南極で多数の生物を確認。未知の生物も?

2007年02月28日(水) 20時02分

血液に赤血球を持たない種類の魚


海底を動くナマコの仲間

温暖化で南極の氷が溶解、未知の生物が多数見つかる ? - サイエンス

南極半島のこれまでは氷結して探索が困難だった地域から、氷の下などで活動していたとみられる多くの生き物が確認されたそうです。地球温暖化の影響というから喜んでいいのかどうかちょっと微妙なんですけど、ともかく研究チームのみなさまおめでとうございます。

引用元のCNN.co.jpのページに四枚写真があるうち、気に入った二枚を転載させてもらいました。

ナマコはまあ魚のなかまかなって思う生き物だけど、これまでずっとノーマークでいました。でも同じ方向に動いてるこの写真はかわいい!

上の青いさかなの説明にある「赤血球を持たない」というのは、軟体動物や節足動物と同様に血色素がヘモグロビンじゃなくてヘモシアニンということなんだと思います。これ中学理科で習うんでしたっけ?ヘモシアニンは核が銅なので、酸化すると青っていうか緑っていうかそんな色になります。で酸素が離れると無色に。このさかなの体色も血液のせいなのかな。ゴム人形みたいで素敵。

(追記)
上のヘモシアニン云々というのは多分間違いです。コメント欄で烟月さんより血漿中に酸素を溶け込ませる魚がいるとの指摘を頂いて、CNN.comの元記事(リンク)を確認したら"fan-finned ice fish"ってばっちり書いてありました。"ice fish"の和名はコオリウオ。血漿に酸素を溶け込ませて運ぶまさにその種類の魚です。
青い色からの思い込みでコオリウオのこと全然思い出せませんでした。嘘書いてごめんなさい。

Igor Gorban

2007年02月27日(火) 6時25分

The Fishing Tales


Two Fishermen

Igor Gorban Art

Igor Gorban、ウクライナ生まれでアメリカ在住の画家です。

ビーバーのおはなし

2007年02月26日(月) 23時20分
ニューヨーク市のブルックリン川で約200年ぶりにビーバーの姿が確認されたそうです。(リンク
ああいう広い国では開発がすすんでも自然が完全には分断されずに済むのかもしれませんね。だから努力次第では回復の余地もあると。ただビーバーって森林資源が豊かな場所ならばともかく、市街地ではただの破壊屋さんになってしまいそう。彼らどんどん樹木を削り倒しちゃうよ。ニューヨークは大丈夫?


"New Voyages to North-America" Baron Louis Armand de Lahontan, 1703 より

American Journeys: Assorted Illustrations of North America

ここは北アメリカの地誌や民族誌関係の図版コレクションのページなのですが、アメリカビーバーの見事な巣はよほど人目を引いたようで、ビーバーの図版も数多く収録されています。上に貼ったのは"Read this Document"ってとこに進んで二番目の本に出ているビーバーの巣の全体図。小川が堰き止められて池になって、真ん中に巣ができてますね。面白いのでちょっと細かく見てみましょう。


「ビーバーが木を倒して水のなかに運んでいるよ」の図。


「木を堰のところにはこんで、みんなですきまを埋めているよ」の図。「すきまから水がもれているよ」とかいちいち説明がついてて楽しい。上で猟犬とビーバーが向かい合ってますけど、ビーバーの生態もビーバー猟の様子もいっしょごたに描かれてるんですね。猟犬は水の中にいるわけじゃなくて、スペースが空いてるからここに描いちゃえってことなんだと思います。


ビーバーの巣。人間がビーバーの巣を作っているわけじゃないです。網をかけてビーバーを一網打尽にしちゃおうとしています。


「わなにかかっているよ」の図。

なんだっけあれ、「消化のしくみ」とかでちっちゃい人間が胃や腸で一生懸命働いている図がよくあるじゃないですか。私あれ大好きなんだけど、この図版はああいうの見てるようですごい楽しい。

ところでビーバーがどうしてこんな見事な建築物を作れるのかということに関しては諸説あるようですが、一昔前にはやったリチャード・ドーキンスによる「延長された表現型」(extended phenotype)というアイデアによる説明は明快でとてもわかりやすいものでした。おおざっぱに言うと遺伝子は個体の形質をコードするだけでなく、個体を超えた外側の環境にも影響を及ぼすというわけで、身体の諸器官が遺伝子にコードされるのと同様に生物による外部の構築物も遺伝子にコードされるということができる、てなかんじ。

ドーキンスのアイデアは生き物をどうしても個体中心に見てしまう私たちの見方を快くずらしてくれるのだけど、ただ私は自然選択というプロセスは彼が言うように積極的にはたらくものではなくて、露骨にマイナスにならなければどんなに無駄に見えるものでも残されて行くんじゃないかと思ってます。
だから魚などの生き物はへんてこでラブリーなかたちをしているし(つまりすべてが適応的な形質ではないということね)、ビーバーはでっかいダムを作っちゃったりするんですよきっと。

ってちょっと余談が過ぎましたが、上で紹介したページ、アメリカ先住民の風習などの図版いっぱいで楽しいです。興味のある方はぜひ。

Daron Nefcy

2007年02月24日(土) 22時34分

Incureable Humanness


Fishy

DaronArt.com

アメリカのアーティストDaron Nefcyのサイト。

えーと。話はぜんぜん変わってしまうのですが、実はパソコンのなかみがふっとんでしまいました。なのでブログの運営にもちょっとさわりがありそうです。

ここは今日みたいに思い出せたサイトから紹介していけば良いかな〜と思いつつ・・・別館は余力できるまで更新ペースが落ちそうです。やっぱりあとまわしになっちゃうだろうし。やーしかしびっくりしました。いまだにびっくりし続けています。これからはバックアップをこまめにとる習慣をつけなければ。

とまあそんなかんじなのでいちおうお知らせ。

インドの占星術

2007年02月22日(木) 22時42分



"Nujum al-'Ulum" より

The Wellcome Library

昨夜からのつながりで、占星術の面白い図版があるのを思い出したのでご紹介。16世紀頃のインドの占星術のテキストみたい。

現代の日本でいわれるところの星占いは古代バビロニアに起源をたずねられるのだけど、星占いはバビロニアから西欧と同じくインドにも伝わり、それぞれに独自の発達を遂げました。ただ私、その程度の概説的な知識しか持ってないから、一枚一枚図版をとりあげて説明するのはちょっと無理です。だから今回は本当に紹介するだけ。

星を表している丸い粒粒ができものっぽいね。いちばん下に貼ったくまは特にやばいです。

Beth Dunlop

2007年02月21日(水) 23時06分

Flesh as Earth: Pisces (2004)

art of beth - home

アメリカのアーティストBeth Dunlopの星座をモチーフにしたシリーズから。このさかなは私の自分ネームでいうところの南米ばかブナ(リンク)のなかまっぽいです。南米ばかブナ、新しい名前を考えているけどいまだにしっくりくるのが思い浮かばないんだよね。

ちなみに私生まれは魚座です。いいでしょう。

Emma Srncova

2007年02月20日(火) 21時48分

A Mermaing recalls the Days of Vikings (1994)


Temping a young Priest on the Way from Strahov Monastery (1986)

ArtForum - Emma Srncova - Painting, printing

チェコの画家Emma Srncova。ここ(リンク)がたぶんご本人のサイトだと思うのだけど、今はなぜか何も見られません。

(追記)
作者のサイト見られるそうです。私のパソコンが嫌われてるだけなのかな?

Marieloes Reek

2007年02月19日(月) 21時59分

Wachten op de Klap


Vijverballen

Marieloes Reek - Galerie De Twee Pauwen

オランダの画家Marieloes Reekの作品。さかながただの小道具じゃなくてちゃんとかわいいです。うれしい。

ところでオランダとかドイツとか中央ヨーロッパあたりの人って沼で泳ぐのが好きなのかな。下のみたいな沼や池で泳いでる絵を結構見かけるんだけど。

チューリンク・フォン・リンゴルティンゲン『メリュジーヌ』

2007年02月18日(日) 23時55分

"Melusine" Thuring von Ringoltingen, 1468 より

GNM - Hs 4028

アドレスが変わっていたので再録します。あらすじについては過去記事(リンク)をご参照下さいませ。せっかくだからまえに端折ったことを少しだけ書いておこうかな。

・・・ライモンダンになじられてメリュジーヌが飛び出したあと、豊かになったライモンダンの家もその領下の町もどんどん傾いて行きます。これは異類婚のおはなしの典型的なパターンともいえるのだけど、メリュジーヌにおいて特異なのは家のみならず町ごと豊かになって町ごと滅んでしまうことです。


メリュジーヌとは何者かというと、ぶっちゃけ蛇女なんだけど、蛇は地表の穴やひび割れに住まうことから、ヨーロッパの各地で地下の世界の番人であると考えられてきました。彼らは地上との境で地下の宝を守っているのです。
物語中でメリュジーヌは魔法のようなはやさで町を興し、また彼女が去ると共に町は寂れますが、同じような町の興亡は地下の宝・・・すなわち鉱脈のある土地で現実にみられることです。おそらくメリュジーヌも地下の宝を守る番人のひとりであったのでしょう。

その他の話はまた別の機会に。あるかどうかわかんないけど。

山口夕香

2007年02月16日(金) 23時50分

Inside of me

plastique monkey ・ yuka yamaguchi’s art blog

winter sleepで知ったカナダ在住の日本人画家です。さかなとこんなふうになりたい欲望は私にはないな〜。新たに生じる様子もありません。個人的にはちょっとぴんとこない絵かもしれない。いえもちろん気に入ったから紹介しているのです。