李歐 

July 17 [Fri], 2009, 19:14


高村 薫
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最初の印象は「読みにくいな」といった感じ。

しつこいほどの情景描写や、拳銃に関する考察。
始めの部分は主人公にも全く感情移入出来ない状態で、正直少ししんどかった。

しかし李歐との出会いを機に、徐々に徐々にこの作品の世界に引きずり込まれることになる。
離れて暮らす15年という歳月は読者にとってももどかしく、その分最後の再会には心から安堵(祝福と言いたいところだがやっぱり安堵の方がしっくりくる)せざるを得ない。
読んで良かった、と素直に思わせるラストである。

何より、前半はあれだけ退屈だった工場や桜の描写に関しても、後々こんなにも愛おしく思えるようになるだなんて思わなかった。
どうか斜め読みではなく、我慢して一文一文我慢して読んでもらいたい。


ここまで読むのに集中力がいる本というのは、個人的にとても久しぶりだった。
ちょっと5分だけ…というように気軽に読めるものではないのでご参考に。

私立探偵・麻生龍太郎 

July 17 [Fri], 2009, 19:13


柴田 よしき
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この作品の中で何か1つの事件を解き明かしていく訳ではなく、いくつかの独立した事件を探偵麻生龍太郎が謎解きしていく。
強いて言えば最後の事件は、柴田さんが得意とする「複数の事件を巧みな構成で絡ませていき、最後に1つの真実を導き出す」話になっている。

ミステリだけに限って感想を書くとなると、少しだけ肩すかしな印象。
いや、面白いことは面白いし、よくまとまっていて相変わらず「読ませて」くれるのだが、警察にいた頃のような同僚との助け合いも見られないので麻生がただの天才にしか見えない(まあ、天才設定なのでこんなこと言っても仕方ないが…(笑))。
主人公至上主義っぽく見えてしまうのが少しだけ残念だった。

しかし、この作品の魅力はやはり練との”関わり”や”すれ違う心”の部分。
ここに凝縮されていると思う。
どうして愛し合っているのに、背を向けてしまうのか。

じれったい麻生に嫌気が差す人も多いと思う。
私も少し歯がゆい思いをしている。
この2人にはどうにか、幸せになってもらいたい。

月神(ダイアナ)の浅き夢 

July 17 [Fri], 2009, 19:10


柴田 よしき
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RIKOシリーズ3作目。

これは凄く良かった。
残虐な事件の裏側にあったのは、またしても大きなテーマの1つである”冤罪”。
クライマックスの犯人自白(独り言)のシーンは説明口調で白々しさがあったものの、事件全体をみるとなんとも言えない切なさが残る。

そしてこの作品のラスト数ページについて。
この数ページ。
このたったの数ページだけで私はこのシリーズを読んできて良かったと思えた。
緑子は好きでもなければ嫌いでもない、ただの主人公ということ以上に感情移入できなかったが、この美しくも儚いラストシーンで好きになれた。

山内練ファンは必読ですかね。
麻生の高感度は下がるかもしれませんが(笑)

聖母(マドンナ)の深き淵 

July 17 [Fri], 2009, 19:08


柴田 よしき
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RIKOシリーズ2作目。
2作目にして練と麻生が初登場です。

事件自体も面白く、夢中になって読めるのだが、「聖なる黒夜」から入った私は何より練や麻生の登場を待っていた(笑)
この2人が出てる作品に関しては、あまり正当な評価ができそうにもない。
なぜならこの2人が出ているという事実だけで満足してしまうから。
本筋の部分よりもこの2人の関係性に興味があるから。

それにしても、この作品に限って言えばもう少し「犯人側」に魅力が欲しかったかなというところ。

RIKO -女神の永遠- 

July 03 [Fri], 2009, 1:24

RIKO −女神の永遠−

読みました。
もちろん練&麻生目当てですが、この作品に二人は出てきません。

それを承知の上で、柴田さんの作品自体興味があるので読みました。
ネタバレは避けますが一応隠しておきます。


P R
プロフィール
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成人。書店勤務。フリーター。B型。浪費癖。
音楽。本。漫画。猫。眼鏡。オークション。友達。ガスト。ファジーネーブル。
中途半端にヲタ。出会いがない。熱しやすく醒めやすい。黒髪と眼鏡があれば満足。目は細い人が好き。
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