色は匂へど 

2010年03月01日(月) 10時13分

染めは色見本をさがすところから始まる
サンプルは絵、写真、どこにでもあるものが使えるが

ふくらみかけた梅の蕾
夕立ちの後の水たまり
飛び立つ鳥の羽毛
自然は色の在り処

かかせないのが和の色名
文字が豊潤な色を映し出し
先人の色彩に対する豊かな感受性がつまっていて
染色イメージが想起される

今回は勘染めにチャレンジ
染料を微妙に調合しながら、そして染まりゆく糸を見て
更に塩梅よく染料を足し最後に隠し味を入れて色に深みを加える

金の糸は鬱金色
翠の糸は鶸萌黄
蒼い糸は瑠璃紺
ピンクは赤紅
濃い赤は緋色

空手と羊 

2010年02月24日(水) 18時11分

すごく柔らかくて、フワッフワッのかき氷が出来上がりました
そしてここが思案の思案橋
この羊毛にどんなシロップ=染料をかけませう

ところで
私は誠道空手を学ぶことは天命だと思っていますが
空手は身体の表現
拳の神経の表現
そして私そのものの

研ぎ澄まされた拳の神経は
羊の毛を紡ぐことで癒され
指の先で思唯する

空手と羊
柔よく剛を制す剛よく柔を断つ
といきたいものです

空手と呼吸と織り 

2009年11月09日(月) 15時11分

織の仕事をしているといつのまにか息が長くなり呼吸が調う
絹を織るのも一息に杼を飛ばして織った布には勢いがある
空手は呼吸の芸術だと思っていたけれど、織りも呼吸がたいせつ!

日本の女性を包み、護り、彩ってきた着尺を織ることで気づく
呼吸と身体の深い神秘性

空手と呼吸を通して日本文化の良さを再認識したけれど、
今、織りを通して日本文化の様々を学ぶことができて興味はつきない

千葉大会 

2009年11月09日(月) 14時10分
大会は空手の修行の要諦をなすものである

試合の出番を待つ間、小さい人も大人も緊張の時を一様に過ごす
刻々と自分の出番が迫るうちに、順位に拘る気持ちは失せ
驕りや衒いも消えて、いつの間にか澄みきった心境を得る

試合において緩急をつけながら一気に、一息に出す技には勢いがあり、
ココロと体の動きは良い呼吸と連動して
集中力と生命力を高めるエネルギーに転化される

潜在力はココロを専一にして事を成すことで啓く
大会は日常生活で空手を生かす方法を学ぶ場である

死生は知らず 

2009年09月24日(木) 16時23分
夢は遠い未来にかなえるものと云うイメージがあるが、
夢を叶える時期をずっと先に置く必要はない。
夢を先送りしないで、実現に向けてとるべき行動を具体的にすること。
また、自分の体力を見据えて時間の配分を明確にすること。

しかし夢を実現させることが、最も大切なことではない。
もっとも大切なのは死生は知らず、今を一生懸命生きること
生の充実感は結果よりその過程にある。

                    経糸用の生糸60本(染:欅)

染められる樹種 

2009年09月18日(金) 14時47分
 
樹種染めは愉しい
今染めているのは欅、煎汁で優しい黄色染料が得られます

染色に利用できる樹種はいろいろあって
桜の樹皮でピンク色、ザクロの実の皮で深緑色、キハダは黄色
枇杷の葉も使える

キハダは生薬として食べすぎにも効く
樹皮の内側はあざやかな黄色で
なめるとすごく苦くていかにも効きそう

ちなみに木の皮をなめてみて渋みのあるものは、全部染料になるらしい
木にしがみついて木を噛んでいる人がいたら、その人は染色家です!?

『わからないことがわかってくる』 

2009年09月18日(金) 10時22分
私はのみこみが悪く、不器用ですが、そのことに抵抗がない
何か技を習得する時にわからないことだらけで失敗が続き
器用な人の何倍も時間がかかるけど諦めない

わからないことも、ずっと取り組んでいると
ある日やって来る歓喜の瞬間『わからないことがわかってくる』
自分なりの工夫と継続が大切
すぐに出来てしまう人はこの継続や努力する資質が養われないように思う(ねたみ?)

空手は静かなる自信を与えてくれた
わからないことが分かるだけでも、人生は生きてみるに値すると信じている
このことに気づいただけでも、空手を始めた価値がある

天蚕と家蚕 

2009年09月17日(木) 17時33分


緑色の繭が天蚕
天からの贈り物とは美しい言葉です

木の葉と同じ色なのでなかなか見つかりませんが
オットドッコイが見つけてきました
天からの贈り物ならぬ 夫からの贈り物

白い繭が家蚕
大きい方はお湯で煮て硬い部分(セリシン)を溶かしてあり
指先で引くと糸になる繭綿です

一反の着尺を織るのに2700頭の蚕が必要なのだそうです
徒や疎かにしたら御蚕さんのたたりがあります

糸を巻く 

2009年09月16日(水) 10時34分

毎晩、夜なべをして糸を巻く巻く

木枠がカラカラ、カラカラと軽快な音を出している間は
糸まきまきの歌から始まってみだれ髪『投げて届かぬ想いの糸が♪』
夢芝居『男と女 あやつりつられ 細い絆の糸引きひかれ♪』…
糸系の歌が次々に頭の中をよぎっていく

いい調子で鼻歌を歌っていても、繊細なお絹さんの気をそこねると
後は悲しい『あゝ野麦峠』

今日の木枠はカラカラと良い音を奏でてくれますように

色を染める 

2009年09月15日(火) 16時41分

自然が織りなす綾なる色目は
季節がめぐるにつれて、刻々と移ろいゆく
命枯れるまで咲き続ける花々の色に
自らの裡にも脈打つ命を感じる

自然の生命力を糸に染め
織り 仕立て 色の命を身に纏う
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