「ゴメンね」
2005年05月16日(月) 2時23分
就職とは関係ない話だし、読んで嫌な気持ちになるかも 気をつけて一万円が4つ折でカバンから覗いていた
たった今、彼女が体で稼いだお金だった
俺は、それを盗むつもりだった
彼女の顔から精気は失われていた
俺は、女を抱いている心地がしなかった
「セックスする?」とその女は聞いてきた
私はしぶしぶ、1万円を渡した
期待していたような快感はほとんど得られなかった
俺はさびしかった、心のつながりが欲しかった
しかし女は心のスイッチを切って、うつろな目で体だけを差し出した
結局、自分の手で果てた
「ゴメンね」と女は何度も言った
女がシャワーを浴びている間、考えた
今渡した一万円を奪って、逃げ去ろうと
本気でそのつもりになって、シャツのボタンを閉じ
上着のかかったハンガーを探した
その時、シャワーの音が止まった
女は、ベットに腰掛けて足を組み、マルボロのメンソールを咥えた
喉が渇いて仕方なかったので、飲みかけのソーダをもらった
煙草臭いのを我慢して、ボトルに口をつけずに飲んだ
靴を履いて部屋を出る時、初めて彼女は笑顔を見せた
なんでこの手の女は、客が帰る時だけ微笑んでくれるのか
多分、俺たちは共犯者なんだ
金で買った女を見下しても、
実際にその女を求めたことに変わりはない
お互いを蔑みあいながら、お互いを必要としていること
その悲しさと共感の証が、あの微笑みではないのか
客が帰るのが嬉しいという嫌味さでもない
営業スマイルのような傲慢さも無い
それはひどく穏やかで、さびしい笑顔だった
一万円をとらなくて良かった
そして5月中は風俗は我慢しよう
そう思いながら、道玄坂を駆け下りて渋谷駅に向かった
たった今、彼女が体で稼いだお金だった
俺は、それを盗むつもりだった
彼女の顔から精気は失われていた
俺は、女を抱いている心地がしなかった
「セックスする?」とその女は聞いてきた
私はしぶしぶ、1万円を渡した
期待していたような快感はほとんど得られなかった
俺はさびしかった、心のつながりが欲しかった
しかし女は心のスイッチを切って、うつろな目で体だけを差し出した
結局、自分の手で果てた
「ゴメンね」と女は何度も言った
女がシャワーを浴びている間、考えた
今渡した一万円を奪って、逃げ去ろうと
本気でそのつもりになって、シャツのボタンを閉じ
上着のかかったハンガーを探した
その時、シャワーの音が止まった
女は、ベットに腰掛けて足を組み、マルボロのメンソールを咥えた
喉が渇いて仕方なかったので、飲みかけのソーダをもらった
煙草臭いのを我慢して、ボトルに口をつけずに飲んだ
靴を履いて部屋を出る時、初めて彼女は笑顔を見せた
なんでこの手の女は、客が帰る時だけ微笑んでくれるのか
多分、俺たちは共犯者なんだ
金で買った女を見下しても、
実際にその女を求めたことに変わりはない
お互いを蔑みあいながら、お互いを必要としていること
その悲しさと共感の証が、あの微笑みではないのか
客が帰るのが嬉しいという嫌味さでもない
営業スマイルのような傲慢さも無い
それはひどく穏やかで、さびしい笑顔だった
一万円をとらなくて良かった
そして5月中は風俗は我慢しよう
そう思いながら、道玄坂を駆け下りて渋谷駅に向かった









