兵庫県漁具図解
2007年10月26日(金) 23時19分

鱧延縄(播磨国・明石郡明石町ノ内新濱)

真章魚釣(播磨国・明石郡明石町ノ内新濱)
兵庫県漁具図解
とりあえずトップの微妙すぎるギミックが気になります。ここのページ作られた方を「これはいったいなんのために?」「みんなが喜ぶと思ったのですか?」って、あえて冷たい表情で問い詰めてみたい。いえ、もちろん愛情の遠まわしな表現として。

振漕網構造図(淡路国・三原郡阿那賀村)

中高大繰網使用図(播磨国・揖保郡御津村ノ内岩見村)
てことで。『兵庫県漁具図解』は摂津・播磨・淡路・但馬の四地域における漁具を漁法や対象魚ごとに図解した資料。明治三十年に神戸で開催された水産博覧会における出品物です。ひとつひとつの漁具について、費用や耐用年数まで記された解説に、構造と使用との二図が付されています。一般庶民向けに描かれただけあり、使用図には当時の風景や漁民の様子が描き込まれていて、これだけ順々に見ても十分に楽しめますよ。
ちなみにこの水産博覧会の最大の目玉は海水の濾過装置まで設けた日本で初めての本格的な水族館でした。会場の名を取って和楽園水族館とか和田岬水族館とか呼ばれる施設です。会期が終わった後解体されて神戸市に移管した経緯があるので、現在の神戸市立須磨海浜水族園の前身とされています。いまも特別展示室や園内レストランに和楽園の名前が残ってますね。
そうだ最後におまけを。和楽園の水族館を設計した動物学者飯島魁のドイツ留学時代の先生、カール・ロイカルトの教材ギャラリー(過去記事にリンク)。
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