先輩

February 17 [Thu], 2011, 17:49
散々な言われような男子生徒、その名を五味貴志。キタちゃんが吐き捨てたとおり、漫研には似つかわしくないイケてるボーイである。テニス部と兼部しており、暇を見つけてはやってくる。リアルテニ○の王子様である。
「今日はミーティングだけなんだ。ねえねえ先輩、これ飲んでいいっすか」
「いいよ」
「やったー! ……って薄いっ、色が出ない!」
「すでに三人分出したからな」
「もっと早く来ればよかったぁ」
 薄い茶色の飲み物を片手に、五味は女三人の輪の中に何のためらいもなく入ってきた。
「何の話してたんっすか」
「兄弟の話」
「妹と弟は悪魔だったよ」
「そーなんですか? うち、妹も弟もいるけど、俺に懐いてめっちゃ可愛いですよー?」
 相変わらず空気の読めないイケメンである。
 どうせあれだろ、イケメンはたとえバリバリのオタクだろうと結局はイケメンであるから兄弟は嫌わないのだ。人間見た目が九割強、これが悲しい現実なのだ。
「五味お前なんで漫研なんだよ!! キラッキラしやがってよー!!」
「え、マク○スF…?」
「違う!!」
 ポーズとんな!
 ガーガー怒鳴るも五味には堪えない。むしろ嬉しそうだった。
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