洋くんの告別式

May 28 [Mon], 2012, 8:16
5月21日(月)横尾洋くんの告別式に行ってきました。

洋くんの中学校の生徒さんが沢山いらしてました。
ご一緒になった方に渡航直前の話を聞くことができました。

渡航するかしないかを決めること自体が大変だったほど、容態が悪かったこと。
女子医大の先生方の出発の記者会見も涙ながらの記者会見で、渡航が決まり嬉しいはずの記者会見が、洋くんの容態が悪く、そうではなかったこと。
ドクタージェットでの渡航さえ本当に困難な移動だったこと。

洋くんの同級生も「募金が集まったから、洋くんは絶対に助かるんだと思ってた」と涙ながらに話していたそうです。

洋くんは本当に、本当によく頑張りました。
これが日本でできたらと、やはり考えずにはいられません。

深く、深くご冥福を祈っています。

日本の子どもを日本で救うために

May 27 [Sun], 2012, 8:23
5月19日の加藤先生の話を聞いて、私が感じたことをまとめたいと思います。

アメリカ人に「あなたはドナーカードを持っていますか?」と質問すると、
「もちろん持ってるよ」と答える人が多いそうです。
そして更に「どうして持っているのですか?」と質問すると
「だって、自分にもしものことがあったら、移植手術して欲しいから」と答えるということなのです。

つまり、「もらいたい」からには、「あげる」に決まっている。
「もらいたい」のに、「あげるのは嫌だ」というのはナンセンスということなのです。

それを聞いて、とってもわかりやすいと思いました。
「自分も受けたい=あげたい」 
を一般的にすることが何より大切だということでした。

そして、移植や脳死のことについて
@医師・医療従事者の理解
A一般の方々の理解
Bメディアの理解
C宗教界の理解

この4つが必要ということがありました。

@については、脳死や臓器移植などは、厚生労働省の管轄なので、医師になるための国家試験には出題されますが、医師や看護師の教育は文部科学省の管轄です。
なんと、教科書にはまだ脳死についての詳しい記載がないそうで、そのときの先生によって話すことはあるかもしれないが、そうでない可能性もあるということなのです。

この話には、とても驚きました。
文部科学省でも早急に脳死や移植の内容について、教科書に入れて欲しいと思いました。

また、ドナー病院の負担軽減や移植医療への補助として、国内でのドナー確保への活動や渡航移植への補助も国からバックアップするべきだという話がありました。

特に、心臓移植の必要な小児が渡航することに対して国が援助しないことがおかしいということでした。
今までは、心臓移植自体が保健適用外だから、国内外に関わらず、援助はできないという国の立場だったそうですが、今、国内での心臓移植は保険が適用になっています。

加藤先生は以前、「心臓移植の必要な子が渡航せざるを得なくなっているのに国からの援助が一切ないというのは、集団訴訟をおこしてもおかしくないくらいだ」とおっしゃっていました。

日本の子どもを日本で救いたいという、加藤先生の熱い熱い思いが伝わってきました。



2012年5月19日(土)の講演について

May 26 [Sat], 2012, 8:50
この日、加藤先生に手術をしてもらった方々も集まりました。

私が一番嬉しかったのは、元気な大橋陽佑(おおはしようすけ)くんにお会いできたことです。
加藤先生に生後11ヶ月のときに、
6臓器(小腸、肝臓、膵臓、脾臓、胃、大腸)の多臓器移植をしてもらった男の子で、
現在8歳です。

皆さん元気な姿で集っていたので、改めて移植医療の素晴らしさを感じて帰ってきました。

講演は、
@「医療と仏教両面からみた脳死移植」
真言宗 住職 倉松 俊弘

A「米国における移植と日本への提言」
コロンビア大学外科学教授 加藤 友朗

の2つありました。
@については、自分が信仰している宗教以外の話を聞く機会がなかなかないので、興味深く聞かせてもらいました。
「(脳死や心停止による)死を判断(認定)する必要はない。『自身の命を提供(供養)する』との思想に基づき、ドナー提供を心停止・脳死・生体を区別や判断せずにできるようなればいい」(主旨。たぶん。。。)という話にはとても驚きました。改めて、様々な考え方の人がいるんだなと感じました。

Aについては、日本でも子どもの命が助かるためにどうしたらいいかという加藤先生の見解がとても興味深かったです。
というのも、4ヶ月間、コロンビア大学病院のPICU(小児集中治療室)で生活した私は、加藤先生の忙しさを垣間見ています。小児科の先生が「この病院に一番長くいるのは、ドクターケイトーよ」というくらい、いつも病院にいて、手術でなければ病棟の患者を回っているなど、漫画の通り、一人でも多くの命を救うために動き回っているというのが私の印象です。
その加藤先生が、これほどまでに日本の子どものためにどうしたらいいのかを考え、企業に掛け合ったり、提言していることに本当に敬服しました。

その一端でも自分が担えればと思わずにはいられません。
yaplog!広告