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肉食ダイエットというダイエット方法があります。このダイエットは、肉や魚や玉子は好きなだけ食べ、炭水化物は極力摂取しないという方法です。
ただ、このダイエット方法は、体のメカニズムから考えるとかなり危険なダイエット方法のような気がします。
■■肉食ダイエットの効果
肉食ダイエットを行うと血糖値や血圧が下がり、通常のダイエット方法よりも体重が落ちるというデータがあります。
これは肉=たんぱく質のみを摂取しているためです。(肉類には脂肪分も含まれています。脂肪分に関しては後述します。)
タンパク質は三大栄養素の一つで、1gで4kcalの熱量を持っています。この熱量は炭水化物と同量の熱量ですが、タンパク質と炭水化物とでは体に対する働きが違います。
おおざっぱに言えば、タンパク質は体を構成する組織(髪・皮膚・内臓など)の構築にその熱量は利用され、炭水化物は体を動かすために熱量が使われます。
このため、たんぱく質は体脂肪として体に貯蔵されることがほとんどなく、過剰に摂取したたんぱく質は体外に排出されます。
(ただし、体内の糖質の量が少なくなるとたんぱく質は糖質に作り変えられます。これを糖新生と言います)
肉食ダイエットは、タンパク質が体内に貯蔵されにくい性質を利用したダイエット方法だといえます。
ちなみに、脂質は体脂肪として貯蔵されますが、体脂肪になりやすい栄養素である炭水化物の摂取量がほとんどないため、脂質が体脂肪になったとしてもそれほど問題はありません。
また、肉食ダイエットでは炭水化物をほとんど摂取しないため、体内で必要とされている糖質の量の不足を補うために、糖新生によって脂質も糖質に作り変えられます。
■■肉食ダイエットの副作用・・・?
上記の効果だけ見ると、肉食ダイエットはとても画期的なダイエット方法のように思えます。
しかし、肉食ダイエットは重大な欠点があるように感じます。
それは、圧倒的な炭水化物不足です。
肉食ダイエットでは、体内で必要とされている糖質をたんぱく質や脂質の糖新生よって作り出すのですが、そもそも糖新生というのは、緊急時に発動される体の防衛機能のようなものなんです。
糖新生は必要量の糖質が摂取されないときに、応急処置として行われるものです。
ですが、糖新生はあくまで応急処置にすぎないため、体が必要とする糖質の全部を作り出せるわけではありません。
また、糖新生で作られた糖質は、純粋な糖質に比較すると明らかに劣っています。
しかも、肉食ダイエットによってほぼ確実に起こっている糖新生という反応は、その反応の副産物として体内に害をなす物質も生成されてしまいます。
肉食ダイエットは、最初のうちは問題ないかもしれませんが、長期的に継続していると、頭痛や酷い整理痛、下痢や筋肉の痺れなど、炭水化物摂取量の減少によって引き起こされる症状があらわれると考えられます。
一般的に言われている肉食ダイエットのやり方は、
「好きなだけ肉や魚や玉子を食べ、その代わり炭水化物は極力摂らない」
というやり方です。
おそらく、肉食ダイエットにはさらに細かいやり方が定義されており、例えば、食べてもいい肉や食べないほうがいい肉など分類されていると思います。
ですが、そんなことよりもまず、大前提に挙げられている『炭水化物を摂らない』ということが一番の問題です。
体のメカニズムに照らし合わせて考えてみると、肉食ダイエットはあまりお勧めできるダイエット方法ではないと思えます。
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