ドノヴァン『英国魚類誌』

2006年09月30日(土) 23時48分

"The Natural History of British Fishes" Edward Dovovan, 1802-1808 より

NYPL Digital Gallery | Results

エドワード・ドノヴァンは18世紀から19世紀にかけて活動した博物学者。ていうかこの時代ですので、動物学の専門教育を受けていないアマチュアのナチュラリストといったほうがしっくりくるかな。
昆虫や鳥類の美麗な図版を数多く含む著書をものしており、古書のコレクターからの人気は絶大です。

『英国魚類誌』の図版を見ていて面白いのは、この人無駄に絵心があるんですよ。たとえば冒頭に貼ったニシン。なんでニシンにこんな無理させてまで海を描きたがるのか理解できん。
背景を描きたければ水の中を泳がせればいいのにって思ってしまうんだけど、水の中で生きたままの魚の姿を描くって発想はかなり時代を下らないと出てこないものなんですよね。


トビウオ。躍動的っていうかくねくね?そんなんで滑空できるの。


オオカミウオ。日本の水族館で見られるオオカミウオとはちょっと種類が違うようです。日本のはあたまがでっかくて縞模様ないよね。"Wolffish" の英名が示すように凶暴な魚と思われていて、日本と違い食用にもされるみたい。錨のロープをかじってるのは漁獲の対象魚だからなのかな。


ギンザメのなかま。これは普通の絵だけど学名がものすごいです。"Chimera monstrosa" だって。キメラでモンスターだよ。ギンザメって姿かたちだけでなくて、泳いでる姿もすごく面白いんです。軟骨魚類っぽいやわらかそうな胸びれをふわりふわり動かして海底を飛んでるように泳ぎます。関東地方の人は葛西臨海水族園か京急油壺マリンパークに行ってみて。マリンパークは目の高さで泳いでるのが見られて特におすすめです。

ドノヴァンは後年、自分の設立した博物館のための標本の収集に私財を投じすぎて、破産してしまったそうです。ちょっとは加減というものを知ったほうがいいよ。ほんと真面目な話。

Tanya Pshenychny

2006年09月30日(土) 21時56分

Against the Current


Pity Song

Razorberries.com - Artwork of Tanya Pshenychny

またさかなじゃない絵を貼ってしまいます。これすごい気に入っちゃったもので。

名前はともかく、この絵は絶対にアメリカの人の絵だと思ったから、ウクライナ生まれとのプロフィールに軽くびっくり。9歳でアメリカに移住したとあるのをみて納得しました。

Joseph Kephart

2006年09月28日(木) 22時34分

Voodoo Poker Lounge


Peepshow

Joseph Kephart

アメリカのアーティストJoseph Kephartのサイトです。下の絵は単にかわいかったから。さかなじゃないです。

Walmor Correa

2006年09月28日(木) 22時20分


Penguisch

walmor correa

Hugo Strikes Back! で知ったブラジルのアーティスト。素晴らしい幻獣の博物図譜。人魚もよかったけど、私はこれがツボでした。ペンギン魚。

接続の調子がまだ悪いです。ちょっとでも通信途切れるとぶちっときます。いいかげんにして下さい。
原因を調べたくてネットカフェに寄ってみたのですが(私のでは調べ物どころじゃない)どんなページも一瞬で表示されるのにびっくりした。うち未だにナローバンド。

Deborah Van Auten

2006年09月27日(水) 7時58分

Treading Water

Van Auten Studios

もう一個。アメリカの画家Deborah Van Autenの作品です。素敵だけど、昔、北海道で妊婦さんがヒグマに食べられた事件を思い出してちょっとこわい。シロクマ見に行きたい。

Reinhard Schmid

2006年09月27日(水) 7時38分

Vorfahrt Achten!


Fischneck

Reinhard Schmid, surreal and fantastic art

ラインハルト・シュミットだって。すごいドイツ人らしい名前。ほかにコメントすることはないのか。

ただいま期せずして別館強化キャンペーン中です。未整理のお気に入りフォルダがまたあったので。ここの更新ネタがないかと思って毎日少しずつ見てるんだけど、さかな描いてる人があんまりいない。まだしばらく続くかな?わからないけど。

Laurel Garcia Colvin

2006年09月25日(月) 21時57分

Dreaming of Chalchiuhtlicue (2004)


Leap of Faith (2004)

Laurel Garcia Colvin

アメリカのアーティストLaurel Garcia Colvinのサイト。他のシリーズものもいいなー。うち的には"The Fisherman Series"も良いです。あちらの方が書や山水画をクールっていうのはこういう感覚なんだろうな。たしかにかっこいい。

昨日の記事で少しだけ山海教にふれましたが、検索してみると紹介ページがいくつかありました。

珍獣の館
怪力乱神を語ろう〜『山海経』談義

この二箇所は特に素晴らしいと思います。どんな人が作ってくださってるんでしょうね。

三才図会

2006年09月24日(日) 9時12分
明代の図像資料

『三才図会』(さんさいずえ)は明の時代の末頃に編まれた挿絵入り百科事典。以前紹介した日本の『訓蒙圖彙』の元ネタにあたる書物ですね。『訓蒙圖彙』には子どもの教科書みたいな側面もあってコンパクトにまとめられているけど、こちらは遠慮のない膨大な量。なので私はほんの触りしか読んでません。てかこの本以前に中国からしてよくわかってないんだけど。

まあいいや。いずれ賢くなったらまた別の切り口から記事書くよ。てことでとりあえずご紹介。


タイムリーなところでこの魚。ロクギョと読みます。
「牛みたいな魚で、翼と蛇の尾があり牛のように鳴く。冬はいなくなってしまう。食べると腫れものの予防になる」
有名な『山海経』にもほぼ同様の記事があって、そちらには翼が脇の下に生えているとあります。脇から生えた翼をヒレだと考えればイメージできますよね、アシカのなかまの生き物が。文字の説明だけから絵を起こすとこんなになっちゃうんだね。すごいなー。


『訓蒙圖彙』でも引いたセンザンコウ。これには「魚の仲間じゃなくて獣の仲間」と記されていますね。リョウの字は当用漢字にないのでネットなどで調べたければ「龍鯉」で検索するとよいです。


ガクギョ。ワニですね。中国にもヨウスコウワニという立派なワニがいるのになんでこんな絵になるのって一瞬思ったけど、考えてみたら中原(黄河の下流域)あたりと揚子江って荒川と多摩川みたいには近くないんだよね。あたりまえか。


とんぼです。都にでもどこにでもいる生き物になると、とたんに生活臭の強い絵になるのが面白い。


最後にかわいいヒグマの絵を。あやしい生き物いっぱいで絵だけ見てもかなり楽しい。

あ、いちおうデータベースの見方。検索画面の目次1で「器用」とか「鳥獣」とかを選んでボタンを押して下さい。そしたらそのカテゴリーの画像のリストがずらーっと出てきます。

JK Potter

2006年09月22日(金) 7時41分


JK Potter

こういうのは写真家といえばいいの?デジタルアーティスト?なんかSFとかホラー映画っぽい加工写真。
ぶっちゃけこういう括弧つきで「かっこいい」写真は趣味じゃないのですけど、いろいろ見てると一部は結構好みだな。上に貼ったサメ写真は好きな感じです。

Ver Mar

2006年09月20日(水) 22時27分

Memory's Ghost


Another Fairytale

vermarart.com

一昨日も昨日も更新するまえに寝たから今日は寝るまえに更新するよ。アメリカのアーティストVer Marのサイトです。