詩人の仕草 

2006年03月22日(水) 20時43分
意識のない言葉が
私のどこかに沈んでいて
記憶の蚊帳の外で
待機している

無意識に放つ言葉が
私を驚かせる
白紙の上に落とす感覚が
知らない私を走らせる

散文的な記憶
いつ見かけた日常の切れはしを
Brainのどこで
拾った?

詩をつづるに
知らない私がいる
記憶の破片から
無意識に風景が広がってゆく

それは
眠りながらpianoを弾いて
音符を空間へ吹きこむ仕草に
似ている

《1999年》

ハートブルー 

2006年03月22日(水) 20時30分
もやもやした曇り空が晴れないでいて
どこへ行けばよいのか分からず
やがて雨が降り出しす

雑踏に紛れた僕の心
深海の椅子にもたれて
水面にゆらめく光をただ見てた
遠い夢

答えを見つけるための
遠回りの道だとしても
やりきれない
黙ったままの

僕の心は
ハートブルー

《2006.3.22》

その時 

2006年03月20日(月) 19時08分
時は
焦りもしないし
急がない

ただ人だけが。

時は
のんびりもしないし
せっかちじゃない

ただ心だけが。

不惑の時に
導かれし

耐えて人は
“その時”を待つ。

《1999年》

詩人のセリフ 

2006年03月20日(月) 19時03分
ナイフのように
もっと鋭くなあれ
ぼくのアンテナ

月のように
もっと冷たく光れ
ぼくのタマシイ

狼のように
むき出しの牙で時代を吠えろ
ぼくのアンソロジィ


そうでなきゃ
詩人のぼくは地球に

ガラスの破片を残せない

《1999年》

心の影 

2005年02月27日(日) 20時33分
雨の夜
濡れた歩道を
誰かが通り過ぎて行く

足跡は
水たまりに吸いとられ
一瞬の通過にも
形は残らない


月は
雨雲の向こう
街は雨に煙り
すべてがぼやけたまま
雨の夜は更けてゆく

存在の真実が
雨音にかき消され
隠れたり隠されたり

誰も知らない
人の心の裏側のように

剣(つるぎ) 

2005年02月25日(金) 22時04分
あなたが あの日
深く差しこんだ剣(つるぎ)は
イバラの森 奥深く
空が涙色に変わった

癒えきれない痛み抱えて
蒼い吐息こぼしながら
深紅に染まる道を
かろうじて歩き続けた

ぽっかり開いた心の傷は
渓流のごとく滴り落ち
なすすべもなく静かに
時がすり抜けてゆくだけ

一条の光 求め
今はただ笹の舟に
身をまかせて息づこう

やがて時が許される日を
ただ祈りつつ
立ち止まった時計が
また人々の隙間を巡るように

自ら剣(つるぎ)を
抜くその日まで

〈2003’冬〉

森の奥の小径 

2005年02月24日(木) 10時33分
森の奥に
続く小径がある

真実の隠れ家に
踏み出す勇気もない

森の奥に
続く小径がある

心の奥を
のぞきこむ勇気もない

いばらのおい茂る
森の小径を
抜けきることができたなら

樹々の合間に広がる
澄みきった空気に

心は無音の
揺るぎない世界になれるのに


波紋 

2005年02月23日(水) 21時14分
蒼い朝と
白い霧が
静寂な池の
あたり一面に漂う

私はひとつの小石をもって
池のほとりにつっ立っていた

長い間
時の流れに耳を澄ましてきた
そして今
私はひとつの小石を池に投げかけてみる

今までの静寂な池に
ポチャンと音が響いて
水面のうえを
波紋がみるみるうちに広がっていく

静かに
音も立てず
水面の上をすべるように

その波紋が
どこまで広がってゆくかは知らないけれど

私は
子供のようにいつまでも
広がってゆくその波紋を見つめていた


AQUA BLUE 

2005年02月22日(火) 20時55分
不思議な世界に
いつの間にか迷いこんだ

AQUA BLUE

ここは海のサンクチュアリ
魚たちのうたが聴こえる

青い静寂にただよう
静かな海のメロディに

私はいつしか
無口なマーメイドになる

RUN 

2005年02月22日(火) 9時48分
どこまで走っていけるのか
誰にも分からない

ただ分かることは
広大な荒野に立ち尽くす自分の姿

インディゴブルーの空を
白い雲が流れる

風に髪をなびかせても
立ち止まっている暇はない

遠くの地平線目指して
走り続けていかなければ

答なんて
どうでもいい

緋色の炎を
燃やし尽くすまで

結果なんて
どうでもいい

白い鷲になって
ひとつの伝説を残そう

鋭い爪で

北西からの風が
大地を響かせてやって来る

立ち止まっている暇はない
走り続けていかなければ

マホガニーの大地は
永遠の時空をもって

インディゴブルーの空と
巨大な対峙をし続けている

地平線に広がる
アンバランスな境界線をくぐり抜けて

遠くを目指して
走り続けていかなければ

風が止むという
凪の聖地を目指して
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