちでいうチェックや検図である。

手書き図面と違いCAD図面でのチェックでは、当然全体的な絵が間違っていないかを見ることの他に、文字の入力ミス、レイヤーや色が間違っていないか、線種は合っているか、端点ははみ出したり離れたりしていないか、などのチェックも必ず行いましょう。

初心者の人への注意(その8) 

January 21 [Sat], 2006, 23:14
これはCADスクールを出ただけで、実務経験がない人や、
図面が読めない人に多いことなんですが、
文字同士または文字と他のオブジェクトが重なってても
平気な人
が結構います。

例えば、「図面のセンス(文字篇1)」で、建築図を描く場合、
部屋の中心に部屋名を入れた方が、
仕上がりが綺麗だというお話しをしましたが、
その建築図の上に、設備の図面を乗せる場合、
設備のオブジェクトや文字と部屋名が重なってしまうことがあります。

そのような場合は、部屋名を他のオブジェクトとかからない場所に
移動させてあげましょう。

設備の図面で一番メインとなるものは、設備の配管やダクトで、
今自分が描いている図面は、何がメインかということを考えれば、
部屋名を部屋の真ん中に入れることより
配管やダクトを如何に見やすく仕上るかがポイントになるということは
わかると思います。

また、設備図面の文字同士が重なってしまう場合も、
片方の文字を重ならないところに移動させ、
どうしても入らない時は引き出し線を使い、
図面を見る人(読む人)が、わかりやすいように仕上る
ということを心がけて下さい。

これは設備図面に限らず、いろいろな図面で気をつけてほしいことのひとつです。

意外と多いミス(その4) 

January 18 [Wed], 2006, 20:32
水平線や垂直線が、微妙に歪んでいる場合があります。
大きな歪みなら誰でもひと目でわかりますが、
0.0001ミリ程度の歪みは気付かないことが多いものです。

なぜそんな微妙な歪みが発生するかは、
「直交モード」のつけ忘れ
又はOSNAPの点の取り違いなどが考えられます。

一本歪んだ線を描いてしまうと、
その後に描くオブジェクトにもかなりの影響を及ぼす可能性があります。
図面が仕上がってから後で直す作業は、
とても手間がかかり、大変な労力になってしまいます。

水平や垂直の線を描く場合は、必ず「直交モード」がかかっているか、
OSNAPが込入っている場所なら、取る点は間違いないかを
充分に確認するくせをつけましょう。

基本的なことですが、案外できていない人が多いのが現状です。

意外と多いミス(その3) 

January 18 [Wed], 2006, 20:02
二本の直線の角を作る場合に、よくフィレットコマンドを使います。
フィレットコマンドは角丸めする時はもちろんのこと、
角を作りたい時にも大変便利なコマンドです。

下の絵はフィレットコマンドを使って角を作りました。

一見、綺麗な角ができているかのように見えますが、
角の部分をよく拡大してみると、


このように、角は丸まっています。

これはフィレット半径を「0」に設定していなかったために起こる現象です。
大きなアールならすぐに気付くのですが、
アールの半径が小さければ、気付かないことが多いです。

そのことによって、寸法値が違ってきたり、
端点をとり間違えたりし、作図ミスの原因になります。

フィレットで角を作る場合は、必ず「R=0」になっているか、
確認するくせ
をつけましょう。

尚、AutoCAD(LT)2006からは、
2 本の線分を選択するときに[Shift]を押すことで、
距離がゼロの面取りや半径がゼロのフィレットを
すばやく作成できる機能が追加されています。

初心者の人への注意(その7) 

January 18 [Wed], 2006, 19:14
下の線は一見、一本の線に見えます。


ですが、この線は下のように三本の線を繋げて描いてあります。
(わかりやすいように、色を変えてみました)


でも同じ色だと三本の線だとは気付きませんよね?

初心者の人が直線を引く場合、途中まで線を描いて、
後で継ぎ足すということをよくやります。
ですが、このような線の描き方はNGです。


理由は、OSNAPをとる時、点を間違えやすい、中点がとれない、
コピーや移動する時など、オブジェクトをとりにくい、
などいろんな不都合が出てきます。

線を描いてから、もし足らないようなら、このように継ぎ足しはせず、
「延長コマンド」や「長さ変更コマンド」、
場合によっては、「フィレット(R=0)コマンド」などを使って
線を延ばすようにしましょう。

あくまでも、一本の線は一本のラインで描くことがCADの基本です。

図面のセンス(文字篇2) 

December 01 [Thu], 2005, 12:03
文字の英数字を入力する場合に気をつけてほしいことなんですが、
一枚の図面、または同じ物件の共通した図面には、
英数字を入力する場合、全角で入力するか、半角で入力するか
統一させることを心がけましょう。

なぜなら、あっちは全角、こっちは半角で入力してしまったら
仕上がりの統一感がなく、センスのない図面になってしまうからです。



このように、同じ文字でも半角で入力した場合と、全角で入力した場合、
又は違うフォントを使った場合などで、かなり見た目が違ってきます。
同一図面上に、こんなバラバラな文字があれば、見た目も綺麗ではありません。

特に他の誰かが作ったデータを後で修正する場合などは、
前の人が全角で入力しているか、半角で入力しているかを確認してから
文字を打ちかえるようにしましょう。
でないと、3行目の「混合の場合」みたいに、とてもガタガタの文字列になってしまいます。

又、( )やその他の記号などにも同じことが言えます。
例えば( )は、半角なら半角、全角なら全角と決めて入力していけば、
統一感のある綺麗な図面に仕上がります。

初心者の人への注意(その6) 

October 27 [Thu], 2005, 1:50
初心者の人の図面でよく見かけるのは、このように多数のゴミがついている図面ファイルです。

これは一見「点」に見えますが、実は細かいラインで描かれていて、描いている本人も気付いていないようです。

なぜこんな不必要な細かい線(ゴミ)が出来てしまうのか、私にはわかりませんが、多分、右クリックと左クリックを押し間違えて、こんな点みたいな線がついてしまうのではないかと想像します。

自分でこんなゴミがあることすら気付かないでいる人もいますが、図面を拡大してチェックすれば見つけられるはずですね。
このような図面上のゴミは、もし描いてしまったら必ず消しておくようにしましょう。

図面のセンス(文字篇1) 

October 26 [Wed], 2005, 0:42
下の絵をよく見て下さい。

一見(A)も(B)も、文字や数字が丸又は四角の中心に入っているように見えます。
でも(A)は文字基点を『左下』に、(B)は『中央』に設定しています。
このままこれらの囲み文字をコピーして、文字だけ打ち変えた場合、
文字数が同じだとそのままの状態ですが、
文字数が違うと下記のようになります。

(B)は文字数が増えても(減っても)囲みの中心に位置していますが、
(A)はこのように枠からはみ出したり、偏ったりしてしまいます。
もしそのままにしておくと、はやりセンスのない見辛い図面に仕上がってしまいます。
(A)の文字を囲みの真ん中に戻そうと思えば、文字を打ち変えた後、もう一度文字の位置を移動させなければいけません。
つまりひと手間余計にかかってしまい、作業効率も悪くなります。
囲み文字を作る場合の文字基点は、『中央』に設定し、必ずOスナップを使って、それぞれの中心に文字を入れるように心がけましょう。
四角の中心に文字を入れる時は、トラッキングを使うと簡単に入ります。

また、上記に似かよったことですが、建築平面図などに部屋名等を入れる場合にも同じようなことが言えます。

赤い線を建物の壁(部屋割)だとすると、(A)と(B)のどちらがセンスがいいと思われますか?
もうおわかりですね?
(A)は部屋名をランダムに配置していますが、(B)はちゃんと部屋の中心に部屋名が入っています。
こういったことにもちょっと気をつけるだけで、それを見た人は「丁寧に描いてくれているな」と印象が変わってくるでしょう。

初心者の人への注意(その5) 

October 22 [Sat], 2005, 10:43
数年前、図面の取りまとめをしているときの、私とCADオペさん(初心者)との会話です。

自分「ここの部分、40mmの逃げの指定がありましたよね?」
彼女「あぁ、ごめんなさい。4cmでしたね。再チェックします。」
自分「このボルトの、くび下は何mmでしったけ?」
彼女「部品表には、12cmって書いてありましたけど。」

もうお気づきですね。

橋梁のような大きな鉄鋼物でも、図面上の単位はmmです。

自分なりの余計な変換はしないで、共通の単位で仕事をしましょう。

図面のセンス(寸法篇) 

October 16 [Sun], 2005, 6:41
図面には、センスというものがあります。

そのセンスというものは、人それぞれ個人差があるものですから、「絶対にこれが正解!」というものがあるわけではありません。
でもそのセンスによって、図面を見た人から「見やすい図面」と言われるか、「見辛い図面」と言われるか、そこが大きなポイントとなってきます。

例を上げますと、

この(A)と(B)の図面は、どちらとも寸法値も合ってますし、間違いではありません。
でも、この2つを比較して、どちらがセンスがいいと思われますか?
当然誰が見たって(A)の方がセンスいいですよね。

図面というものは、同じ内容であっても、それを描いた人によって、仕上がりは様々です。
(B)の図面は極端な例ですが、でも実際に初心者の人がこんな図面を描いてくることも少なくありません。
「数字が合ってるんだから、それでいいでしょ?」と思っているかもしれませんが、それではCADオペレーターとしては失格です。

「では、寸法補助線の長さは何センチにすればいいんですか?」と聞いてくる人もいますが、その時々の図面によっていろんなパターンがあるから、一概に何センチとは言えません。

自分でいろんな図面を数多く見て、どれくらいの長さや間隔が一番カッコイイか、それを自分で勉強し、自分でセンスを磨いていくしかないんです。


また、寸法入力の際の注意点として、遠目で見ると一直線に見えるけど、寸法と寸法の継目を拡大してみると、

このように、少しズレてしまっている人もいます。


もうひとつ、これも極端な例ですが、

このように寸法線の高さをガタガタに入力する人もいます。


寸法の入力は図面のセンスを問われる重要ポイントです。

寸法補助線の長さが長すぎても短すぎてもいけないし、横に並ぶ寸法線(直列寸法)は一直線上に、また、寸法線と寸法線の間隔(並列寸法)は適度な間隔で、しかもそれぞれの間隔を同じに入力することが大切です。

そういった事にも常に神経を使い、誰が見ても綺麗で見やすいと思われる図面を描くことを心がけましょう。
P R
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