ライフ―いのちをつなぐ物語―

October 19 [Wed], 2011, 19:44



あらすじ
超ハイスピードカメラを駆使して撮影された、地球に生を受けたさまざまな動物たちの生きざまに迫る驚異のドキュメンタリー。英国BBCが製作を担当。地球に暮らす生き物たちの、美しく勇壮な映像に目を見張る。


鮮やかな色彩と躍動感に溢れた映像は素晴らしい。
動物たちの不可思議な生態にも興味を惹かれた。


だけど。


同じくネイチャードキュメントの『アース』や『ディープ・ブルー』を観たときほどの感動はなかったなあ。何でだろうと考えてみると、この映画の副題が―いのちをつなぐ物語―とされていることからも分かるように、動物達が如何にして次世代に血を繋げていくのかに重点を置いて制作されている映画であり、上述の2作品と違って、いのちの終わりが取り上げられていないことが原因かなと。個人的には、終わりがあるからこそ始まりにも価値がある気がするので、どうも本作の構成はしっくりこず・・・・・・。



P.S.ニホンザルのエピソードは印象的だった。これからは温泉シーンを見ても和めない〜

猿の惑星 創世記(ジェネシス)

October 09 [Sun], 2011, 16:51


あらすじ
サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィルが実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにするが・・・・・・。



以下ネタバレ注意
面白かったし、巧く作られているなぁという印象。
何故人類が支配者の座から陥落し、猿が新たなる支配者と成り得たのか。
劇中で起こる全ての出来事や設定が、その疑問の答えへと繋がっている。



緻密なVFXのおかげで、言葉は話さなくても、その表情や行動でシーザーの絶望や怒りといった感情が手に取るように伝わってくる。シーザーが初めて『No!!』と人語を発する場面は鳥肌もの。しかも作品は猿寄りの視点で作られているため、傲慢な人間に対し知性あるシーザーが段々とイケメンに見えてくる(●´ω`●) シーザーが「助けてくれ」と乞う所長に手を差し伸べるのをやめた瞬間が、人類との共存を諦めた瞬間であり、猿の惑星のはじまりかなと。


強いて苦言を呈するとすれば、
・薬品の価値に対して、その管理が余りに杜撰!
・猿たちが煙を浴びてから知能が飛躍的に発達するまでの時間が短過ぎる。



とまぁ、多少の文句はあるものの、全体的にはとても面白い作品でした。




↑猿の惑星と企業8社のコラボ広告(上:HTN Nippon梶^下:キリンビール梶j

パリ20区、僕たちのクラス

October 09 [Sun], 2011, 16:10

商品がありません。
あらすじ
この中学に赴任して4年目になる国語教師のフランソワは、新学期初日に教室の入口で 24人の生徒を出迎える。彼らの担任でもあるフランソワは教室では帽子を脱ぐように注意したり、生徒たちに静かにするよう指示したりしている。だが、スレイマンらは相変わらず反抗的な態度で……。


以下ネタバレ注意
この映画には、いわゆる日本人のイメージする”お洒落なフランス人”は登場しない。代わりに登場するのは、アフリカ系やアラブ系、中国系といったフランスの人種の多様性を感じさせる生徒たち。この生徒たちが問題児揃いで、日本でも学級崩壊が問題になっているけれど、どこの国でも教育現場が手こずっているのは同じなようで。フランソワの同僚が『無知でクズのガキども!』と暴言を吐くシーンがあり、“確かに先生の気持ちも分かるけどさ、カメラの前でクズはまずいよ”と思っていたら、ドキュメンタリーではなくフィクションだったという。


でも、それだけ子どもたちの演技が生々しく真に迫っている。
子どもたちは天使じゃないし、教師も聖人君子じゃない。
弱さも狡さも持った、人間同士のぶつかり合い。



クラスの生徒たちは、もし私が教師としてその場にいたら、つい立場を忘れて鉄拳制裁をお見舞いしてやりたくなるほど反抗的で不遜な態度をとってばかり。(私だったら3日と持たないかも・・・・・・)


それでもフランソワが教師を辞めないのは、生徒を愛おしいと思える一瞬があるからだろう。例えば自己紹介用の写真を褒められて、はにかみ、照れくさそうな笑顔を見せるスレイマン(普段どれだけ反発している生徒であっても、褒められれば嬉しいに違いない)この笑顔を見ることのできた瞬間が、教師の苦労が報われる瞬間でもあるのかなと思う。


だからきっとフランソワはスレイマンを救いたいと思っていただろうし、でも、社会の仕組みだったり教師の力不足だったりで、救い切れずその手から零れ落ちてしまうこともある。フィクションなのだからスレイマンが退学を免れ大団円という筋書きにも出来たはずなのに、そうはせず、深い絶望も確かな希望もない映画として淡々と描き切ったとことに、製作者の真摯な姿勢が感じられる。


教師は医者と違って生徒の生命は握っていないけれど、生徒の人生を背負っている。それを考えると、教師は聖人でなくても、やっぱり教職は聖職なのかもしれない。



P.S.フランスの中学生、発育よすぎやろ
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:ondo
  • アイコン画像 血液型:O型
  • アイコン画像 現住所:静岡県
  • アイコン画像 職業:会社員
読者になる
2011年10月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/sharara-ra/index1_0.rdf