シーカヤックの歴史

December 12 [Fri], 2008, 11:30
「カヤック」はいつ頃から歴史に登場したのでしょうか。海が生活に密接しているエリアではずいぶん
古い時代からさまざまな形で存在していたようです。
カヤックとよく比べられる「カヌー」のルーツは本当にシンプルに、木をくりぬいて作られたものの
ようです。発見されている一番古いものだと6000年くらい前のものになるそうです。
丸太をくりぬいて作ったものなどは、「カナディアンカヌー」が有名です。
カナダの原住民たちが木をくりぬいて作ったのが名称の由来にも関係しているようです。

「カヤック」と呼ばれているものは、特に北方の寒い地域で生まれており、ひとつはアラスカ地方の
エスキモー、イヌイットとよばれている海洋民族発祥です。
狩猟を生業としていたイヌイットたちはアザラシをはじめとした海洋哺乳類を獲り、食料として
だけではなく、皮や脂肪などを衣服や燃料など、生活に必要なものに活用していました。
木などで船の骨組みを作り、これにアザラシの皮などを張り合わせて防水のために動物油を
しみこませていましたようですが、その手段は常温でとけない寒い地方限定ですね。

シーカヤックの歴史2

December 19 [Fri], 2008, 11:42
当時のカヤックは大型哺乳類を狩るための道具なので、これらを海で捕獲できるように、機動性が
必要だったと推測されます。安定性と機動性は相反するものなので、船体は細長く、でバランスは
悪かったようです。
沈(水没)イコール凍死に近い環境では、スプレーカバーをつけて人船一体となる必要があり、
転覆してもパドルで起き上がるテクニック(エスキモーロール)が生み出されました。

アリューシャン海域の人々であるアリュートのカヤックもありましたが、電気の普及やエンジンボートの
進出により、少しずつ姿を消すこととなりました。

しかし近年、分解し背負って鉄道に乗れるように折りたたみ式となった「ファルト・ボート」が
ドイツで誕生。その後、北米では折りたたまない、グラスファイバーやポリエチレンなど新しい素材で
できた「シーカヤック」が登場し、アウトドアやマリンスポーツの一つのジャンルとして確立された。
さらにカナダでは、より太古のカヤックに似た、骨組みとスキン(表皮)による構造の「フォールディング・
カヤック」が作られ、折りたたんで移動できるメリットを生かした、水上の旅の道具としても活用されている。

フェザークラフトについて

December 24 [Wed], 2008, 0:26
世界を代表するフォールディングカヤックメーカーであるフェザークラフトは、
「フォールディングを優先させない、本格的スキンカヤックメーカー」でもある。

オーナーみずからテスト航海を幾重にも重ね、徹底して性能を追及するという姿勢は
創業以来かわらない。
特徴的なのは船体を覆う布は縫うことはせずに、溶着されている。縫えば当然のように
針穴が開くが、応力はそこに集中し、水漏れは防水テープを貼ったりして重量hは増し、
機能は低下する。
フェザークラフトは、たゆまない研究を重ね完全防水の船体布を生み出した。
基本的に折りたたみ式のカヤックというのは、運搬の簡便さを目的につくられている。
ところがフェザークラフトはシーカヤックの原形であるオリジナルスキンカヤックを目指している。
組み立て、分解は手間がかかりますが、遠征などに使われることが多く、絶対的な信頼を
ユーザーから得ている。
私はクロンダイクを所有していますが、持つこと自体に悦びも感じさせてくれます。
使用後に海水を洗い流し、痛みが少ないように保管するという作業は大変ですが・・・(笑)