窓から外に助けを呼ぼうと

November 26 [Tue], 2013, 22:27

メノウの舎利石は気を発す。
四拍呼吸だ。
腹式四拍呼吸法にて気を操作するのだ。

1・2・3・4と吐く。
1・2と止める。
1・2・3・4と吸う。
1・2と止める。

地道な修練こそ結局は自分自身を一番助けてくれる。

諸行無情ゆえに、あらゆる事象に興味を持つ。
諸法無我ゆえに、あらゆる物事から執着を捨て去る。
涅槃寂静ゆえに、何があろうとも泰然自若と構える。

人生はゲームの如し。
「いわゆる三子話だ」
「三子話って?」
「珍子を満子に入れ赤子を出産というだけの話」
問題は食わせていく費用だ。
ヒトは食わねば生きられぬものだ。
働き、食い、休む。
古今東西、無知な若衆は槍働きと称して刃物を振り回す。
ストリートにナイフを持った若者が徘徊する。


(1)

 新学期が始まって5月の連休になると、就職したばかりの先輩が大学に遊びにきました。
私は就職活動のこととか早めに考えておいたほうがいいと思いいろいろ話を聞きました。
先輩には資格は学生の内に取れるだけとっておいたほうがいいと言われました。
「英検の2級なら持ってます。」と、聞いてみると、「2級くらいなら誰でも持ってるから、準1級くらいでないと、」と先輩に言われました。
大学の授業だけではとても英検の準一級はとれないから、
NHKの英会話で勉強したほうがいい、と言われました。
ビデオを二台買って、録画した英会話のテレビ番組を自分で編集して何度も繰り返し勉強すれのがいいと言う話でした。
それで私は、ビデオを2台買うために、アルバイトをすることにしました。
 学生課の掲示板でワープロの仕事をいろいろ探してみました。
ワープロの仕事はありまなかったのですが、何社か募集がありました。
どこにしようかと思いましたが、大学に近い方が便利だと思い、一番近そうな所の電話をメモしました。
大学の公衆電話で電話してみると、履歴書をもって面接に来て下さいと言われました。
翌日大学の授業が終わってから、指定された場所にいくと、新しいビルの5階でした。
係の人が出てきて履歴書を見ながらすこし世間話をしました。
それから何時から来られますかとか、週何回とかの話をして、では結果は後日電話を差し上げますと言われました。
 翌日電話があって明日から来て下さいと言われました。
私の席だからと、机の所に連れていかれました。
じゃあ今日はこれ読んでくださいとワープロのマニュアルを渡されました。
大学の情報処理演習で習っているのと同じソフトだったのでこれならすぐできると思いました。
しかし、すぐに仕事を始めるよりはワープロのマニュアルを読んでいた方が時間が稼げるからと思いしばらくマニュアルを読むことにしました。
当日はマニュアルを読むだけで終わったので、これでお金がもらえるのだから得をしたと思いました。
翌日からは、手書きの草稿を入力する仕事が始まりました。
分量はそれほど多くなかったので、私はわざとゆっくり入力することにしました。
ばれたら怒られるかと思いましたが、誰も私の仕事ぶりを見ている人などいませんでした。
夕方になって、歓迎会をしますから来て下さいと言われました。
私は、アルバイトなのにわざわざ歓迎会をするなんてと思いましたが、ほかにも入社した人がいるらしくてその人の歓迎会についでに招待されただけのようでした。
私は適当にほかの人の相手をしていればいいと思いましたが、社員の女性の人が男性社員にお酌をして回っていたので、私もこれはお酌をしなければいけないと思いました。
愛想をふりまいてお酌をして回ると、「彼氏はいるの」とか聞かれて困りました。
「一人だとさみしいだろう、俺の胸で泣かしてやるよ。」と部長さんが半分冗談の様に私に言います。
私は、悔しくて泣き出しそうな気分になりましたが、じっとこらえて笑顔を作ってごまかしました。
歓迎会もようやく終わって帰ろうとすると、二次会にしつこく誘われました。
私はなんとか断ろうとしたのですが、無理矢理に連れて行かれました。
小さなクラブのような店は部長さんの行きつけの店らしくて、クラブのママが部長さんと親しげに話していました。
部長のおごりということらしく、同じ課の男の子が代わる代わるカラオケで歌い始めました。
クラブのママがなにか曲を選ぶと部長さんに私とデュエットするように勧めました。
なんだか知らない曲でしたが、部長さんとならんで適当に歌うと、部長さんが私の肩から腰を撫で回してきました。
これはセクハラだと思いましたが、なんとか歌が終わるまで我慢しました。
終電でアパートに帰ると、明日の締め切りのレポートをなんとか書こうとしましたが、
頭が重くなってとても書けませんでした。
しかたなく、朝早く起きてレポートを書こうと思って寝ました。
しかし、朝起きようと思ってもどうしても起きられませんでした。
大学に行って教室で礼子さんを捕まえて、「レポート写させて。」となんとか頼み込んで、
授業中に礼子さんのレポートを必死で写しました。
なんとか授業の終わりまでにはレポートを写すと、締め切りぎりぎりに提出してほっとしました。

(2)

 もうすぐバイトをやめる頃になって、社員旅行に誘われました。
いく予定だった人が退社したため、人数があまってしまったそうでした。
お金は少しだけだしてくれればいいと言われて、行くことにしました。
観光バスは途中で、休憩のために、茶店のような所に止まりました。
社員の男の人たちは、みんなバスから降りて、自動販売機のコーヒーを飲んだりしていました。
私も、ウーロン茶を飲んで、土産物をみてあるきました。
バスに乗る前にトイレに寄りました。
女子トイレは混んでいて、随分時間がかかりました。
そとに出てみると、もう会社の社員は誰もいませんでした。
バスは私をおいて出発してしまったようでした。
私が慌てていると、車で追いかけましょうと、声をかけてくれる男性がいました。
私は車に乗せてもらって、バスの後を追いました。

(3)

 私を乗せた車は、バスのあとを追って走り始めました。
しかし、すぐに大きな通りから山の奥に通じる細い道を上っていきました。
大きな湖に湖畔に、バンガローがたくさん並んでいるのが見えました。
車は、バンガローの近くに止まると、男は私をバンガローの中に連れ込みました。
私はバンガローの窓から外に助けを呼ぼうとしました。
男は私を後ろから抱きかかえて来ました。
欲望の嵐が私の体に襲いかかってきました。
浜辺におしよせる波のように、欲望は繰り返し私の体に押し寄せては退いていきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
このままずっと続くのなら、私の体はもう屈服するよりないと覚悟を決めました。
男の欲望は私の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で私を打ち砕きました。
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