白のカリスマ外伝 −SUKUMIZU− 第二話 自我 

May 12 [Thu], 2011, 23:45
スク水は学生として、一日の大半を学校で過ごす
それは半強制的なわけで楽しいわけはない
少年少女達はそんなつまらない学校生活の中でなんとか楽しみを見つけようと友人を作り、運がよければ彼氏、彼女を探しだす
必要なのは共通の趣味…
ディスコ、バイク、喧嘩、部活、テレビ彼らは毎日のように飽きることなくこの話を続けようやくセックスに持ち込む
これが囲碁、狂言、プロレス、グレイシー柔術、ボブスレーなど人とは違った趣味だった場合、探すのは大変になる
うまくいって同胞を見つけ出したとしても、マニアックな彼ら人並みに校内でのスタンスを見出だせず、自然とのけ者の道を歩むわけだ

スク水は後者のタイプであった
彼の興味あるマンガ、ゲーム、アイドルといったものはよくあるものであるにも関わらず同胞さえ見つけることはできなかった

校内のマンガ、アイドル好きはなぜかみんなメタルフレームの眼鏡をかけ一人称は某で語尾になり〜をつけるような人たちで気味が悪くて友達になれなかった
なによりも彼らは作画クオリティがどうたらやらシナリオライターががどうやらとやたら知識を披露したがりで根本的にその作品を楽しんでいるのかどうかがわからない
とてもじゃないが彼らとは仲良くできそうにはなかった

スク水にはおかしなプライドがあった
自分は人とは違う何かを持っている…
ただ本能的にセックスのみを目的にして生きているクラスのけだもの達とは違うそして自分はいずれ世にでる人間だ、と
それなのに学校においては人並みの生徒にもなれず、学業成績はすこぶる悪いただ単にさえない野郎だ

彼はこの矛盾を思うとひどくやりきれない気持ちになった
P R
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