セザンヌ主義 

January 22 [Thu], 2009, 0:06


先日、横浜美術館の「セザンヌ主義」を観てきました。

会期終了間際ということもあって、かなり混んでました
が、混むだけあって、とても良い展覧会でした

セザンヌが与えた影響に焦点を当てているわけですが、
セザンヌ自身の作品も多かったですし、
海外作家と日本作家、バランスよく展示されてました。

セザンヌの影響が如何に大きかったか、
ということがよく分かりました。
でも、日本画家小野竹喬の作品が出てたのは、ちょっと驚きでした。

「セザンヌ主義」展も良いですが、
コレクション展も面白かったです。

特に、写真のコレクション。

「絵画的写真の展開 1850年代〜1920年代」
というテーマで、海外作品を中心に展示してありました。

ジュリア・マーガレット・キャメロンや
ピーター・ヘンリー・エマーソン、
ロベール・ドマシー、
アルフレッド・スティーグリッツ、
エドワード・スタイケン、
イモージェン・カニンガム、
などなど。

特に、
ラファエル前派と相互影響関係にあったキャメロンと、
ドマシーの作品が個人的には好きです。


写真展示室は、いつもほとんど人がいません。
ちょっと奥まってて、分かり難い場所にあるからですかね?
良い作品がたくさん展示してあるのに、ちょっと勿体無いです。
逆に言えば、穴場です


「セザンヌ主義」展はもうすぐ終わってしまいますが、
コレクション展の方は3月までやってるみたいです。

特に、写真コレクションはおすすめですので、
是非覗いてみて下さい。

目黒区美 & 汐留ミュージアム 

January 18 [Sun], 2009, 23:10
ちょうど一週間前、
目黒区美術館とパナソニック電工汐留ミュージアムに行ってきました。



まず、目黒区美の「石内都 展 ひろしま/ヨコスカ」へ。

最終日と言うことで、かなり混んでましたが、
とても良い展覧会でした。

特に、街の風景を撮った作品が良かったです

ちょっとノスタルジックで、廃墟主義的で、
とても好きです。

石内さんは群馬県桐生市生まれだそうで。
地元が一緒だと、なんか親近感が湧きますね



次に、汐留ミュージアムの「アーツ・アンド・クラフツ展」へ。

こちらも会期終了間近でした。

この展覧会は埼玉近美で観ていたのですが、
若干展示の仕方が違ってましたね。

汐留の方は、
ただ作品を並べるのではなく、
椅子とかランプとかタペストリーとかをまとめて展示して、
当時の部屋の様子を再現するような感じになってました。

狭いのでそうするしかなかった、とも言えますが、
こうした展示の方が雰囲気とかも伝わって、とても良いです


もうすぐ、東京都美で「アーツ・アンド・クラフツ」の展覧会が始まります。
こちらの方も、かなり楽しみです。




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日常の喜び 

January 11 [Sun], 2009, 1:01
遅ればせながら、
新年明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願い致します


年末年始は地元に帰って、ゆっくりしていました。
なので更新もだいぶ滞っていましたが、再開です


お正月は実家でダラダラ過ごしていましたが、
地元近辺の美術館にはいくつか行ってきました。

そのひとつが、
水戸芸術館です。

ずっと行きたいと思っていたのですが、
機会が無くてなかなか行けず
チケットがあったので、今回初めて行ってきました。

地元近辺とは言いましたが、
実際、かなり遠かったです

片道3時間弱

ちょっとした小旅行です。



水戸芸で観てきたのは、
「日常の喜び」という展覧会だったのですが、
なかなか面白かったです

その名の通り、「日常の喜び」がテーマで、
人間味があって、ユーモラスで、温かな作品が多かったです。

(なので、ちょっと宮島達男さんの作品だけ浮いてた感じが)

特に面白かったのは、ガイ・ベンナーの
《House Hold》という映像作品。

ベビーベッドの下に閉じ込められてしまった男が、
自らの身体をフル活用してサバイバル&脱出を試みる、
という物語。

ベッドの下に閉じ込められた男がいるにも関わらず、
その近くでお構いなしに遊んでいる子供たち。
ちょっとシュールですが、思わず笑ってしまいます


あと、神谷哲史さんの折り紙作品も良かったです。
折り紙って、おそらく誰でも一度は折ったことあるものですよね。

もちろん神谷さんのは、私たちが折るものとは、次元が違いますが。

ただ、親しみがある分、すんなりと凄さを実感できます。
紙一枚であれだけのものを作ることができると言うのは、純粋に感動です

この展覧会は1月18日まで、です。




上の写真は水戸芸のシンボル?のタワーです。



人と比べると大きさが分かると思いますが、
結構な高さです。




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相田みつを美→東近美→山種美→成山画廊 

December 16 [Tue], 2008, 22:37
先日、皇居近辺の美術館を色々廻ってきました。


まず、東京国際フォーラム内の相田みつを美術館へ。

相田みつをは栃木県の足利市出身と言うことで、
私と同郷

足利市立美術館で常設展示されている作品は、行く度に観るのですが、
相田みつを美術館へは行ったことがありませんでした。

「ひとりしずか 相田みつを日めくりの世界」
という展覧会をやっていたのですが、
会期終了間際だったためか、結構混んでました

あと、意外に若い人も多かったですね。

相田みつをさん、
足利出身では、おそらく一番の有名人ですよね。

渡良瀬川の川辺に佇む相田さんの写真とか観てたら、
何か地元に帰りたくなってしまいました。


その後、東京国立近代美術館へ。

ここでは、
「沖縄・プリズム 1872→2008」と
「小松誠 デザイン+ユーモア」
を観てきました。



特に、「沖縄・プリズム」は面白かったです

沖縄美術を概観する展覧会って、なかなか無いので、
貴重な展覧会だと思います。
ちなみに、私は沖縄美術の展覧会、初めて観ました。


次に、東近美から歩いて山種美術館へ。

山種では、
「琳派から日本画へ ―宗達・抱一・御舟・観山―」
という展覧会を観てきました。




その後、さらに歩いて成山画廊へ。

成山画廊では、
「亀井徹展」を観てきました。

亀井さんの絵は初めて観ましたが、
ちょっとダークで、とても綺麗です。

やはり成山画廊は、耽美的で好きです


狭い範囲をこまごま動いたので、あまり疲れず、
短時間で行けました。

皇居周辺は散歩するだけでも、楽しいです




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Jim Lambie -Unknown Pleasures- 

December 12 [Fri], 2008, 23:38


今日、原美術館で行われた、
「ジム・ランビー アンノウン・プレジャーズ」のオープニングに、
UK-JAPAN2008様のご招待で、参加させて頂きました。

この場を借りて、御礼申し上げます


原美術館には、恥ずかしながら初めて行ったのですが、
とても良い美術館でした

そんなに、大きくはないですが、
美術館という空間とアーティストの作品
この両者の関係性というものを強く意識しているなと。

今回のジム・ランビー展もそうです。

展示室の床一面に、幾何学的な曲線模様が描かれていて、
普段の原美術館とはまた違った雰囲気になってると思います。
(通常の状態を知らないので、推測ですが・・・


展覧会のオープニングと言うことで、
ジム自身の挨拶もありました。

ごく簡単に、関係者や来場者の方々に感謝を述べただけで、
おそらくシャイな人なのかなと。

ジムはバンドやDJの活動もしていると言うことで、
レセプション会場内にはDJブースが

会場内には、DJジムによる音楽が流れていて、
とても良い雰囲気でした
(もちろんノリノリで踊ってる人はいませんでしたが・・・)

原美術館の中庭も虹色にライトアップされていて、
とても綺麗でした

ジムの流す音楽を聴いてきて思ったのが、
今回の床の曲線模様やカラフルなオブジェなど、
全体を通して、とても音楽的な感じがします。

特に、床の曲線なんかは、
会場全体に流れるBGMのようで。

他にも、レコードのジャケットをコンクリ詰めにした作品が、
会場のあちこちに、ゴロゴロと展示してあったり。

そういった意味では、
唯美主義的と言えますね。


とにかく、面白い展覧会ですので、
興味のある方は、是非どうぞ。

この展覧会は12月13日から
2009年3月29日まで、です。


UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!

UK-JAPAN2008×ユニクロ コラボTシャツ 

December 11 [Thu], 2008, 20:26


UK-JAPAN2008とユニクロがコラボレーションし、
英国で活躍するアーティストがデザインを手がけたTシャツが販売さてます。

そのTシャツをUK-JAPAN2008の公認ブロガーにもプレゼント、
という企画があったので、応募していたのですが、
幸運にも当選いたしまして、
今日、そのTシャツが届きました

この場を借りて、
UK-JAPAN2008様に、心より御礼申し上げます


頂いたTシャツが、
どのアーティストのデザインかというと、
「ハドソン・パウエル」のでした。

「ハドソン・パウエル」は、
ジョディ・ハドソン・パウエルとルーク・パウエルが
兄弟で設立したデザインチームで、
かなり幅広く、デザインやアート活動を行っているそうです。



頂いたTシャツのデザインも、かなりイケてます

写真では分かりにくいですが、
色がとても綺麗

ただ冬なんで、
着込んでしまうと、デザインは見えなくなってしまいますね

UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!

ワイエス展 

December 04 [Thu], 2008, 23:13


先日、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の
「アンドリュー・ワイエス展」を見てきました。

ワイエスは日本でもかなり有名ですし、好きな人も多いですよね。

寂寥としたワイエスの世界は、
「侘・寂」のような日本の美意識にも通じるところがあると思います


今回の展覧会では、
ワイエスの制作過程に焦点が当てられています。

それは「創造への道程」という副題からも分かりますね。
ただ英語の副題「Emotion and Creation」の方が、
的を射ているように思います。

1つの作品に対して、
そのデッサンや習作などの準備作品が並べて展示してあって、
ワイエスの制作過程を追うように観ていくことが出来ます。

ワイエスはスケッチや水彩による習作を、
最終的にテンペラ画へと昇華させることが多いですが、
水彩などの習作でも、十分に完成作といえる素晴らしい作品が多いです。

そもそも、スケッチなどはその場ですぐに描いているわけで、
その時の感情などもストレートに反映され易いわけです。

有名な《クリスティーナの世界》の習作も数点展示されていて、
それがとても綺麗でした


そう言えば、会場でワイエスのインタビューが流れてました。

御年91歳で、まだまだ元気に制作をしてるそうで。
凄いです


この展覧会は、
Bunkamuraザ・ミュージアムで、12月23日まで。

その後、来年には、
愛知県美術館と福島県立美術館に巡回するそうです。





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ユニマット美術館&ワタリウム美術館 

November 28 [Fri], 2008, 0:26
すこし旅に出ていたので、更新が滞ってましたが、
また再開します


今日は、銀座線外苑前駅近くにある2つの美術館に行ってきました。

青山ユニマット美術館とワタリウム美術館です。

ユニマット美術館には何度か行ったことがあったのですが、
ワタリウム美術館には初めて行きました。



ユニマット美術館では、
常設でシャガールとエコール・ド・パリの展示を、
特別でバルビゾン派の展示を行ってました。
(特別展示といってユニマットのコレクションですが)

特に、クールベの《シヨン城》は良かったですね

もちろん、目玉のシャガール・コレクションも素晴らしかったです。



ワタリウム美術館では、こちらもコレクション展ですが、
「美しい青い風が―」を開催してました。

こちらはコンテンポラリー・アートの展覧会ですが、
とても面白かったです。

特に、キース・ヘリングが良かったです。

どちらもあまり大きな美術館ではないですが、
落ち着いた雰囲気で、とても好きです。





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A&C 

November 13 [Thu], 2008, 13:23


前回の記事に書いた
「アーツ・アンド・クラフツ 《イギリス・アメリカ》」展

現在はパナソニック電工汐留ミュージアムで開催中です。

会期は11月8日から2009年の1月18日まで。

来年の1月までだから、まだまだ大丈夫、
と思ってると、見逃してしまいそうですね。


埼玉近美での展示とは、
また違った感じになってると思うので、楽しみです

「UT」


UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!

アーツ・アンド・クラフツ展 MOMAS 

November 11 [Tue], 2008, 22:16


だいぶ前ですが、埼玉県立近代美術館で開催していた
「アーツ・アンド・クラフツ 〈イギリス→アメリカ〉」展を観てきました。

副題が
「ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」
ということで、
結構色々な作品があって、とても面白かったです。

A&C
 ↓
アール・ヌーヴォー
 ↓
アール・デコ
 ↓ 
F・L・ライト

みたいな感じで。
様式の変遷も分かり易く。

特に、モリス商会のデザインした壁紙とかテキスタイルが
とても綺麗でした


会場には、
出品作家であるマッキントッシュの椅子に、
実際に座れるコーナーがありました。

やっぱり家具とかは使ってみないと本当のよさは分からないですよね。

ちなみに、
常設展示室のほうには、
A&Cの影響を受けた民藝運動の柳宗理の椅子もありました。

もちろん、そちらにも座れます。

この時代のデザインは、
現在にも通じるものがあるので、
かなり興味深いです

この展覧会、
埼玉県立近代美術館での会期は終了してしまいましたが、
現在は東京で開催しています。

「UT」


UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!

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    ・音楽-洋楽中心
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私の好きな絵画や、展覧会の感想などを中心に、その他、音楽や映画など、様々なアートについて書いていきます。
西洋絵画が好きで、特に、ラファエル前派や象徴主義が好きです。
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