Luigi La Speranza

2006年03月29日(水) 21時44分

The Garden of Lust and Obsession (2002)

ATELIER-GALERIE LA SPERANZA Fine Art phant.-surreal Realismus (Germ/Engl)

オーストリアの画家Luigi La Speranzaの公式サイトです。風変わりな生き物がいっぱいで楽しい。

上に貼った絵のモチーフになっているのは、ヒエロニムス・ボス「快楽の園」の中央パネル。画面中央手前になんだか唐突な感じで魚が一匹描かれていますね。


The Garden of Earthly Delights (Detail, 1504)

元ネタの「快楽の園」にはこんな感じでさかなを小脇に抱えたり、お御輿みたいに担ぐ人たちが大勢描かれています。


The Garden of Earthly Delights (Detail, 1504)

同じく「快楽の園」よりムール貝。さかなとムール貝とはふたつでワンセットなのです。すなわち魚が男性器、ムール貝が女性器のアレゴリーとなっており、合わせて性的な快楽を意味することになります。

翻ってLuigi La Speranzaの絵を見るに、ボスと違って裸の男女は遠慮なく絡み合っちゃってて、アレゴリーも何もありませんよね。さかなが所在なさげに見えるのも道理なわけです。

あ、ボスの絵はここから引っ張ってきました。

Masterpieces of Painting - Hieronymus Bosch

愛の駒遊び

2006年03月29日(水) 0時01分

"Les echecs amoureux" Evrard de Conty, 1496-98 より

http://gallica.bnf.fr/Catalogue/noticesInd/MAN00830.htm

Mermaids on the Webで見た人魚の絵が気になってしばらく探していたのですが、うれしいことにネットで見付けることができました。何の本なのかさっぱりわからないけど、素敵な挿絵がいっぱいなので紹介しちゃいます。

まず上に貼ったのは海の神様のネプチューン。ギリシャ神話のポセイドンです。この絵の左下の人魚を探していたのです。


ネプチューンを称えて人魚とともにラッパを鳴らす魚たち。間違って呑み込んでしまわないか心配でたまりません。


ほかの絵も少しだけ。農耕の神様のサトゥルヌ。ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」と違って、至って普通に子どもを食べているのが可笑しい。ほかの子も平気で足元に群がってるし。


戦いの女神ミネルヴァ。ギリシャ神話のアテナです。フクロウの盾がかっこいいです。弱そうだけど。

その他の絵はリンク先でご覧下さいませ。ていうかこの本一体何なのか、ご存知の方がいたらコメントかメールで教えて下さい。お願いします。


追記。上のアドレスのページは消えてしまったけど、InternetArchiveのキャッシュで閲覧することができます。(リンク