『シュピーゲル』8月30日付記事の私訳(かつ試訳。追記&修正あり)

September 02 [Sat], 2017, 1:20
この記事の和訳を書いてみました。
ご覧頂く前にお断りしておきます。
以下のものは、「文法と語彙の意味が正しい」ことで良しとするレベルのもの、すなわち「和訳」であり、決して「翻訳」などと呼べる代物ではありません。
また、ささちかによる「私訳」かつ「試訳」であり、見る人が見れば誤りがあっても仕方がないものです。
では正確さはどの程度か……大学入試の独文和訳に見立てれば、この形式の試験問題を課せられる大学・学部等であれば、満点にはならなくても、東京大学理科3類も含めてどの大学でも上位1桁で合格できるであろう程度、と考えて下さい。
お気付きの点があればお寄せ下さい(ツイッター経由で来られた方はそちらの方に書いていただけると、またメールアドレスがわかる方はメールでいただけると、それぞれ助かります。このブログは、基本的にこちらに「半移転」しております)。
また、より精度の高い「和訳」や、それにとどまらず日本語としても完成度の高い「翻訳」がどこかに掲載されていたら、是非ともそれも教えていただけるとありがたく存じます。

追記ですが、これを書いてから、ツイッター上にてお気付きの点を早速寄せていただきました(ありがとうございます!!)。
それで修正した部分と自分で気付いて修正した部分には下線を施してあります。


(以下和訳)

日本の副総理 ヒトラーの意図を「正しかった」と述べる

麻生太郎は、過去から何も学んでいませんでした。日本の財務大臣は、アドルフ・ヒトラーの動機を「正しかった」と称しました。この政治家はもう既に、似たような過ちで目立っていたのです。

日本の財務大臣・麻生太郎氏は、アドルフ・ヒトラーについての発言で怒りを引き起こしました。自民党の派閥構成員を前に、この副総理は国民社会主義独裁者の犯罪を相対化したのです。

「政治家になろうとした動機は、私は問わないが、結果が大事だ。」麻生氏は、共同通信社によると、政治家の研修会(訳注:自民党麻生派の研修会)でこう述べました。また、「いくら動機が正しくとも、何百万人も殺したヒトラーは駄目だ」とも。麻生氏がこの発言で何をほのめかしているのかは明らかです。

麻生氏は既に2013年、国民社会主義者の政治的戦術をほめて注目されました。「ドイツのヴァイマル憲法もいつの間にかナチス憲法に変わった。あの手口に学んだらどうかね。」と麻生氏は、当時企図されていた憲法改正について述べたのです。

麻生氏の先日の発言に対し、アメリカに本部があるユダヤのNGO、サイモン・ヴィーゼンタール・センターは「苦痛と失望」を表明しました。麻生氏は、今はこの[自らの]発言に遺憾の意を表し、これを「不適切」としました。麻生氏は、ヒトラーを擁護するつもりはなかった、というのです。

この財務大臣は、今年ナチ体制についての発言で[世間を]騒がせた最初の政治家ではありません。日本銀行審議委員(訳注:原田泰氏)が先に、ヒトラーの経済政策についてのコメントで怒りを呼び起こしていたのです。日銀は後にこの意見表明について謝罪しました。

(和訳終)

通訳案内士法改悪反対:参議院国土交通委員会傍聴記

May 26 [Fri], 2017, 0:43
こちらは久しぶりですが長文なので書きます(1つ下の記事で書いたようにこのブログは「半移転」状態なので、普段の様子はこちらをご覧下さい)。
日付変わる前の昨日、数名で、標記の傍聴に行って来ました。
この手の傍聴になるべく多くの人数で出かけることは、重要な意思表示でしょう。
なお、以下の傍聴記は同業の方を中心に送ったメールを加筆修正したものであることをあらかじめお断りしておきます。

自民党の長谷川岳議員は、私が傍聴席に入った時に半分ほど終わっていて余りメモを取れませんでした。
それでも、たちの悪い者が土産物屋につれ回すことを問題視はしていたようです。
持ち時間25分を5分ほど余して終わった辺り、「この人勉強しているのか? やる気あるの?」と思いました。
次は民進党の有田芳生議員で、一時的に委員を差し替える形(元々は法務委員会のはず)で40分質問していました。
ヤミガイドの実態をかなり詳しく説明、
「業務独占廃止で問題は出てこないのか」
「九州で先頃明るみに出たヤミガイドの法律違反の容疑は」
などと質したり、ぼったくり免税店やヤミガイドが例えばどのくらい儲けているか示したり
「白タク問題は全国で調べよ」
などと追及したりしました。
ここに書ききれないことも含めて、大変真っ当なことをおっしゃっていただけに、民進党が採決で賛成だったのは大変残念でした(ちなみに有田議員は質問後にすぐ委員差し替えで採決には加わっていません)。

公明党の高瀬弘美議員は自民党同様に25分あったのに数分余して終わりました。
内容ですが、
「インドネシア語やアラビア語など言語を増やしては」
「実務科目の追加はどのようなものか」
「定期研修の受講はどのようなものになるか。オンラインで出来るのではないか」
「震災時避難所の外国人対応を考えると、国のデータベースを市町村も共有すべきでは。災害時の対応は認知度向上になるのでは」
などと述べました。
最後の点は、一見もっともらしく聞こえますが、通訳案内士法27条に「都道府県知事は、通訳案内士登録簿を公衆の閲覧に供しなければならない。」とあります。
現行法で出来るわけで、業務独占を外す必要はないのになぜだ、と思いました。

山添拓議員(共産党。15分)の質問に入りました。
「ヤミガイドの実態をなぜ国交省で把握してこなかった」
との質問から始まり、石井大臣の答弁に
「現場把握がしにくいというが、例えばクルーズ船からバスに乗るところでチェック出来る。責任を棚上げし無資格を合法化」
と指摘しました。
そして、山添氏は、一昨日に何と免税店の視察に行ってきたそうです。
その時の写真を資料で示し、
「これら免税店には日本語が殆どない。自分が入ると店員が警戒して付いてきた。パスポートの提示も求められた(!)。他で買うと高いからと客を煽って買わせる。ランオペ業者とガイドのキックバックを把握するためカードまで配っている。こういう人が『大阪城は徳川家康が建てた』などとやっている(場内軽くざわつき)。これが日本のおもてなしなのか」
とさらに追及しました。
さらに、
「業務独占廃止すれば有資格者を使う理由がなくなる」
などと指摘、そして植山源一郎先生が集めたネット署名の一部を紹介しました。
「2015年12月の規制改革推進会議では、業務独占廃止は『対応不可』が観光庁の対応だった。観光庁はまともだが規制改革推進会議の議長は廃止ありきだった、河野太郎大臣が脅すようなことも言った、3回の会議で結論を押し付けた」
と厳しく批判しました。

次の清水たかゆき議員(維新の会。15分)は、
「試験や制度が実情と合っていない。この制度いらないのでは? 必要性は?」
と[私たち通訳案内士への]先制パンチ、これだけでも十分びっくりぽんでした。
のみならず
「日本国籍の合格率は20%ほど、外国籍の人の合格率は5%ほど。外国の人にそこまで求めるのが適切なのか?」
「現地から来たガイドがそのまま付いてきた方がいい」
と信じられない発言をしました。
そんなことをいっているから、ヤミガイドがでたらめな案内をするんじゃないでしょうか?!
私が傍聴券を取りまとめて来た方々は皆さん口を揃えて
「あいつはひどい。次の選挙で落とそう」
といわれました(ちなみに兵庫県選挙区選出です)。

次は青木愛議員(自由党、15分)でした。
「旅行実務の受験科目への追加は、負担が増してメリットがないのでは」
「国による保証があってしかるべき」
「無資格者には違法行為による処分は」
などと聞いていました。
観光庁長官は
「無資格者の処分はない」
と答弁し問題が浮き彫りになる一方で
「個別の法律違反は適切に対処」
としていたので、これを明確にいわせたのは重要だと思いました。

行田邦子議員(無所属)は、
「質を下げてはならない」
などといいつつ業務独占廃止を前提にしていた感があり、正直余り大したことはいっていませんでした。

反対討論は山添青木両氏が別々に立ち、山添氏は従来の政府の方針との矛盾を、青木氏は有資格者の活用を考えよと、それぞれ指摘しました。
採決では、反対は山添青木両氏のみ、他は皆賛成でした。

なお、山添議員室には終わってから2分ほど挨拶をしまして、青木議員室には「よく反対してくれた」と感謝の電話を入れておきました。
山添青木両氏に、この場でも深い謝意を表します。

以上、私の聞き違いや思い違い、勘違いもあるかも知れませんが、とりあえずの速報でした。
誰が何をどう話していたか正確に知りたい場合は、動画(上がっていればですが)や後日公表の議事録をご覧下さい。

ブログ「半移転」のお知らせなど

December 18 [Sun], 2016, 19:10
このブログは、今はなきさるさる日記が終わってから私からの情報発信手段としてずっと使い続けてきましたが、ここのところ、ツイッターの方が便利であり、そちらを今は主に使っています。
一方、ツイッターだと140字という制限もあるので、ある程度まとまった内容を綴るときには、こちらを使うことも引き続きあるでしょう。
私のツイッターのログは、ここから読んでいただくことが可能ですので、ご案内します。

そのようなことから、このブログの過去の記事はそのまま残しておきますが、今後の更新頻度はかなり減ることが見込まれます。
従って、ブログ「移転」でなく「半移転」という書き方にしました。

また、例年書いているその年の回顧記事は、今年はこちらに書く予定はありません。
ご了承下さい。
次のこちらの更新はいつになるか判りませんが、皆さんお元気で。

2016年通訳案内士(独語)2次試験

December 05 [Mon], 2016, 0:34
以下、今回の受験に際してご指導・ご声援いただいた方向けに書いたメールの加筆修正です。

目白大学新宿キャンパスで13時―14時の時間帯に受けてきました。
試験官が日本人と外国人のどちらも昨年と同じ方で軽く動揺しました。
逐次通訳は富士登山における禁止事項がテーマで、メモは余裕で取れまして、6割ちょっとの内容は言えた感じでした。
この点は潰滅状態の昨年より大きく前進しました。

プレゼンテーションのテーマは人力車、川柳と後もう1つは忘れました。
私は川柳に即決しました。575の形式で(ここでSilbenという単語が役に立ちましたが形式に当たるSchemaがなぜ出てこなかったんだろう……)、季語を必要としない点が俳句と違うこと、講談や落語ではよく川柳を聞けるので寄席に行くことを勧めます(自分の得意分野への誘導フラグ!)、というようなことを話しました。
質疑応答の主要な内容を日本語で以下にいくつか列挙します。
「川柳の他に日本の詩の形式はあるか」
「あります。短歌が。これは57577です。万葉集というのがあります」
「万葉集とは何か」
「日本最古の歌集で、5―6世紀頃に成立しました」
(注:「7世紀頃」が正解。このミスはひどい)
「日本人は万葉集を知っているのか」
「はい、学校の国語の時間に皆習います」
「川柳の詠み手を1人挙げよ」
「多数いますが、例えば[二代目]神田山陽でしょうか。講釈師でもあります」
(注:「冬は義士 夏はお化けで 飯を食い」「講釈師 見てきたような 嘘をつき」は講談ファンで知らない人はまずいません。という訳でこれは単なる誘導フラグや嘘・ハッタリの類ではないのです)
「講談とは」
「張り扇で釈台を叩く日本の話芸です」
ここで道具として扇子と手ぬぐいを取りだしましたが(!)、この辺までで時間が来て強制終了となりました。

全体として惨敗した昨年よりはだいぶましではありましたが、質疑応答の文法が途中でかなり怪しくなり、落とされても文句が言えない程度の大変パッとしない出来でした。
終了後の待合室で参考書2冊を読み直し「これだったか」と思ったところはいくつもありました。
しかし、合格の可能性は自分の手応えとしては「ワンチャンある」と思います。
仮に不合格でも次につながるものであり無駄ではなかったと確信します。
試験室内の話がだだ漏れ割と明らかに聞こえてくる待機場所でした。
私は1番目でありやや損でしたが(笑)。

それと次の2点については係員に苦情を言いました。
(1)荷物が重いのに9階から1階まで歩いての移動を余儀なくされ、辛いと訴えたら(ていうか「エレベーターじゃないんですね」とぼやいたら)「受付時に申し出があれば対応出来たかも」と返されたこと。
注意事項など掲示もないのにそれはないでしょう。
(2)会場内が全面禁煙だったのに移動中、ある廊下に明らかに煙草の煙が入ってきていたこと。
誰か外で吸っていて空気が入ってきたのでしょうが、これはいかがなものかと。
万が一これらの苦情が原因で不合格になっても知りません。

謎の選挙はがき

July 03 [Sun], 2016, 2:26
日付変わる前の昨日、配偶者宛に、選挙はがきが届きました。
下の文面(改変あり)には次のように書いてありました:

n回の○×△です。私が公設秘書を務める□■◇◆が参院全国比例で立候補しました。国会で実績を出している彼に個人名で「□■◇◆」と投票して下さい

nは自然数で要はある学校の何期生かを書いたもので、個人名は伏せました。
最後の句点がないのは原文のままです。

まず確認しておきたいのですが、日本の公職選挙法は「べからず選挙法」という批判も強いほど、選挙運動に対する規制が強く、禁止事項は大変多くあります。
それでも、例えば電話帳に基づいて個人宅に電話をかけ投票を依頼したり、公費ではがきを送ったりする行為は、認められています。
ですから、母校の同窓会名簿に基づき選挙はがきを送ることが直ちに問題となるものではありません。

しかし私は、そのはがきを見て、目を疑いました。
比例区の候補者でありながら、政党名がどこにも書いていないのです。

もう1つ確認しておきたいんですが、参議院選挙は選挙区と比例区に分かれており、このうち比例区は、名簿届出政党の政党名を書いた票の数とその政党の名簿に搭載されている人の個人名とを書いた票の数の和が当該政党の得票になります。
そして各政党の得票に基づきドント式で議席を定数に達するまで配分します。
このため、比例区でどこかの政党の名簿に搭載されている(つまり比例区で立候補している)人は、自分の名前を書く人が多ければ多いほど、当選の可能性が高まります。

「比例区の候補者なのになぜこのはがきには政党名がどこにも書いていないんだろう……。」

私はこうしばらく考え込んでいたのですが、この候補者個人のことを調べてみると、繰上当選で参議院議員となり所属はみんなの党(解党)→日本を元気にする会→おおさか維新の会で立候補するはずが、埼玉県選挙区からの立候補とされたことに異を唱えておおさか維新を除名され、最終的に新党改革から立候補していることが判りました。
新党改革は、散々叩かれて辞めたあの舛添前知事が立ち上げた政党ですから、党名を出すのはかえって損だという考えがあったのかも知れません。
しかし、比例区の候補でありながら政党名を隠したはがきというのは、「何か変だな」という思いを禁じ得ません。
似たような問題ですが、最近、ツイッターでも比例区のある候補者カーが政党名を隠した仕様になっていることが取り上げられ、問題視されました。
□■◇◆と書いた票は新党改革の得票としてカウントされるので、この方に投票する有権者はそのことを十分に理解すべきでしょう。

最後に、ここまで伏字で書いてきた□■◇◆ですが、漫画『ドカベン』の主人公と同姓同名のようです。
スヌーピーくん、寝るぞ。

初めての深夜寄席

June 11 [Sat], 2016, 23:52
今日は新宿末広亭の深夜寄席なるものを観てきました。
真紅さんが、講釈についての講釈の後(注:大半の方は落語を観に来ていると思われるので講談のことを知らない方も割といます)鉄板ネタともいえる「桂昌院」で会場を沸かせました。
ここにつまびらかには書きにくいのですが、徳川家光の寵愛を受けたという女性の出世物語です。
続いて立川吉幸さんが芸人と鍼の噺(?)、桂夏丸さんが「青い鳥」(新作なんでしょうか?)、最後に山遊亭くま八さんが「粗忽の釘」で超慌て者の大工を演じて終了でした。

毎週土曜日に末広亭で21時30分から23時頃まで4席で500円ですから、深夜寄席はかなりお得です。
ただし開演の時点で既に満員となっていたはずで、かなり早めに着いていないと立ち見を余儀なくされるでしょう。

簡単ですが、携帯からの更新でした。

通訳案内士業務独占廃止か?!

May 18 [Wed], 2016, 0:06
日付変わる前の一昨日、『日本経済新聞』朝刊に、通訳案内士の業務独占を廃止することを今月中に閣議決定する運びで、参議院選挙後の臨時国会で関連法案を通すという意向が報道されていました。
詳しいことはここをご覧下さい。

私は、通訳案内士の業務独占廃止は断固反対です。
その理由は、先のリンク先もそうですが、今年の2月10日の規制改革会議におけるJFGの資料において、大変明快に説明されています(リンクは省略しますが、興味のある方はPDFを読める機材を使って「規制改革会議 議事録」で検索してみて下さい)。
同会議の議事録を読む限りでは、特に佐久間とかいう委員は業務独占の必要性をどうしても解らないと述べていますが、業務独占廃止という結論が先にあるからこうなるのだろうと、私は見ております。
石頭め!
実は日付変わって今日、横浜の学校の勤務後に党首討論なるものを傍聴に行ってくるので、傍聴券の手配をして下さった議員秘書の方に、この問題を訴えてこようかとも思っています。
万が一、7月(予定)の参議院選挙の争点にでも浮上し、なおかつ
「通訳案内士の業務独占廃止に賛成する議員に厳しい審判を下そう!」
などと呼びかけられることにでもなったら面白いなあと思っているんですが、さすがにその実現可能性は極限値を求めると0に収束するほど小さいかなあ。

40代 最初の日記

May 08 [Sun], 2016, 23:52
今日は模試の採点打合せでしたが、議論が大変白熱しました。
そりゃそうです、受験生諸君の学力を正しく測るのに皆真剣ですから。
終わってかなりくたびれたのも事実ですが。

という訳でこれからまたしばらく◎◎に追われる日々が続きます。
◎◎怖い。


こんな感じですが、40代のささちかもよろしくお願いします。

30代 最後の日記

April 20 [Wed], 2016, 22:32
後約1時間で40代になるささちかです。

今日は午前中に横浜の学校で授業をしてきました。
担当科目は数学Bです。
単元としては「ベクトル」「数列」「統計処理」がありますが、前2者のみを通年でやることになっています。
まあ大学入試など諸般の事情を考えると統計処理は高校でやりにくいところでしょう。

で、授業ではベクトルから入っています。
そもそも、ベクトルは、有向線分で表せるもの、と教科書では初めに定義しています。
しかし、これでは生徒諸君が大学に進んでから扱う4次元以上の世界とつながりません。
私は、ベクトルを「何らかの意味で数の組として表せるもの」と定義しています。
そして1つ1つの数を成分といい、成分の数を次元という、と。

大学教養課程レベルの線型代数を学ぶと、ある集合Vについて、Vの要素のどれをとっても私たちが知っている加法の交換法則、結合法則などの計算規則が成り立つときに、Vをベクトル空間といい、Vの要素をベクトルという、と定義されていることが解ります。
この点でいえば、数を書きならべたものはベクトルとみなすことが出来ます(数ベクトル)。
しかも、数ベクトルの次元がその数の個数であり、さらに先に書いた一般のベクトル空間について次元を定義することが出来ますが(詳細は略)、ある一般のベクトル空間と数ベクトルの集合は、次元が等しければ同型である、という定理もあります。
「同型」とは、全く同一視できないが本質的に同じものと見ることは可能である、くらいの意味だとお考え下さい。
「同型」や「準同型」の厳密な定義については集合論の入門書、例えば『集合・位相入門』(松阪和夫著、岩波書店)などを参照して下さい(これも大学教養課程レベルでしょう)。
授業ではもちろんそんな説明はしていませんが、ささちかがベクトルを「数の組だと思ってよい」といいきった背景には、実はこのようなことがあります。

教科書でベクトルの取扱範囲を2次元と3次元に絞っているのは、図形的・直感的考察が出来る範囲だからです。

その上で、2次元に絞ってまずは諸々の定義、次いで成分計算の練習を徹底します。
今日は成分計算の練習を一通り終わって、次回から主に有向線分として扱うことを旨を予告しました。
1次結合表示まで含めてやったら、いよいよベクトルの内積です。

こんな感じで、30代最後の日記が数学の話になりましたが、40代のささちかもよろしくお願いします。

新年度の勤務校、国内旅取

April 06 [Wed], 2016, 0:08
見やすく掲示ないし備え置きが義務付けられている旅行業約款がとある旅行業の営業所で見づらくてしょうがないので改善を求めてきたささちかです。

さて、まずは新年度の勤務校について書きます。

これまで独語を教えてきた神奈川県内の学校は今年度も継続、別の横浜市内の学校で数学を担当することになりました。
この日記では、特に断らない限り、前者を「県内の学校」、後者を「横浜の学校」と表記することにします。
過去に勤めたことのある横浜市内の学校(実はこれに該当する学校は3校あります)と区別する必要がある場合は、その旨を明確にします。

それと、ささちかは今年、国内旅行業務取扱管理者試験を受けて合格することを目指します。
そもそも、旅行業務取扱管理者とは、旅行業の営業所で旅行計画の立案や苦情の処理その他諸々重要な業務を担い、旅行業法に基づいて1営業所に1人以上は置かないといけないものです。
海外旅行まで扱う営業所だと総合旅行業務取扱管理者でないといけないのですが、国内旅行のみを扱う営業所だと総合旅行業務取扱管理者でも国内旅行業務管理者でもよいことになっています。
ここまで私は「旅行業務取扱管理者」と5回書いていますが、煩わしいので、以後「旅取」と書くことにします。
国内旅取の受験科目は「旅行業法」「標準旅行業約款」「国内実務(JRの運賃計算、日本観光地理など)」です。

「まさか旅行業への転職?」と思う方もいるかも知れませんが、それは全く考えておりません。
実は国内でも総合でも旅取試験に合格すれば、通訳案内士試験において「日本地理」が免除になります。
この記事で書いたJFG理事長の松本さんから「何年かかかって合格するのは普通です」という率直なコメントもいただきましたので、胆を決めたような次第です。
また、同じく科目免除のため、来年1月にはセンター試験を「日本史B」「現代社会」を受験するつもりでいます。
前者は60点以上で免除(ささちかはこれは勉強しないといけない)、後者は80点以上で免除(ささちかはこれは楽勝)です。

という訳で、引き続き通訳案内士試験合格を目指して行きます。

日付変わって今日は朝早くから横浜の学校に出勤です。
スヌーピーくん、寝るぞ。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:ささちか
  • アイコン画像 性別:男性
  • アイコン画像 誕生日:1976年4月21日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 現住所:埼玉県
  • アイコン画像 職業:教員
  • アイコン画像 趣味:
    ・将棋-三段免状所持。
    ・講談-日本講談協会を応援しています。
    ・コロニナ-2009年8月開始。
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略歴
1995年3月 岩手県立盛岡第一高校卒業
2000年3月 岩手大学人文社会科学部卒業
2000年4月 藤沢の学校に社会科講師として赴任、10年間勤務
(他に、目黒、横須賀などの学校に数学科講師として勤務。
また、模試採点などの業務を受諾)
2006年3月 一橋大学経済学部卒業
2010年4月 神奈川県内の学校に独語科講師として赴任
2012年9月 横浜の学校に数学科講師として赴任、2度の雇止めを宣告され1度目は撤回させたが2度目は労働審判申立を余儀なくされた。
最終的には復職ならず、数十万円程度の解決金で和解。

このようなことを経て、現在は神奈川県内の学校に勤務。
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