『おなかの赤ちゃんのためにも、沢山栄養取らないと』妊婦さんによく言われるこの言葉ですが、実はこれは一昔前の話で、最近では病院からも妊娠中の体重増加を厳しく管理されるようになりました。おなかの中の赤ちゃんのために沢山食べなさい、というのは戦後まだ栄養が不足していた時代の事で、栄養が十分取れるようになった現代においては、却って体重増加による妊娠中毒症の方が問題視されるようになりました。私は妊娠6ヶ月頃までつわりがあり、その頃の体重増加は、食欲も減退していたために大したことはありませんでした。ところがつわりが落ち着いてきた頃には食欲も戻り、通常通り食事を取っていると、驚くほどに急激に体重が増え始めたのです。医師からも妊娠中の体重管理を指導されていたので、何とか臨月までプラス6キロ台(これは一般的にはかなり増加を抑えているレベル)で留まっていたものの、臨月に入ってからは、1週間に1キロのペースで増えていきました。出産が近くなると、母体は体に水を蓄えるようになるそうで、この時期の妊婦は水を飲むだけでもどんどん体重が増えていってしまうというのです。その後は食事を煮物など油を一切使わないものにし、陣痛がつきやすいように、家の掃除など体を動かす家事を積極的にし、体重増加をなんとかおさえる努力をしました。やせすぎは低体重児の原因になり、また太りすぎは妊娠中毒症を引き起こします。適度な体重管理をする事が妊婦さんの課題であると言えます。
横浜産科
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