みなさんお久しぶりです。
見事にブログを放置してしまいました。
三月から放置・・・。あれから4ヶ月・・・。色々な事がありました。
五月にはパリの小さなコンクールで一位をいただきました。
試験前に大家さんの都合で引越しをする。
6月、音楽院の卒業試験で満場一致の一等賞で卒業。
7月イタリアのパドヴァ国際コンクールで2位をいただきました。
実はこの夏に3年間の留学を終えて日本へ完全帰国する事になりました。
今までもコンクールは何度も受けてきましたが、最後の最後で良い賞をいただけて、本当に運が良かったなあって思います。
でもいざ フランスを離れるとなると辛いですね。空気ごともって帰りたいです。
サクソフォンに最適な空気がフランスにはあります。これは本当。というかフランスの気候にサックスが適しているんでしょう。 楽器よりリードといった方が良いでしょうか。
二年前に日本に帰ったとき、フランスでちょうど良かったリードが重くなって、音も、違う・・・どうして なぜ・・・とコンクール前にパニックに陥りました。 こういうのはあまり気にしない方が良いですねきっと 鈍感な方が柔軟に対応できるかもしれません。 でも感じてしまうのは止められないので、無視できないので どうしましょうか どうしょうもないですね・・笑
そして良い先生・演奏者が沢山いるフランス・・・・ 留学する前はフルモー・ドゥラングル・モレッティ・ヴァンソン・氏くらいしか生で聴いた事が無かったけど、日本に紹介されていない、知られていないサクソフォン奏者がゴロゴロいます。もちろんみんな素晴らしい。。。
当たり前の事かも知れないけど、僕も日本で勉強している時、日本の状況しか知らない時、その環境にとても満足していました。もちろん他を知らなかったので。
しかし、フランスに来て学生の音の綺麗さ!!!!(汚い音を出す人がいません。小さい子も)レヴェルの高さ(技術的なことだけでは無く、音楽性なども勿論、音程!!!!耳が良い!!)美意識の高さやサクソフォンの教育的な事、先生方の上手さ に 唖然としました。そして真面目さ!!!真摯さ!!
書いてはまずいかも知れませんが、日本には教育者なのにセ○ハラで問題になっている方々多々見受けられますよね。
フランスじゃ考えられません。特にサクソフォンの世界では。みんな共通してまじーめな方々です。
勿論日本の良いところも沢山あるし、素晴らしい先生方が沢山います。
しかし、一部の方々がフランスはこうだから、ああだから と イメージ、ある一部分の知っている奏者や録音など 間接的な事で決め付けている方々がいらっしゃいます。
それが本当に残念な事ですね。 僕の個人的な意見ですが、フランス人って録音と生の演奏じゃ、全然違う。。断然生!!!
あるフランス人教師が言いました・・・ 日本人のCDは素晴らしい!!日本の技術は素晴らしい!!!でも・・・・・・・・・・・と(省略)
とにかく イメージで決め付けるのってサックスの事に関わらず全ての事で良くないですよね。
自分の目で見てみないと、聴いてみないとですね。
まあ たとえば僕も日本にいた頃は ドゥ○ングルさんのCDは音が細くて、ちょっとびーっとしてて嫌いって思っていましたけど、フランスにいって近くで聞いたら、普通にいい音・・・普通に言い音って言い方はとても失礼ですけど、イメージがあったので素直にそう思ってしまったっけ。
そして面白いもので、1、2年留学していると耳が変わってくるみたいで(平野先生のエッセイにもそんな事が書いてありました)、今ドゥ○グルさんのCDを聴くと、昔ほど音が細くてという印象は無くて、ちょっとびーっとしててとは今でも思うかなとか ちょっとイメージが変わっているのです。
自分の録音や、日本人の方の演奏を聴くと、今は音が 太い・・・ヴィブラート気持ち悪い。そして何より音程わるい・・・。
そうするともう、聴けないんですよね・・。 残念。?!
耳って面白いですよね・本当に。今までは気にならなかった事が気になったり・・・。
日本に帰って自分の耳がどの様に変わっていくのかも 興味深いです。
でも決して悪い方向に行かないように注意深く生きて行きたいです。
最後に一年間お世話になったジュリアン・プティ氏の事を少し書きたいと思います。
最後の大切な愛しいフランスでの1年間をジュリアンと勉強をし過ごせた事をジュリアンや家族に本当に感謝したいと思います。
今まで、僕は 結構 クリスチャンみたいに吹きたい!!とかあの人みたいに!!これはクリスチャンでこっちはジャンドニの様に!ジュリアンの様に!とかカメレオンの様になりたかったんです。パールマンにカメレオンと言われているシェリングの様に!!
そして、あるコンクールで、とても上手くいったのに、予選落ちしたとき、それこそドゥ○ングルや二コラにトレトレビアンだけど、、、君の個性を聴きたい君の個性は?と問われた事が、ありました。
しかし、コンクールで精神的なコントロール技術的なコントロールが本番で出す事が出来たので(今まではそこで躓いていたりしていたので)、納得がいかない部分もあり、でも
自分は今まで、色んな事を考えすぎて 大事な部分を見失っていたのかなと というか、自分の個性ってナンだろう?!!
って 考えた時に わからなくて わかる物でもないのかもしれないけど、しばらく悩んでいました。
そしてジュリアンに相談。
ジュリアンは全てのサクソフォニストの事を忘れろ!!もちろんジュリアン・プティも!!
と。
そしてもう一度、楽器を構える所からゆっくり二人で見直して、目を瞑って 体の力を抜いて ゆっくり息を吸って、 楽器に息を吹き込む。
自分の音を良く聴いて、 集中して・・・吹く。
何も奇を衒っていない音 音楽 自然な。 それが サトシの個性じゃない! と ジュリアン。
感覚で感じました。
自然に出てくるものが その人それぞれの個性なのだ と 気がつきました。
あの時のレッスンを言葉で表す事は難しいけど、今まで悩んでいた事全部吹っ飛んで、そして悩んでいた事はとてもちっぽけで。
ジュリアンと勉強した一年は本当に掛け替えの無い一年でした。
まだまだジュリアンと勉強したいという気持ちはありましたが、この一年ジュリアンから学生からその次のステップへ踏み出す為の事を学んだ気がします。
最初は前の先生と色々な事(楽器の事意外)を比べてしまった事、ジュリアン 許してね!!!!!!!笑
三年間過ごし勉強したフランスを離れる事はちょっと寂しいですが、というかかなり辛いです。
これからもどんどん発達発展していくフランスサクソフォン界に少しでも携わっていたい!!と思うのは普通だと思います。
素晴らしい世界を知ってしまったので。
しかし、これからも場所は変わりますが、自分のお勉強、サクソフォンの研究は死ぬまで続けていきます。
環境が変わり、空気もかわり、色々な困難があると思いますが、フランスで勉強してきた事、サックスを吹くテクニック、など様々な事柄を保ち、さらに高めていけるように努力しようと思います。
並大抵な事では無いと思いますが。
11.07.2010
a clichy