人権研修-東京とアイヌ(1)

January 22 [Sun], 2012, 2:16
職場で企業の社会的責任と人権について勉強会をすることになり、その弁士を命じられた。
人事部から提示されたカリキュラムの骨子は以下のようなものだった。
1企業にとっての社会的責任の重要性について思い起こせ。
2組織の社会的責任の国際規格であるISO26000について学習せよ。
3この規格の中核主題のひとつに人権があると知れ。
4社員たるもの、人権尊重の精垂フ涵養に努めよ。
5加えて、人権が尊重される社会の実現に寄与するように努めよ。
6社員たるもの、あらゆる人権問題を自分自身の問題ととらえ、相手の立場に立って物事を考えるよう努めよ。
そして、具体的な人権問題の例として、以下のものが挙げられていた。
HI障がい男女差別同和児童労働外国人雇用高齢者標準的なカリキュラムでは、この後に同和セクハラパワハラなどについてケーススタディをすることになっていた。
しかし、お仕着せの内容ばかりではツマラナイので、あえてその他に相当する民族問題すなわちアイヌ民族について採り上げてみることにした。
最初に、アイヌであるがゆえに差別された経験を持つ方の作文を紹介した。
次に、松前藩から明治政府に至るアイヌ民族に対する非人道的な政策、そして2008年までは国家としてアイヌを民族として認めてこなかったことなどについて簡単に説明した。
そのうえで、民族差別が個人のレベルの問題ではなく、歴史的な背景を持つ社会的な問題であることを説いた。
その内容については、僕の過去の日記に触れてきたこととも重なるので、ここでは繰り返さない。
アイヌ民族と北海道史に関する日記の目次ownerid231286020人ほどの職場東京で、アイヌ民族について身近で感じたことのある人はいますかと質問してみたところ、3人の同僚の手が挙がった。
1人は、北海道で8年間勤務した経験があるということで、それなりの知識や認識があったようだ。
もう1人は、北海道に旅行したときに泊まった旅館の主人がアイヌ人だったという経験があったのだそうだ。
最初は風貌が違うなぁと感じて緊張もしたが、夕食を食べながら話をしてみると色々な苦労話も伺うことができ、親しみが湧くとともに北海道にはアイヌ民族がいるんだということを実感したとのことだった。
最後の1人は、子供の頃に魔垂フ海という本の感想文を書いたことがあるとのことだった。
彼がこの本を選んだのは、この本の感想文を書くと、コンクールで入選しやすいと聞いたからというものだった。
30年以上前の話だったようだが、彼は、この本がクナシリメナシの戦いを題材としたものであること、松前藩の商人たちによる圧迫によってアイヌ民族が苦しんだことなどが描かれていたことなどを細かく覚えていた。
恥ずかしい話だが、僕は、この本のことを知らなかった。
調べてみると、この本が1970年に日本児童文学者協会賞を受賞し、同じ年に青少年読書感想文コンクールの課題図書に選定されたことなども分かった。
残念ながら、現時唐ナは新刊としての入手は出来ないようだ。
近いうちに図書館で借りて、読んでみたい。
以下に書誌的情報を記す。
魔垂フ海著者前川康男イラスト床ヌブリ児童文学創作シリーズ単行本単行本297ページ出版社講談社発売日197612商品の寸法214x148x26cm講談社青い鳥文庫231新書新書291ページ出版社講談社発売日198011魔垂フ海ISO26000の最新動向と企業の課題全国銀行協会人権同和問題啓発講演会トヨタISO26000と人権ISO26000についてISO26000のドラフトにみる人権、労働慣行、環境日興フィナンシャルインテリジェンスやさしい社会的責任ISO26000と中小企業の事例経済産業省より委託を受けた財日本規格協会ハメ撮りSNS ハメコミュ及び株三菱総合研究所の協力の下、ISOSR国内委員会及び国内委員会内に設置された事例WGによって作成されたもの。
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