関根雲停ほか『魚譜』

2007年11月29日(木) 21時14分





『魚譜』関根雲停他画 より

InfoLib 博物図譜データベース 簡略画面

(エラーになる場合はもう一度クリックして下さい。If 404 or any error message appeared, please click the above link to view the site again.)

東京国立博物館の博物図譜データベース(リンク)より。上に貼ったのはすべて関根雲停の手になる図です。

雲停は江戸時代から明治時代の初めにかけて活躍した博物画家。精巧でありながら時に荒々しくすら感じられる闊達な筆致は、日本の博物学史上でも他に類を見ないものです。この『魚譜』には複数の画家の図が収められているけど、雲停の図は字を確認するまでもなく一目でわかってしまいます。それほど彼の絵は特徴的なんですよ。

どうでもいいけどこの画像データベース、所蔵資料をあらかじめ知っていないと芳しい検索結果がなかなか得られません。もう少しだけでも一般のユーザーに優しい作りになれば嬉しいんだけどな。

Tabitha Vevers

2007年11月28日(水) 7時29分

Looking for Love (2006)


Intelligent Design (2007)

Tabitha Vevers Homepage

ずっとまえに hysteria's reviews (リンク)で知った画家のサイトです。わりと最近作られたようで未完成のページもちらほら。いまのところは Pepper Gallery (作者のページにリンク)や artSTRAND (同じくリンク)のほうが作品を観るには便利かな。

"Shell Series"っていう本物の貝殻に描かれたミニアチュールのシリーズがとても素敵。もしも片割れの貝殻が残っていれば、絵に添える短い詩を書いて貝合わせをしてみたいです。

Conrad Haberland

2007年11月26日(月) 21時51分

A Gator Puffs Executive Meets His Tragic Demise

Untitled Document

オランダ生まれでアメリカ在住の画家。このポップで愛らしい絵がカンバスにオイルでしっかり描かれているところがたまりません。こういうの大好き。いずれ実物を鑑賞したいです。

あ。うちに来てる人にはいまさら言うまでもないと思いますが、ワニはさかなの仲間です。いつもそうとは限りませんが、少なくとも上の子はさかなの仲間でオッケー。

Basia Konczarek

2007年11月25日(日) 23時12分

Driving through the MonstersLand


Magical Lovely Anne Julie

Basia-AlmostTheBrave on deviantART

ポーランドのイラストレーター。本人のギャラリーにはもちろんのこと、お気に入りにも魚モチーフの作品がたくさん登録されていて、とても嬉しくなりました。・・・うーむなんだか応援のメッセージを送りたい気分です。英語なら読んでもらえるかな?

Anne-Julie Aubry

2007年11月24日(土) 20時57分

Octavia


Souvenirs

Anne-Julie Aubry

フランスの画家・イラストレーター。一枚では少しさびしい気がしたので下もおまけに。トンボもこどもの頃はわりと魚だからまあいいでしょう。

パレ『アンブロワズ・パレ全集』

2007年11月23日(金) 17時26分


"Les Oeuvres d'Ambroise Pare" Ambroise Pare (1579) より

BIUM (Bibliotheque interuniversitaire de Medecine, Paris) - Histoire de la Medecine
BIUM (Bibliotheque interuniversitaire de Medecine, Paris) - Histoire de la Medecine

一番目はトビウオ(かわいい!)、二番目はオロボン(orobon)というアラブ地方の魚。二番目の子は魚に見えないけど、パレが魚って書いているから私にはどうしようもありません。いずれもパレ全集の怪物の部の図版。URL二個のっけてますが版違いなだけなので、どちらか片方見とけばいいと思います。

アンブロワズ・パレは16世紀はじめにフランスに生まれました。少年時代に床屋の徒弟となり、外科の技術を習得して、いわゆる床屋医者になります。
この頃はアカデミックな医学といえば内科と決まっていました。大学で学んだエリート医者が外科とか解剖とかをまったく知らなかったかというとそんなこともないんですけどー。外傷に直接手を触れたり、メスを握ったりするのは、彼らよりも身分が劣るとされた、専門学校で学んだ外科医や、見習いとして技術を得た床屋医者たちの仕事でした。そんなふうにきっちり隔てられていたから、外科の発達も、それをフィードしての内科の発達も滞ってしまっていたんです。
そんな状況を打ち破った医者の一人が床屋医者出身のアンブロワズ・パレでした。彼は実地の経験からさまざまな効果的な治療法を考案し、大学の医者たちも彼を認めざるを得なくなって行くのです。

余談になるけどパレとは逆に大学から床屋医者の領域に降りて行くことで多大な功績を残したアンドレアス・ヴェサリウス(Andreas Vesalius)という人もいます。ヴェサリウスはパレと同時代の解剖学者。彼らの努力や苦労を一言で片づけるのもなんだけど、丁度そんなブレイクスルーの時期だったんですよね。



パレはまた人間の奇形を含む怪物の研究をしたことでも知られています。こちらは実践に基づく研究ってより、トゥヴェ(Andre Thevet)の著書はじめとする文献にあらわれる怪物や、当時の怪物をめぐる諸説のまとめ。そのなかに有名な「怪物が生まれる要因」というのがあります。うろ覚えだけど下に羅列してみますね。

「神の栄光や怒りによるもの」
「悪魔の力によるもの」
「妊婦の想像力によるもの」
「遺伝によるもの」
「子宮の小ささや妊娠中の外圧によるもの」
「精液の多寡によるもの」
「貧民が不具を装うもの」

・・・こんな感じでしたっけ。なんか抜けてる気もしますがまあいいや、話続けると医学的な見方が出てくるのがこの頃の怪物生成論の特徴です。これは単純に医学や科学が前の時代よりも発達したためというより、奇形が新たに怪物として見出されるという世界観のシフトに伴う変化ととらえるべきでしょう。そこらへん(←世界観のシフト)については後述のおまけの過去記事で。

ちなみに最後の「貧民が不具を装うもの」っていうのは、貧しい人々が不具者を装って(あるいはわざわざ不具者になって)お金をせびったりしてたんですよ。後に大々的な見世物になるフリークショーのはじまりってところでしょうか。


もう一枚貼れるのでナマケモノでも貼っとこ。風説に基づく図版なので、鉤爪や背景で木に掴まる姿に名残があるのみ。名前見ないとなんだかよくわかんないですね。


おまけ。わりと最近の関連記事を二点。

ヤーコブ・ファン・マールラント『自然の書』 (過去記事にリンク
ガスパール・ショット『珍奇学、あるいは自然と人工の驚異』 (過去記事にリンク

Chisami Tsuchiya

2007年11月22日(木) 21時14分
Fishing

Fishing (クリックで拡大)

apricot8585 on deviantART

これは少女漫画っていうかアニメ絵なのかな?うちではあまり掲載したことない種類のイラストですね。錦絵っぽい色づかいが面白いと思いました。

Dave Chung

2007年11月21日(水) 23時42分

Friendships Usually Start with a Wet-Willy


Only Desiree and Banana Slug Know of the Secret Unlimited Corndog Giving

WWW.THECHUNG.COM!!!

アメリカ在住のイラストレーター。ウルトラマンもどきの絵(リンク)がなんか嫌になっちゃうほど印象に残るなあ。

Johanna Ost

2007年11月21日(水) 23時25分

Goldfish

Johanna Ost: Personal site, portfolio and online gallery

タイトルが気に入りました。これで金魚っていう。

といいますか、この人の名前、本当はファミリーネームのあたまの"o"にウムラウトが付きます。コードが違う言葉が混在して文字化けするのが嫌で、うちではこういうの勝手に取っ払っちゃっているんですけどー。ご本人からしたら「名前間違ってるよコノヤロ」ってカチンとくるものなんでしょうかね。

Fei Lu

2007年11月21日(水) 7時44分

Campaign for Peace series 2/3 (2005)


Campaign for Peace series 3/3 (2005)

Fei Lu

ずいぶんまえに無風(リンク)で知ったアーティストです。北京生まれでトロント育ち、ロサンゼルス在住だそう。上はさかなの絵ではないけれど、下のと並べて貼ってみたくなったので。