呪文のようなものを唱えながら

October 26 [Sat], 2013, 13:05
 大学に合格したあと、東京にでてきて最初にアパート探しをしました。
最初どうしていいのかわからなかったのですが、大学の掲示板にアパートの紹介業者がいくつか掲示されているので、そこに言ってみました。
大学の近くの方がいいですよね、ちょうと今年卒業して空く部屋があるからと案内されました。
お風呂がなかったのですが、銭湯は近くにあるからと言われました。
契約がすむと、これ読んで下さいと新聞を渡されました。
鍵をもらって部屋にいって新聞をあけてみると宗教団体の新聞でした。
一応隣の部屋にも挨拶したほうがいいと思い、タオルを買って隣のドアをたたきました。
でてきたのは、もう30代くらいの女性でした。
表札には栗田と書いてありました。
翌日になって栗田さんに、講演会を見に行きませんかと誘われました。
私も知っている有名な歌手が近所の会館で講演会をするそうでした。。
「それに、ただでこんなすばらしい講演が聞けるんですよ」と言われて、ただなら見に行ってもいいと思いました。

(2)

 案内されてついていくと、着いた場所は近所の市民会館のような建物でした。
中にはいると、広い講堂になっていて床は絨毯でそのまま座るようになっていました。
私は礼子さんと一緒に、空いている所に座りました。
しばらくして、司会の人が挨拶をしました。
しかし、どうもどっかの宗教団体の人のようでした。
紹介されて歌手の人が舞台に登場しました。
たしかに、テレビでよくみる有名な歌手に間違いありませんでした。
いったいなんの話が始まるのかと思って聞いていると、始まったのは宗教の話でした。
この宗教にであって、いかに自分が生まれ変わってすばらしい人生を歩むようになったかの話が延々と続きました。
私はすこし退屈になり、なんとか早めにでようと思いましたが、
礼子さんは「全部聞いていきましょう、こんな機会はもう二度とありませんから」といっ
ゆずりませんでした。
ようやく講演が終わって私が帰ろうとすると、青年部長さんに紹介されました。
私はまた話が長くなると思って、「じゃあ失礼します」と言って早めに出ようとしました。

(3)

 帰りに、青年部長さんが私のアパートまで送ってくれました。
ちょっと素敵な感じの男性だったので、お茶でもと誘って部屋に上がってもらうと、また宗教団体に入りませんかと誘われました。
私は断わりましたが、繰り返し繰り返し同じ話を繰り返して、いつまで立っても帰ってくれませんでした。
話を聞いている内こんなに熱心に誘ってくれるのなら入った方がいいと思えてきました。
しかし、やっぱりよく考えた方がいいし、宗教など絶対いいことはないと思いました。
でも、青年部長さんは結構素敵だし、入ればいつも一緒にいられるのかと思うと心が迷いました。
夜の12時近くになってもまだ帰らないので、私はどうしようかと思いました。
私はお布団を敷けば、さすがにもう帰ってくれるだろうと思いつきました。
それで押入をあけてお布団を出して、青年部長さんの目の前にわざとしきました。
しかし、青年部長さんは平然とした顔でまだ話を続けていました。
私は、青年部長さんの顔色を横目で見ながら、毛布と掛け布団を押入から出しました。
それでも青年部長さんが帰ろうとしないので、私は押入からパジャマをだすと、スカートに手をかけました。
すると今度は青年部長さんの表情がすこしゆがんで中年男のいやらしい顔つきのようになりました。
私はようやく最初からこれが目当てだったのねと気がつきました。
青年部長さんさんがそのつもりなら私も青年部長さんと交際してもいいなと心が動きました。
それだったらチャンスは今しかないと思い切って「今夜泊まっていってくれたら入りますと」小さい声でいいました。
すると青年部長さんは口元がゆがむような笑顔をして私にうなずきました。
私は青年部長さんに背を向けてブラウスを脱ぐと、畳んでお布団の枕元に置きました。
そして、両手を後ろに回してブラジャーをはずしてブラウスの横に置きました。
パジャマの袖に手を通すと、今度は半分後ろを向いて青年部長さんの様子を確かめながら、スカートを腰まで下げました。
青年部長さんは満足そうな顔をして私のお尻に視線を向けていました。
私は、やっぱり青年部長さんでも男にかわりはないのねと思いながらスカートを脱ぐと、パジャマに着替えました。
私は青年部長さんのすぐ目の前で布団に横になりました。
それから「今夜は優しくしてね。」と私から誘ってみました。
青年部長さんは服を脱ぐと、なにか呪文のようなものを唱えながら、私の上に体を重ねて私きました。
欲望の嵐が私の体に襲いかかってきました。
浜辺におしよせる波のように、欲望は繰り返し私の体に押し寄せては退いていきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
これが運命の決めた時だとあきらめの気持ちは、やがてあふれ出る泉を呼び起こしました。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
このままずっと続くのなら、私の体はもう屈服するよりないと覚悟を決めました。
青年部長さんの欲望は私の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で私を打ち砕きました。
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