絶好調のファミレス「サイゼリヤ」を襲ったテレビ依存症

November 08 [Tue], 2011, 22:15
1973年に創業したイタリアン・ファミレスのサイゼリヤ。そのコストパフォーマンスの高さで着実にリピーターを重ね、2011年8月現在、全国に947店舗を展開するまでに成長する人気ファミレスとなった。

 だが、その勢いも実は昨年までの話。今年は不調なのである。大震災の影響もあるが、それ以前から不振続きなのだ。既存店の売上高を見ると、昨年9月から今年5月まで9ヵ月連続で前期比割れ。客数も客単価も同じ期間に落ち込み続けた。

「理由は明白。その前年(09年)9月に『ミラノ風ドリア』などの低価格メニューがテレビ番組に取り上げられてブームが起き、放映後数ヵ月、売り上げが急伸した。今回の売り上げ不振はその反動です」(業界紙記者)

 つまり、テレビ出演は一時的な集客増につながる半面、その1年後には必ず集客減が始まる危うさがあるということだ。

 まさにその落とし穴にハマったサイゼリヤだが、今年6月、10ヵ月ぶりに前年を上回った。再び人気テレビ番組に取り上げられたためだ。だが、某店の店長がため息を漏らす。

「なんの準備もなくテレビに出るから翌日から客がドッと押し寄せ、現場は悲惨な状態に。テレビ出演は店員を疲弊させるだけで、いいことなんてゼロです」

 また、社内からはこんな話も。

「幹部が集まる本部会議で正垣泰彦(しょうがき・やすひこ)会長が『もうテレビに出るな!』と言明したそうです」(別の店長)

 前出の記者はこう話す。

「今、テレビ業界では外食チェーンの売れ筋を当てる番組が量産されています。一度でも出演歴のある企業は集客減が怖いものだから次々とテレビに出たがる。すでにサイゼリヤも慢性的なテレビ依存に陥ってますね」

 いつまでこの状態が続くのか。サイゼリヤ王国、大丈夫か?
P R
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