眼鏡の新調
February 29 [Wed], 2012, 1:04
オフクロ様が眼鏡を新調した。
以前、まだカーフール【現在はタイから撤退してBIG―CEXTRAになっています】がオープンしたての頃、テナントとして中に開店していた専門店で作った老眼鏡が、目に合わなくなってきたためだった。
加えてアクリルのレンズは傷だらけ。フレームはチタン製でしっかりしているので、レンズだけ眼に合わせて作ることにした。
そう決めてから、どこの眼鏡屋にしようかと迷った末、私の知っている限りで一番長く営業している、BIG―Cサウスの中にある店を選んだ。
ここの店員は感じが良かった。彼らはよく英語を理解し、86歳になるオフクロ様に、充分なくらい敬意を払ってくれた。
さらに眼の検査機械もそれなりのものが用意されていて、およそ10分かけて、現在の眼の状態を詳しく調べてくれた。
その結果、ぴったりと視力に合うレンズはないことが判明。工場にオーダーして作ってもらうことに…。
そんな経緯から、相当に高いものになるのでは…と心配したけれど、値段を聞いて拍子抜け。レンズは一枚1200バーツで、両目で2400バーツだという。何でもキャンペーン中で20%引きなのだとか。また、フレームに嵌めこむ工賃は無料であった。
デポジットの半額を払ってから三日後、朝10時にこの眼鏡屋から電話があった。レンズが届いたのでいつでもお越しください…とのこと。
タイではいい加減な奴等が多くて、何かを注文して在庫がなく、あとで電話するといっても約束を守らないことが多い。酷いのになると、注文を受け付けておいてシカトしている奴もいる。だから、日本や先進国ではごく当たり前のことなのに、タイだから律儀な店だと感心してしまった。
レンズを嵌めてもらい、受け取った眼鏡は完璧だった。新聞の大好きなオフクロ様は、これで気分良く読めることになるだろう。
疑念と不安を抱きつつ、ただ私だけを信じてタイへと渡ってきたオフクロ様に、私は出来る限りのことをしてあげる義務がある。故に小さなことだけれど、眼鏡の新調が上手くいってホッとした。
永遠の個人介護人として、私はこれからも頑張るつもりでいる。
以前、まだカーフール【現在はタイから撤退してBIG―CEXTRAになっています】がオープンしたての頃、テナントとして中に開店していた専門店で作った老眼鏡が、目に合わなくなってきたためだった。
加えてアクリルのレンズは傷だらけ。フレームはチタン製でしっかりしているので、レンズだけ眼に合わせて作ることにした。
そう決めてから、どこの眼鏡屋にしようかと迷った末、私の知っている限りで一番長く営業している、BIG―Cサウスの中にある店を選んだ。
ここの店員は感じが良かった。彼らはよく英語を理解し、86歳になるオフクロ様に、充分なくらい敬意を払ってくれた。
さらに眼の検査機械もそれなりのものが用意されていて、およそ10分かけて、現在の眼の状態を詳しく調べてくれた。
その結果、ぴったりと視力に合うレンズはないことが判明。工場にオーダーして作ってもらうことに…。
そんな経緯から、相当に高いものになるのでは…と心配したけれど、値段を聞いて拍子抜け。レンズは一枚1200バーツで、両目で2400バーツだという。何でもキャンペーン中で20%引きなのだとか。また、フレームに嵌めこむ工賃は無料であった。
デポジットの半額を払ってから三日後、朝10時にこの眼鏡屋から電話があった。レンズが届いたのでいつでもお越しください…とのこと。
タイではいい加減な奴等が多くて、何かを注文して在庫がなく、あとで電話するといっても約束を守らないことが多い。酷いのになると、注文を受け付けておいてシカトしている奴もいる。だから、日本や先進国ではごく当たり前のことなのに、タイだから律儀な店だと感心してしまった。
レンズを嵌めてもらい、受け取った眼鏡は完璧だった。新聞の大好きなオフクロ様は、これで気分良く読めることになるだろう。
疑念と不安を抱きつつ、ただ私だけを信じてタイへと渡ってきたオフクロ様に、私は出来る限りのことをしてあげる義務がある。故に小さなことだけれど、眼鏡の新調が上手くいってホッとした。
永遠の個人介護人として、私はこれからも頑張るつもりでいる。









1998年度JTB旅行記賞受賞。
02年三月号から03年十月号まで月刊誌【つり人】に《世界の釣流》連載。
