
試作品の品定め2
「揺れ」について
「弱さの体温計」は3度の「弱さを受け入れている」を境に、
その下にある1度と2度の範囲では、弱さはマイナスに働き、
一方上にある4度5度では、弱さはプラスに働いている。
ある方が「私はプラスからマイナスへとよく振れるのです」、
と自分の経験を話してくれた。実はこの僕もそうである。
なぜ、このような揺れが起こるのだろうか。
ある例を用いて説明しよう。
「弱さの体温計」の1度、2度のマイナス領域を「荒地」と呼び、
3度を「耕地」、さらに4度、5度を「良い地」と呼ぶことにする。
僕自身は自分を「大地」と見なし、その中にこの「荒地」「耕地」
「良い地」が含まれていると考える。
「荒地」の荒れ具合は1度と2度で違うが、
荒地は生み出したくても何も生み出せない土地のたとえである。
「耕地」はかつて「荒地」であった所だが、開墾され、
耕作できる「耕地」に変えられた所。
「良い地」には緑があふれ、実を結び、収穫の時期が
来ている。そこは以前は「耕地」であった所。
僕は、ある時自分のある弱さに気づき、不安を感じた。
気持がプラスからマイナスになる「揺れ」の経験である。
こうした「揺れ」が起こるのは何故か。
それは、僕という「大地」の中に「荒地」がまだあることを
気づかせてくれるためだ。
以前なら「ああ、ここにもまだ『荒地』があったのか」と嘆きたい
気持ちになるのだが、今はそうではない。かえって感謝さえ感じる。
なぜなら、「荒地」は耕せば「耕地」となり、さらには「良い地」へと
変わることを知っているからだ。
だから、今は安心して「荒地」に出かけ、しばらく
「荒地」を調べ、どのようにしたら「耕地」に変えられるかを考える。
分かったら開墾開始だ。こうした作業も、豊かな「大地」を
想像すれば、楽しい作業となる。
このように「揺れ」は、自分を成長させ、自分という「大地」を
一層豊かにするきっかけを作ってくれていることが分かる。
だから弱さを覚え、揺れを経験することはなんら悲観すべき
ものではない。今後も揺れ続け、荒地を耕地へ、耕地を良い地へと
変え続けてゆく。
何よりも感謝すべきことは、この作業を
指導し、助言してくださる主がいつも一緒におられるので、
安心と自信をもって行うことができるということだ。
「しかし、ついには、上から霊が私たちに注がれ、
荒地は果樹園となり、果樹園が森とみなされるようになる。」
イザヤ32:15















