お知らせ。

2006年01月31日(火) 19時49分
思いつきで armchair aquarium annex というのを作りました。残念ながらさかなでないことが判明して、ここでは扱えないリソースを置いて行こうという趣旨のブログです。こちらと違ってネタをふくらませたりフォローする記事を書いたりはせずに、淡々と画像とURLを貼っていく感じになると思います。

思い出した頃にしか更新しないと思いますが、なんか気に入ったものがあれば自由に持って帰っちゃって下さい。こっちにも言えることだけど、うちだけで紹介しても見てる人そんなにいないし。

とりあえず今日はアートっぽいところを何点か置いときました。別館のFC2のほうがここより快適に使えるのがなんか悔しい・・・。

マッチの世界

2006年01月30日(月) 12時08分



マッチの世界

日本燐寸工業会のマッチラベルコレクション。動物や人物のラベルがかわいい。下のほうのはさかなに食べられてるインド人女性ではなくて、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の第一化身です。

あとお詫びと訂正。

昨日リンクを張ったコラムで荒俣宏氏が述べているのは、バーナムとは別の人が作った水族館です。うろ覚えのまま記事を書いちゃいました。ゴメンナサイ。

P・T・バーナムの水族館(続き)

2006年01月29日(日) 18時23分
で、1861年。バーナムはセントローレンス川沖で捕らえられた二頭のクジラ(白イルカのベルーガとの説が有力)を手に入れて、ニューヨークでの展示を試みました。
とはいえ当初は真水に塩を溶かしただけのプールで飼うなどして、何度か入手してその度に死なせてしまっていたようです。

荒俣宏の水族館史夜話 うたかたの夢(16)

ここでバーナムの水族館の様子が詳しく述べられていますが、これは設備を補強して、飼育のノウハウもある程度確立したあとっぽいね。クジラに海水魚にアマゾンの淡水魚・・・.。なんかむちゃくちゃ本格的な水族館になっちゃってます。

世界でも最初期の水族館で生きたクジラなんてちょっとありえない。バーナム、山師のくせに(失礼)こんな本物のサプライズを提供してたなんて、なんか逆にだまされた気分になるよ。お客さんとして楽しめた人たちはホント幸せだったろうなー。

ちなみに水族館史夜話が連載されている鳥羽水族館の定期刊行誌は

T. S. A. (TOBA SUPER AQUARIUM)

ここから読めます。

どうでもいいけどスーパーな子どもたちという連載の4コマ漫画が気になる。


↑ぼけてるほうはパー子というらしい

この絵はきっと鳥羽水族館の男性職員が描いているに違いないのだけど、描いてる彼は同僚からどんな目で見られてるのか。

P・T・バーナムの水族館

2006年01月29日(日) 18時01分
先日の記事でフィジーの人魚に触れて名前を出したP・T・バーナムは、水族館の歴史を語る上でも重要な人物です。

ごく簡単に紹介しますと・・・
バーナムは1810年生まれ、1891年に没した19世紀アメリカの最大の興行師です。商店と新聞に手を出して失敗したあとニューヨークに移り、ジョイス・ヘスという黒人女性を「161歳でワシントンの元乳母」との触れ込みで見世物にして、興行師のキャリアをスタートさせます。
1841年に博物館を買い取り、Barnum's American Museumとして有名なフィジーの人魚など数々の怪しい品を展示。一方で小人や巨人を引き連れた巡業も盛んに行いました。
1871年設立の動物園・サーカス・フリークスのごった煮「地上最大のショウ」は、合併・吸収を繰り返して、名前を変えつつ現在も存続しています。

参考:
The Lost Museum (アーカイヴに当時の資料が少々。)
Ringling Bros. and Barnum & Bailey Circus (「地上最大のショウ」の現在。公式サイト)

(字数制限に引っかかるので続きます)

Sideshow World

2006年01月27日(金) 17時18分

3 Feejee

SIDESHOW WORLD

見世物のいかがわしさとワクワクがいっぱい。ネタ元にして小出しに記事を書きたいぐらいの充実ぶりです。

上に貼ったのはGallery6からJim Sheelyの素敵スカルプチャ。バーナムのフィジーの人魚は見世物の代名詞ですよね。
新聞広告やパンフレットで


こんなの見せられて、出てくるのは日本や中国で作られたサルと魚のつなぎ合わせという・・・。あの時代のアメリカに生まれていたら、私もだまされてガッカリして、後からくるお客さんの観察がしたかった。


追記:上に貼ったのはアートギャラリーのトップでした。本物のトップページはこちらです。

James C. Christensen

2006年01月25日(水) 21時04分

St. Brendan, the Navigator

The Complete Collection Of James Christensen
Artist James C Christensen
Gallery One - America's Largest Art Gallery: Christensen

アメリカの画家James C. Christensenの作品。

アイルランドの聖ブレンダン(5C-6C)は歴史上に実在した人物であるとともに、伝説の航海譚の主人公でもあります。

当時のアイルランドにはキリスト教が独特な根付き方をしていました。ケルト人は国家を形成せず、いくつもの部族に分かれていたのですが、その部族社会がまるごと修道院制を取り込んでしまった感じ。村落がそのまま修道院で、一族の長が修道院長、以下みんな修道士みたいな。
修道士には船乗りも多く、革張りのカヌーとしか言い様のない小船で、周辺の小島やらどこやらへどんどこ出掛けて修道院をばんばん建てます。

聖ブレンダンはそのような船乗り修道院長のひとりでした。彼の冒険行に古代ケルト伝来の神話的な要素がミックスされて、伝説の聖ブレンダンが誕生したのです。

ていうかこれ、絵のテーマ紹介で終わらせるには惜しいネタなんだけど、素晴らしいページがあるのでより以上はそちらに丸投げしちゃいますね。

聖ブレンダンの航海ホーム

広島大学の紀要にラテン語からの全訳が掲載されているそうですよ。

Christensenがモチーフにしているのは大魚ジャスコニウスのエピソード。聖ブレンダン一行は石だらけで草ひとつ生えていない島に上陸して、食事の準備に取り掛かりました。ところが火をおこしたところ島がぐらぐら揺れて動き出します。島だと思ったのは大きな魚の背中だったというお話。

こういうの海洋冒険譚では定番のエピソードですが、はしりは聖ブレンダンなどのケルト航海譚なんじゃないかなあ?

葛西臨海水族園

2006年01月24日(火) 20時49分
葛西臨海水族園は海水魚の展示では知るかぎりいちばんの水族館です。年パス(2800円!安い!)があってフラッシュ撮影禁止。写真の腕を磨くにはもってこい。数ヶ月ぶりなのでまずは全館ゆっくりまわって、昼食を摂ってから撮影開始です。

最初に戻って入り口のサメ水槽。サメはどこの水族館でも暗い水槽で動き回っているので、これまで撮ろうと思ったことはあまりありませんでした。でもこの機会に流し撮りを試してみます。


アカシュモクザメ。ピント甘いけどいちおう撮れてるよね?!
流し撮りってやりかた知らないけど、この日は対象をフレームに入れて、自分も動きながらピント合わせて、そのまま動きながらシャッター押しました。このやり方だとピント合った場所と実際に撮る場所がずれちゃうんですけど、マニュアルでピント固定するの面倒だし。


マクロ+流し撮りで小水槽にもチャレンジ。オーネイトカウフィッシュです。


ブルームテールラスとかいう魚。しっぽがちょっと切れた。現物はもっと異様でマンガにでてくるお化けのような感じ。



クロマグロかキハダマグロだと思います。顔が撮れたのは初めて。めちゃくちゃ嬉しい。マグロは泳ぎが速いけど、ほとんど一定の速度で直線の動きをするので、もっと慣れれば私のコンパクトデジカメでもカモれるかも。

これだけ撮るのにメモリーカードいっぱいになるぐらい失敗してるんだけど、たまに成功するのが嬉しくてすごく充実した一日でした。

大竹茂夫

2006年01月23日(月) 23時02分

フィッシュバーガー (2002)

冬虫仮装館の秘密

コンテンポラリーな日本人画家の作品を貼るのは初めてです。女の子をよく描く方だけど、こういう官能的な絵は珍しいかも。

今日は午前中から閉館まで葛西臨海水族園にいて疲れました。

オルテリウス『世界劇場』

2006年01月22日(日) 21時06分


"Theatrum Orbis Terrarum" Abraham Ortelius より

Ortelius Atlas (American Memory from Library Congress より)

オルテリウスは15世紀の地理的発見を受けて、メルカトルらとともに近代的な世界地図の先駆けとなる業績を残した人物です。原題は『世界の舞台』と訳されることもあります。

古地図とか興味ないんで正直「だからなに?」って感じなんだけど、ちょっとだけ面白いポイントはまず最初の扉絵。


左手の香炉を持っているのがアジア、黒人がアフリカ、その下の全裸で生首を持っているのがアメリカ。アメリカ、火になんかくべちゃってるし。すげー。そして最上部で玉座に座っているのがエウロペ、ヨーロッパです。
あと地方図に中東のラクダやテントなど各地の習俗が描き込まれていたり。
実用性とともに、市井の人々(といっても大半は知識人層でしょうけど)に色んな意味で世界のイメージを提供していたんだろうな。

海にはいちばん上に貼ったようなのがぽこぽこいるので、へんな生き物が好きな人は探して遊んでみるといいかも。

魚服記

2006年01月22日(日) 20時59分
「魚服記」太宰治 (青空文庫より)

久しぶりに太宰治を何冊か読み返しました。彼の語り口はやっぱり素晴らしいです。

てことで青空文庫から初期の掌編「魚服記」。
十四歳の少女スワが滝に身を投じて小鮒に変わる、悲しくも美しい変身譚。私も初めて読んだ時は気付かなかったのですが、近親相姦のお話でもあると言われます。そこらへんどうなのかは実際に読んで各々ご判断くださいまし。