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異所性脂肪とは?
異所性脂肪とは、皮下脂肪でもなく内臓脂肪でもない第三の脂肪と呼ばれているものです。異所性脂肪については3月6日にNHKで放送された「追跡 A to Z」という番組で特集が組まれ、ドキュメンタリーとして放送されていました。
まず、異所性脂肪は食べ物から摂取される脂分で作られており、体の機能不全によって構成されるものではありません。(今現在の研究に基づいています)
そして、異所性脂肪は内臓脂肪や皮下脂肪よりも体内に悪影響を及ぼす脂肪細胞であることがわかっています。
その他にも、日本人は体質的に異所性脂肪を貯蓄しやすい体質であるというデータもあります。
これらの情報を元にして、異所性脂肪についての補足説明と効果的な異所性脂肪の減らし方について考えてみようと思います。
■■異所性脂肪はどうやってできるの?
異所性脂肪は脂分を多く摂取することで作られます。というよりも、皮下脂肪や内臓脂肪に蓄積されなかったエネルギーが体内に残ったときに異所性脂肪として構成されます。
もともと、脂肪細胞というものは誰の体にもあり、この細胞は余ったエネルギーを蓄積するという機能を持っています。簡単に言えば『エネルギーを入れることができる器』です。
人間はエネルギーを体内に保存し有事に備えるというとても便利な機能があり、摂取した食べ物から抽出するエネルギーが余った場合、そのエネルギーを脂肪細胞という器に保存します。
この器は伸縮自在で大きさは蓄えたエネルギーによって小さくなったり大きくなったりします。脂肪細胞が大きくなると人の外見も大きく膨らみます。これが肥満と呼ばれるものです。
しかし、脂肪細胞がいくら伸縮自在といっても、その容量には限りがあり、脂肪細胞という器に入りきらないエネルギーは体内にむりやり居場所を作ってしまいます。これが異所性脂肪というわけです。
■■異所性脂肪の危険性は?
異所性脂肪は内臓や骨格筋(筋肉)などに付くのですが、正規のエネルギー貯蓄方法で体内に存在しているわけではありません。
脂肪細胞に貯蓄されているエネルギーは、体内の状況に応じて神経やホルモンなどの伝令を通して正しく体内に作用するのですが、異所性脂肪は正規のエネルギー貯蓄方法でないため、体内の生理機能に正しく反応できず、他の細胞や内臓に悪い影響を及ぼしてしまいます。
今までは「皮下脂肪や内臓脂肪の溜めすぎは体内に悪い。」と言われていましたが、もしかすると「皮下脂肪や内臓脂肪は貯蓄エネルギーとして正しく使われているが、異所性脂肪のみが体内に悪影響を及ぼす。」というのが正しい事象なのかもしれません。
『異所性脂肪は生活習慣病を引き起こす危険性がある』というのが、今現在の臨床データのようです。
■■異所性脂肪を減らす方法
異所性脂肪は脂肪細胞に入り切らなかったエネルギーによって生成されます。つまり、脂肪細胞を飽和状態にしなければ異所性脂肪も生成去らないというわけです。
脂分の多い食事を避け、貯蓄されたエネルギーを運動によって放出するというのが、異所性脂肪の効果的な減らし方だと言います。
ちなみに、脂肪細胞の数は人によって様々ですが、通常乳幼児の時期と思春期の時期に増加すると言われています。成人してからも特殊なケースで増えることはあるようですが、一般的に成人後に脂肪細胞が増えることはないという臨床データがあります。
つまり、エネルギー貯蔵庫としての脂肪細胞は増やすことはできません。
中高生の頃に太っていた方は、基本的に脂肪細胞は多いため、異所性脂肪が付きにくいようですが、その代わり油断してエネルギーを溜め込みすぎると外見がより膨らんでしまいます。
逆に、中高生の頃に痩せていた方は、いくら食べても外見はあまり太ったようには見えない人が多くいますが、貯蔵庫自体が少ないため異所性脂肪がつきやすい体になっています。
異所性脂肪は体の外観に影響しにくい(簡単に言えば、異所性脂肪がいくらついても見た目にはわからない)ということですので、脂分の摂り過ぎ・運動不足などはキチンと自分で管理する必要があるというわけです。
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