最近読んだ本

2008年04月20日(日) 22時20分
最近読んだ本について書きます。

リリーフランキーの「ボロボロになった人へ」
リリーフランキーは見た目と雰囲気が好きな人なので読んでみました。クセがあまりなく読みやすかった(ちょいと残念)。なんだか女性目線の話が多かったかも。バンドも聴きたいなぁ。I平氏がかっこよいと言ってたので。

江國香織の「きらきらひかる」
江國香織は初めて読みました。なんか繊細で危うい人間を描くのがうまいのかなと思いました。周りの風景になじめないながらも思い合う登場人物の動作や表情が優しい。

山崎ナオコーラの「人のセックスを笑うな」
なんだか人の恋愛を覗き見してしまったようなカンジ。登場人物が普通っぽい。正直2人だけのもので良いと思うので、この作品みたいに2人で完結してる世界は好きです。誰かに言いたくなるような関係性は他の余計な感情を満たす為に存在してしまう気がする。相手がいてもお互いに満たされる部分があって2人の間で完結してたらそれはそれでアリなんじゃないかと思う。

小川洋子の「密やかな結晶」
とても文章が美しい。その島では、次々とモノが消滅していくと同時にそのモノに関する感情や記憶も人々から消えて行く。手紙やオルゴールから始まり、最終的には足、声、目と、肉体的にも存在がなくなってしまう。淡々と描かれる消滅と登場人物の感情の動きがとても刹那的で美しい。主人公の女性は小説家なんだけど、その人の描く小説と外の世界の心情と事実とが絶妙に交わっていき、最終的に同化して行くのでそれも素敵だった。こういう時代も国も設定がわからない作品は好きです。

最近観た映画

2008年04月06日(日) 22時49分
最近観た映画について、書きます。

まず今日、クローバーフィールド観てきました
なんか観てて疲れちゃいました。いくら演出とはいえ、あんなに手持ちカメラの映像ばかりじゃさすがに訳がわからないっす(笑)

次は、さくらん
艶やかでした。そしてあの色使いは蜷川実花らしさ以外の何モノでもない美しい。ただ映画監督ってカンジではないのかもなぁと思ったり。セリフとかない方が良い。

あと、ポルノスター
千原ジュニアが主役の映画。とにかくヤクザをめった討ちにしてくんです、ジャックナイフを使って(笑)いやぁジャックナイフがジャックナイフを。

で、ミスターロンリー
マイケル・ジャクソンになりきって生きている男の話です。自分のままで生きることが怖くて有名人になりきって、誰かの姿を借りてしか生きられない人達が出てきます。みんな一緒で笑顔なんだけど淋しそう。仮の姿に寄り掛かり続けている以上は、やっぱり自分を実感することなんてできないんじゃないかなぁと思いました。自分の気持ち・考えを信じることなんて出来ない。その人に憧れる自分を外野から見るようにしないと。劇中、主人公は結局自分としてしか生きていないことに気付いていくんです。彼が感じた自分として生きることへの怖れみたいなモノは少なからずあたしは感じたことがあるから、なんだか感情移入してみちゃいました。

恐怖のおかっぱ

2008年04月04日(金) 1時30分
先日、ノーカントリーを観てきました。

コーエン兄弟とても好きなので待ってましたってカンジです
うっかりきれいな起承転結を期待しているとものすごい勢いで裏切られてしまう映画です(笑)あれ?!ってなって、終わってから考えさせられる。

麻薬取引の大金を持って逃げる男モスとそれを追いかける自分のルールにのみ従って生きる殺し屋シガー、そして逃げる男を救おうとする保安官(名前忘れた、トミーリージョーンズ)の話です。
殺し屋役のハビエル・バルデムが最高に怖いです。終始心臓がバクバクしました。

この映画で2つ思ったことがあります。

1つ目は、人間であるということ絶対的なところで同じであるということ。行動規範が世間のルールだろうが、自分だけのルールだろうが、さからえない普遍的なものがあって(運命的なもの?)、その前では人間みな同じである。惨悪な殺人鬼だって交通事故で怪我はする。運命の前では、みな一緒だと。服を借りるという行動を、逃げる男モスと殺人鬼シガーの両方で描かれていたり、保安官と殺人鬼シガーのミルクを持った姿がテレビ画面に写る姿が同じアングルで別場面て描かれてたりしました。自分のルールに従い、不条理な行動をする殺人鬼でも結局人間で、みな同じなんだなぁって思いました。

あと2つ目は、世の中の流れを斜めからしか見れなくなった人間は外野でしかいられなくなってしまうということ。
逃走劇の中で逃げるモスは大金への夢と逃げ切れるという根拠のない自信から生き生きしていたし、追いかける殺し屋シガーは自分のルールのみに従って生きていて、世の中の流れなんか関係ない次元で生きています。
物語は彼等2人の逃走劇が主で、正義の味方である保安官は結局モスを救えず正義の味方にはなれません。一見逃走劇ですが、実のところは世の中の流れに乗れず、多くの経験から、どこか物事を斜めにしか見ることが出来ない保安官がずっと物語の外野でしかなかった姿が印象に残っていたりします。劇中、彼はずっとなんだか取り残されてしまってるんです。普通、保安官は正義の味方なのに。で、ラストのくだりで、ほぉと腹に落ちて、で、題名の原題の「No Country for Old Men」にも納得してしまう。

場面とか要素が繋がって1つになっているのではなく、全体の構成で描いてるんだ、なんて素敵なと感じてしまいます。美しいやっぱりコーエン兄弟好き
自己紹介。
あたしは米
blossomです。
頭の形が米粒みたいなんです。悩みです。
映画とマンガと音楽、あと仏像が好きです。
将来は、縁側と滑り台のある家に住みたいです。
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