李歐
July 17 [Fri], 2009, 19:14
最初の印象は「読みにくいな」といった感じ。
しつこいほどの情景描写や、拳銃に関する考察。
始めの部分は主人公にも全く感情移入出来ない状態で、正直少ししんどかった。
しかし李歐との出会いを機に、徐々に徐々にこの作品の世界に引きずり込まれることになる。
離れて暮らす15年という歳月は読者にとってももどかしく、その分最後の再会には心から安堵(祝福と言いたいところだがやっぱり安堵の方がしっくりくる)せざるを得ない。
読んで良かった、と素直に思わせるラストである。
何より、前半はあれだけ退屈だった工場や桜の描写に関しても、後々こんなにも愛おしく思えるようになるだなんて思わなかった。
どうか斜め読みではなく、我慢して一文一文我慢して読んでもらいたい。
ここまで読むのに集中力がいる本というのは、個人的にとても久しぶりだった。
ちょっと5分だけ…というように気軽に読めるものではないのでご参考に。
しつこいほどの情景描写や、拳銃に関する考察。
始めの部分は主人公にも全く感情移入出来ない状態で、正直少ししんどかった。
しかし李歐との出会いを機に、徐々に徐々にこの作品の世界に引きずり込まれることになる。
離れて暮らす15年という歳月は読者にとってももどかしく、その分最後の再会には心から安堵(祝福と言いたいところだがやっぱり安堵の方がしっくりくる)せざるを得ない。
読んで良かった、と素直に思わせるラストである。
何より、前半はあれだけ退屈だった工場や桜の描写に関しても、後々こんなにも愛おしく思えるようになるだなんて思わなかった。
どうか斜め読みではなく、我慢して一文一文我慢して読んでもらいたい。
ここまで読むのに集中力がいる本というのは、個人的にとても久しぶりだった。
ちょっと5分だけ…というように気軽に読めるものではないのでご参考に。
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