サル、サルにとって品格とは何かを考える。 

2006年02月08日(水) 18時35分
「国家の品格」がベストセラーになっています。

えー、この傾向はいいのでしょうかね?

いい本です。ただこれだけ読んでも大して意味がない様な気がします。というより本になっているし、有名な先生だからって簡単に信じてしまうような人にはちょっとあぶないです。

なぜならですね、一つにこの本は「下流社会」の逆側にあるからです。

「下流社会」は「どうとでも判断できるような統計、または都合のいい統計を使って耳に痛い話をする」本ですが、

この「国家の品格」は「世の中の流れと思われているもの(格差社会/経済至上主義)に対して作者が思っていることを好きに話す」という感じですかね。

ようするにどちらも主観的な意見が多々入っているように思います。ま、情報なんて主観いれなきゃ使えないんだろうけどさ。

「下流社会」が耳に痛いことを述べてるので、聞き心地のいい「国家の品格」の方が受けはいいみたいですね。アマゾンでも評価が明らかに違う。でもおんなじようなもんだなと思います。

どうせ「国家の品格」読むなら同時期に出た新書「下流社会」「乱世を生きる」「ニートって言うな!」「拒否できない日本」なども合わせて読みたいですね。

あくまで新書、お手軽情報にはやはり偏りがありますので、一冊の新書に対しての比重が偏ることない読み方をおすすめします。

サル、ニートを抱きしめる。 

2006年02月07日(火) 18時59分
「ニート」って言うな!を読みました。

三人による共著となっており、三者三様の主張が読めるのはとてもよいと思います。

共通していることは「引きこもり」、「下流社会」、「負け犬」などの実態を伴わず印象のみでだいたいで使っている言葉と「ニート」は同じであり、いわゆる「ニート」と呼ばれる若者が問題なのではなく、根本的な労働市場に問題があること、ですかね。

「ニート」と言う言葉が誕生したイギリスでは「高校などを中退したりして教育的水準が低い人たち(16歳ぐらいから18歳ぐらいまで)」のことを意味するそうで。

言葉が違う意味を国によっては持つことは当たり前なのですが、日本ではそれに「引きこもり」、「パラサイト」などで使われたイメージを「ニート」に組み込んで使われていることに問題があり、この本ではデータからいわゆる日本版「ニート」の数がどれだけ少なく、正社員を望んではいるが、社会的環境からなかなかアルバイト、パートから抜け出すことができない人々がどれだけ多いかを指摘しています。

だからなにかというと「ニート」って使うのもうやめましょう。それよりもニート対策に巨額の税金を使おうとする政府がかなり問題ですわ。

サル、蟲の迷宮で銅の剣を見つける。 

2006年02月06日(月) 18時37分
「蟲師」ってありますよね。

後輩なんかも読んでて、世間的にもおすすめの風を感じたので、読んでみたんです。

まさか連続で失敗するとは……。

前回前評判はあまり高くない「喰いタン」で失敗を感じてしまったので、今度は外さないヤツにしようと思い、
鉄板のはずの「蟲師」に挑んだわけですが、ものの見事に玉砕。

これはえー何が面白いんですかね?

小説の方がマンガより上だなんて思ってはいませんが、京極夏彦先生の作品を高校時代から読んできた私としましては、時代背景も架空だし、肝心の蟲もなんだか「妖怪」という概念の廉価版みたいな感じだし…。

ちなみに京極先生は妖怪を概念「科学」として用いてますので、鬼太郎に出てくるようないわゆる妖怪はまったくもって出てこないんですが。

そういえば映画の京極堂シリーズはやはり失敗しましたね、あれは小説を読んで自分の頭の中で再構築して楽しむものだと思います。

不思議な話は好きなんですが、説得力が欠けているような。なんともちょっとお手軽すぎるというか。

基本的に面白いと言われるものはどこかしら気に入るものなんですが。

アマゾンのカスタマーレビューでも結構好評価なんで自分がわからないだけなのかもしれません。一巻しか読んでいないので、あれなんですが、特に一巻の評価が低いわけでもないので、次の巻を買おうか迷っています。

サル、食いしん坊な探偵に万歳する。 

2006年02月03日(金) 12時42分
ドラマで「喰いタン」って始まりましたよね。

いや、正直観てないんですが、原作のマンガ書いてる寺沢さんの作品は「ミスター味っ子」、「将太の寿司」と読んできたもので、とても気になってはいたんですが、この度一巻を買いまして、

見事に玉砕です。

アマゾンのカスタマーレビューなんて信用しなければよかった。

一話完結の形態をとってまして、読みやすいと言えば読みやすいのですが、いかんせん一つの話に料理の話と推理の話を入れなきゃいけないから、とっても中途半端です。

グルメでミステリー好きには全くおすすめしませんです。ふー。

しかし、それでもひそかに「ミスター味っ子2」を買ってみようかなと。

絵が変わりすぎているのが気になりますがどうなんでしょう……。

容疑者サルの献身。 

2006年01月31日(火) 15時31分
東野圭吾さんがちょっと前に漸く直木賞を受賞した。

五回か六回ノミネートされていただけに、やっとかという気持ちでいっぱいだ。

今回受賞した「容疑者Xの献身」は東野さんの「どうだ?直木賞の審査員!」という気持ちが込められた多少「賞」を意識した内容になっていると思う。ミステリーの要素が昇華され、ミステリーの枠を超えた作品になっているからだと思う。

東野圭吾さんという作家がこれまで以上に一般の人の目に触れる機会が多くなるのはとてもいいことだろう。「白夜行」もドラマ化したことだし。あれだけの量の本を出していて、水準が下がってこないのはさすがと言わざるをえない。

ミステリーというジャンルは小説が一番輝くと思っている。

とここまで書いて気づいたことなんだが「容疑者Xの献身」はもしかして「電車男」東野版なのだろうか?

電車男を自分が書くならどうするか?

そこがもしかすると思考のはじまりかもしれない。

でも全く別の次元の話に昇華させてます。やはり、本職は違う。

あと、数学者が主人公なので「博士の愛した数式」をもってくる人もいますが、それはまったくまとはずれのような気がします。博士と容疑者Xは似てないですからね。

サル、森でピアノと遭遇する。 

2006年01月30日(月) 18時51分
親から「ピアノやってみない?」と言われて、

即答で「やりたくない」と答えた五歳の自分。

ピアノというものの認識自体あやしかっただろうに、即答で答えた自分。

そういうときは「ピアノってなに?」だろう。

あの時「うん」と答えていればきっと人生が変わっていたんだと思う。

「ピアノの森」を読んでそう思った。

しかし、五歳の自分が森でピアノを発見したとしても、きっとピアノだって認識しないんじゃないかな。

そのぐらいボーっと生きていた五歳の頃。

サル、オペラをたしなむ。 

2006年01月27日(金) 12時27分
サルによるサルのための「本」のブログです。

といっても「これできまり!サルのえさ」、「ここがあぶない!生息地」「交尾のHOW TO」、「ボスになるための100の方法」、「まんがでわかるサルの歴史」などを取り上げていくブログではないです。このような本を探してこられた、サルの方々のご期待に添うことができずに残念です。

このブログでは、まんがにはじまり、小説、新書、気になった本などを取り上げていきたいと思います。

それでは今日買った本を…ゴソゴソ…少々お待ちください。

今日は一条ゆかり先生の「プライド」5巻です。
この作品前から気になってまして、最近買い集めたんですが、一言でいうなら、

「昼ドラだよな、これ」

といった感想でしょうか。これを読むと、「会社休んだりしてたまに観る昼ドラのイメージ」とがっしりくるんですよね。

この巻では三人がそれぞれの道を歩み始めます。ランちゃんとシオちゃんに比べてモエちゃんの境遇のひどさときたら……。あからさまにひどいです。モエちゃんますますシオちゃんに憎悪を燃やしてしまいます。

ああ、でも実はだまされてなかったりするのか…、だったらそれが救いというかはじまりなのか?

しかし、予想を裏切らないこれまでの展開から考えるにそれはないかな。昼ドラ好きな人はきっとはまるんでしょうね。なかなかに面白く読ませていただきました。
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