我が家を後にして 

November 10 [Fri], 2006, 7:17
夫婦仲ぎくしゃくしているよ、あの日以来。
心ここにあらず体だけが、心は何処かに飛んでしまっている。
淡々と家事に専念。気持ちの何処かでいつも彼からの電話を待っている。
小さな家出も何回か繰り返しそのつど寛大な主人のふところに。
誰にも秘密にしてくれた、自分ひとりの胸だけにしまって。
腹も立ち辛かったと思う。
いつでも帰ってこれるようにレールを引いてくれていた。
その優しさにいつも甘えていたんじゃないかな。
真夏の盛りもう二度と戻らない覚悟で家を後にした、私26歳の終わり。
若さゆえだろうか。
幼子3人連れて最後の買い物に。
歩く姿に何度も涙、心の中でいっぱいいっぱい詫びていた。
今なら引き返せるんだよ、心の葛藤が続く。
自分が悲しかった。
大好きなバナナを持たして帰っていく子供を見送った、もう僅かで6歳になる長女が
しっかりお母さん役をしている。
主人は今度は怒るだろう。
分別出来る今なら、家族を捨てて生きることなど絶対に考えないと思う。
まだままごと遊びの延長のつもりでいたんだろうか。
何十年か過ぎ去った今も、あの時の3人の姿がやきついて頭から離れない。
まだまだ母親に甘えたかっただろうに、
主人が育ててくれる〜そんな優しさに甘えてしまっていたのかもしれない。
彼の待つ車に乗った。
無性に悲しかった。
走り去る風景が涙で曇り分からないようにひとり泣いたよ。
今頃主人どうしているのかな、
心に問いかけてみた。
もう戻れないんだよ、そうも自分に言い聞かす。
8月1日一生この日の事忘れないよ。
いつまでも卒業出来ない私。

小さな家出 

November 09 [Thu], 2006, 8:07
ふたつの顔はやっぱり無理だったよ、お店もやめた。
なんとなく勘づいていたんだろうか、主人。
夜中たまに電話のベルが鳴りどきどき、酔った彼からだ。
いたずら電話かなって受話器を置く、それも度重なると主人も
おかしいって思ったに違いない、
言葉じゃ出さないけど内心疑っていたと思う。
常識のない人って腹が立つ、こっちの家庭なんてどうでもいいんだろう、
ふとそんな気がしたよ。
何ヶ月か過ぎた頃、小さな家出をした、全てを主人に認めさせた悲しい日。
又あの悪い癖が出たのかな、ままごと遊びのようだった同棲を
投げ出したあの時のように。
悔やんで悔やんで主人に未練たっぷりでどうにかここまでこぎついたのに、
もう忘れてしまっている。
小さな家出は自然と家路に足が向く、全てが恋しくて。
主人は戻って来いって言ってくれた。
長女5歳見つめる眼差しが不安そう、笑顔なんだけど何処となく寂しげ。
ごめんね。もう何処も行かないよ、
心の中でひとりつぶやく
いい加減なお母さんだね。

想いが届いた日 

November 09 [Thu], 2006, 7:11
色んな悩みいっぱいなのに又ひとつ増やそうとしている。
お店で何度もデートに誘われ断ってきた、深入りしたくない思いから。
もう盲目に一直線は走りたくない、しっかりした自分と
もうひとりの私がいる。でも
弱い私の方が負けてしまいそうだよ。
ドライブに誘われた、何故か断れなかった。
一番下の娘を連れて初めてのデート、悪い人じゃないって思った。
私の人生を大きく変えた日、いっぽ前に向かって歩き出した日だよ。
大きな冒険だった。
自分で作った苦労の道ここからどんな人生が待ち受けているんだろう。
世間知らずの私、何ひとつ分かっていない。
主人との掛け違えたボタン修復したいのに、
気持ちはどんどん離れていく。
疑う事を知らない主人。そんな人だけに心の中で詫びている自分がいるよ。
変わりのない暮らし続く、
変わったのは私の心の中だけかな。
主人も子供達もいつもと同じ、無邪気に騒いでいる。
ふたつの顔がいつまで持続できるんだろう。
そんな器用な自分じゃない。
心に問いかけてみた。


主人の産みのお母さんに会ったよ 

November 08 [Wed], 2006, 21:45
さかのぼるんだけど産んでくれたお母さんに会った。
ひっそりした暮らしでお婆さんと弟、二人の妹がいたよ、
主人の父親4人もの子供を、実の兄弟だった。
3歳違いの兄妹、主人だけを引き取ったらしい。
男のえごかな。
皆素直で家族って気がしたよ、贅沢な暮らしからはずいぶんかけ離れ
血の出るような苦労を重ねてきたに違いない。
お母さんの笑顔私はこれが本当のお姑さんだと思った。
持ってきたステーキを焼いてみんなで頂いた。
お婆さんの愚痴もいっぱい聞いたよ、3歳の主人を突然連れて行かれて、
どれだけ泣いたか、
昔話をいっぱい語ってくれた。
私は末っ子だからいっぱい兄妹が出来たことがたまらなく嬉しかった。
沢山の苦労話に耳を傾けて、もらい泣きの一日だった。
娘の初節句お雛さんを頂いたよ。
やり繰り大変なのに気持ちが嬉しくて感謝感謝。
でも芯から素直には喜べない。
育てて下さったお母さんの寂しげな顔が目に浮かぶ。
お母さんも大好きだ、常にかばってくれて思いやりいっぱいの人。
涙はみたくない。
こうして隠れて会っていることを知ったらどんなに悲しむか
複雑な複雑な一日だったよ。

ボタンの掛け違え 

November 08 [Wed], 2006, 8:38
好きになった想いまるで初恋のよう、只眺めている時間が楽しい。
全く主人とは正反対人を雇用して小さいながらも経営者、
飲み会多くお財布には困らないぐらいのお金が入っている。
主人は可哀相倹約倹約の日々でお小遣いも乏しいんだよ。
でも容姿じゃ負けていない、私が一目ぼれで追っかけた人なんだから。
新鮮さが眩しい、相手の事をもっともっと知りたいと思う、
罪深い私。
主人がつまらなく思える、幼子のはしゃぐ姿も只ぼんやりと眺めているだけの自分。
恋の始まりだろうか。
彼28歳既婚者奥さんも二人の子供もいる、隠そうともせず語りかけていた。
心、主人から遠ざかっていく話ひとつもうわの空で耳を傾けているだけ。
ごめんね。
お店に来る遊び人のお客さんを想ってもどうしょうもないじゃん、もうひとりの
自分が叱っていたよ、奥さんになれるわけもないのにって。
主人の笑顔無邪気な子供達又現実に戻る。
心の葛藤が絶えず続く、そして悩んでいる自分がいる、
どうしょうもないよ。
ボタンの掛け違え、原因は私です。

待望の長男誕生 

November 08 [Wed], 2006, 7:27
初めが女の子で次は男の子が欲しかった、2年あいて誕生したのが男の子
一姫二太郎理想の出産かな。主人は
子煩悩じゃないけどよく手伝ってくれたよ、又2年あいて女の子が授かった。私といえば
おしゃれする時間もなく多分ぬかみそくさいおばさんじゃなかったかな。
いっぱいの洗濯に、お布団干しもっともっと時間が欲しかった、
このままでいれば幸せだったのに。
少し育児から手が離れたら節約生活から逃げたかった、
逃げたいっていうより外の空気を吸ってみたかったのかも。
何も世間を知らず嫁ぎいっぽ外の扉を開けてみたかったと思う。
この思いが私の人生を大きく変えたんだろうね。
幸せだったのか不幸だったのか
今もって分からないよ。
夜働いたよ、アルコールなんて口にした事も無い自分が
慣れない手でビールを注ぎ酔い客の話相手に。
素人臭さが受け有頂天になっていたのかな。
この時気づけばよかったんだ、そしたら家庭から去っていくこともなかったのに。
悔いだけが今もずっしりと。
兄は主人に告げていた、駄目になるぞって今のままだったらって。
同棲から続いた深い愛情で背を向けられる事は無いと主人、
確信していたんじゃないかな。
待望の長男可愛い盛りの二人の女の子に恵まれ、大恋愛の末にやっと
勝ち取った幸せなのに、
崩れることはこんなにももろいんだろうか。
心覗いたら好きな人がいた、でも芽を出しつつあるだけで深くはない、
只ひとりはぐくんでいるだけだよ。
主人の悲しい顔が芽に浮かぶ。でも
大丈夫だよ。

悲しい主人の生い立ち 

November 08 [Wed], 2006, 6:16
隠れて会っていたのが両方の家族に知れる。
呆れていたのか、苦笑していたのか思いは分からず只頭下げるのみ。
若さゆえって許されるものでもなく信頼ゼロに。
一年たってもう一度二人が頑張れるなら同棲じゃなく結婚してもいいって
許しを貰ったよ。
婚約かなって内心嬉しかった。
でも暫くは彼の家を訪問しても針のむしろにいるようで辛かったよ。
親は優しいが彼の姉はしっかり者でとうっていた。
長く感じられた一年で喧嘩ばかりしていたように思う。
待ちどうしく指折り数えてカレンダーをめくっていたかな。
夫婦になって主人の実家と私の実家の中間でアパートを借りたよ。
専業主婦ままごと遊びの延長かな。
直ぐ子供が授かり少しづづだけど嫁としても認めて貰えたんじゃないだろうか。
新米ママの活躍。
主人の家族アットホームなんだけど何処か冷えてる部分があるんだよね。
いつも疑問に思ってた。
家族麻雀をすること多く家の中整頓されずなんとなく理解出来なかった。
これが家族なのかな。
風の噂が何処からともなく耳に入ったよ。私の耳にも。
主人は外に出来た子供、父親が他の女性と恋愛して3歳の可愛い盛りに
連れて来られたらしい。
産んだお母さんの心中、育てたお母さんの心中を思うとたまらなかったよ。
そして主人の胸中、皆悲しいね。
戦争のさなかで出生も養子じゃなく実子で届けられていた長男として。
なんとなくの冷ややかさが理解できた、
心の中の疑問も解けたような、でも知らずにいたほうが良かったんじゃないかな。
暗い表情の主人を見ていると余計にそう思う。
二人で頑張らなくては。

同棲 

November 07 [Tue], 2006, 7:38
ままごとのような恋愛だったよ、彼20歳,私18歳だったかな。
世間知らずのふたり。
なのに一人前になったかのように一緒に暮らすことを
夢見てる。
私は母との二人暮らし、彼は両親健在おまけに姉家族との同居、
寂しい家族と笑いいっぱいの賑やかな彼の家族。
母の寂しさ、考えなかったのかな。
白髪が増えつつあることも知っているのに。
兄のお嫁さんが大切なお金を貸してくれて同棲に踏み切る。
何もない本当に何もないいちからのスタート、
彼の父親、猛反対だったよ。
でもしぶしぶ納得してくれた。
小さな共同トイレのアパートでの暮らし、彼は実家の仕事に電車で通い
私は工務店の事務、二人頑張っても貧しかった。
湯豆腐鍋を囲むこと多く只お豆腐だけの一品のおかず
でも一緒にいられることが嬉しくて、
寒さも貧しさも苦にはならなかった。
だけど長くは続かなかった、幼い子供がままごとを投げ出すのと同じ
やっぱりままごと遊びだったんだろうか。
お互い実家に戻ったよ。
心傷ついたのって私のほうじゃないかな、いつも意地張って
最後の言葉を口にしてしまう、
とめてばかりいた彼もほどほど疲れたんだと思う。
優しい義姉の心遣いにも知らず知らず背を向けた結果になってしまった。
ごめんなさい、お姉さん。
実家同士歩いて10分もかからない所。
ほとぼりが冷めた頃、
どちらからともなく歩み寄るようになった。
人目を気にしながらまるで不倫でもしているかのように
隠れて会っていたよ。
ままごと遊びじゃなかったんだ
私達。 

 

November 06 [Mon], 2006, 12:23
といたに豆だよって語りかけた母。
人に涙を与えたら必ず悲しみで戻ってくるって教えてくれた、
本当にそうだね。
今歩んだ人生ふりかえってなるほどとうなずけるよ。
誤りの文字が消しゴムで消せるように、
振り返ったひとつひとつの道も消すことが可能なら
いっぱい消してみたい。
猪の干支だから一目散に突っ走る、わき目も振り向かず
だからまわり道ばかりしていたのかな。
何ページかで心の中を覗いてみようと思う。
今日から心の扉を開けて。
友達がいないから日記に語りかけるのかな。
結局人って寂しいんだよ、自分だって同じ。
会いたいなあ逝ってしまった母に。
つまらない愚痴いっぱいなのに、耳を傾けてくれた。
又こぼしてみたい、子供に帰って。
そんな温かい日はもう訪れることはないのに
想いでを追いかけている自分がいるよ。
2006年11月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
最新コメント
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:sati0815
読者になる
Yapme!一覧
読者になる