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月々2万円? 結局いくら?

 さて、突然ですが、「あなたの生命保険の値段はいくらですか?」という質問
をされたら、みなさんはどう答えるでしょうか。「月々2万円です」。これでは
残念ながら答えになっていません。例えば、あなたの住んでいるマンションはい
くらで購入しましたか?という質問に、「月々ローンの支払いは7万円」と答え
るのと同じです。「自宅は、3千万円で買いました。」と答えるのが正解ですが
、それではなぜ生命保険はそんな簡単な回答すらできないのでしょうか。

 生命保険も商品ですから、当然値段があるはずですが、みなさんはひょっとし
てその値段を知らない、もしくは知らされていないのではないでしょうか。家の
次に高い買い物だといわれているのに…。こうした状況はどう考えても変です。


見直すたびに上がっていく保険料
 大手生保の主力商品は、保障の中心をなす“特約”と呼ばれるものの保険期間
が10年で、10年ごとに見直すようになっているものがほとんどです。つまり
、10年経つと年齢が上がっている分、保険料が上がります。そして、そのまた
10年後には保険料が再び上がります。こうして、30年支払って始めて、自分
がいくら支払ったかを計算してみて愕然とするのです。その時に後悔してももう
遅いのです。幸か不幸か、実際に支払った保険料を計算する人はそう多くはあり
ません。怖くて計算できないし、したくないからです。

 じゃあ、ちょっとパンドラの箱を開けてみましょうか。

 例えば、妻と子供がひとりずついる40歳の男性がいたとします。この人が、
大学を卒業して社会人になり、23歳で月12000円のとある大手生保のアカ
ウント型と呼ばれる生命保険に加入したとします。月12000円のうち200
0円は積み立てで、1万円は掛け捨てです。多くの人はこんな感じの保険に入っ
ているはずです。

 30歳で結婚したときに、見直しを勧められ、保険料が月15000円(うち
積み立て2千円)にアップし、その後32歳で子供が生まれたので、保障をさら
に厚くして2万円(うち積み立て2千円)になったとします。さて、この人は4
0歳になる今までにいくら保険料を支払ったことになりますか? 答えは329
万円です。この内、積み立ての41万円を除くと、掛け捨てた保険料は288万
円です。

「あなたの生命保険の値段は?」 掛け捨ては?

 今まで一度も保険のお世話になったことがなければ、300万円近いお金はも
う戻ってきません。入院して給付金を少しばかりもらったとしてもあまり変わり
ません。それだけのお金があったら他に何ができたでしょうか。

 さらに、この人が32歳で見直しをした保険は10年後に更新時期が来ます。
子供がまだ小学生なので、同じ保障内容で更新したとすると、42歳時点の保険
料は34000円(うち積み立て2千円)になります。その後52歳時点では、
65000円になりますが、これではあまりに保険料負担が重いので、保障を半
分に削り、今までと同じ34000円で継続したとします。そして、62歳時点
で締めてみると、社会人になってから支払い続けた保険料は、総額で、なんと1
193万円にもなっているのです。このうち、積み立てにまわした保険料94万
円は、金利がついて126万円程度になっているとすると、保険事故に遭わない
ことで手元から消えたお金は、約1067万円ということになってしまいます。

 みなさんはどうですか。最悪こうなる覚悟があって生命保険に加入しているで
しょうか。「あなたの生命保険の値段は?」と聞かれて、「月2万円」と答えて
いては、いつか後悔することになるかもしれませんよ。

支払総額700万円

あなたの生命保険の値段は?
 生命保険のことをしっかりと考えている人は、「あなたはどんな生命保険に加
入していますか?」と聞かれたらこんな風に答えるのではないでしょうか。

 私(40歳男性)が、35歳のときに加入した保険は、一生涯保障する終身保
険700万円に加え、子供が学齢期にある間、遺族年金や団体信用生命保険で不
足する分を定期保険で、また、病気やけがに対するリスクをがん保険と医療保険
でカバーしています。保険料の払い込みは60歳までに終了し、支払総額は60
0万円になりますが、最終的には私が死んだときに、少なくとも700万円が支
払われますので、60歳まで変わらない月々2万円の保険料の支払いについては
、納得しています。

 これは架空の話ではありません。ちゃんと考えて生命保険を購入すれば、こん
な感じの無駄の少ない生命保険を組み立てられます。生命保険は分かりにくい商
品の代表で、この商品に対する考え方は、専門家の間でも議論百出です。どの考
え方が自分に適しているかは、みなさん自身の判断ですが、私が一番大切だと思
うのは、保険を買った本人が、“納得”しているかどうかなのです。
P R