「愛情マニア」を見て。感想というわけじゃないけど

April 23 [Sun], 2017, 22:05
JapanTotalEntertainmentさんの主催する『愛情マニア』
最高に面白かった。
やっぱり師匠、佐藤香聲の演出はすごい。
私の10年前の本が、こんなに分かりやすく、アートに、大人にもグッとくるような作品に仕立て上げられてしまうとは。
佐藤さん。ありがとうございました。
本当に本当に。
ありがとうございました。
またやってほしい。
別の本もやってほしい。。。


さてその『愛情マニア』アフタートークに出演させてもらったのですが、その時に、私の本が語られるときによく言われる「変な人ばっかり出てくる」っていう話題になり、私はまず、「自分では変な人って全然思わない。みんなが心の中で思ってて、でも社会的にどうだろうって空気を読んで心の中にグッと抑えてることを、そのまま外に出してるだけ」と言いました。

でもちょっと経って、ちょっと違うな、って思って「そうじゃなくて、心の中で思ったことを外に出したいけど、出しかたがわからなくて、格闘してる様子が単に変に見えるんじゃないか」って言いました。

でもまたちょっと経って、それもまたちょっと違うなって思いました。

いや、心の中で思ったことを外に出したいけどそれをどう出していいのかわからなくて格闘してる、っていうのはそうだと思うんだけど、プラス、「心の中に生まれた「違和感」にちゃんと立ち止まってしまっている」っていうのが変に見える原因なんじゃないだろうか、と。

普段生きてるときには、ちょっとした違和感ぐらいにいちいち立ち止まっていたら、世間とずれてしまったり、変なやつ、って思われたり、「え、なんか病んでるの」って引かれちゃったりするわけで、だから、だいたいあんまり立ち止まらずに「まあ、だいたい世間ではこうだから」ってスルーしながら生きてると思うわけです。

義務教育は受ける、とか、
学校を卒業したら就職する、とか、
恋愛はする、とか、
人に愚痴を聞かせない、とか、
せっかく開いてくれた新人歓迎会は行くもんだ、とか、
お弁当を一人で食べてる人はさみしいかもしれない、とか、
親は子供を世話するべき、とか、
子供は親を気遣うべき、とか、

なんか、「べき」とか入ってくるとまたややこしいかもしれないけど、一個一個自分の中だけで考えたら、「え?ほんま?」って立ち止まれる項目もあると思うけど、もしちょろっと違和感が自分の中に芽生えても、そんなとこにわざわざ立ち止まって考えないじゃないですか。
(あれ、学校ってなんで行かなあかんの、って思っても、まあ、みんな行ってるし、行くか、ってな具合に。)
だってまあ大体の人が「そうやな」って思うことに「え?」ってイチイチ言ってたら変な奴って思われるから。
大体みんな変な奴って思われたくないわけでしょ。多分。
だから私の劇を見たら「変な奴がいっぱい出てくる」なんて言葉を使うわけでしょ。
私の劇の出てくる人は、みんな、違和感生まれたら一個一個(まあ立ち止まるところはそれぞれ違うけど)立ち止まってしまう人たちなんだと思った。

立ち止まって、考えて、でもそれに対して対処法がわからなくて、ちょっと自分がなるべくしっくりくるやり方を選んで生きてる人たちなんやろなと。


周りがみんな恋愛してる。でも恋愛って何?恋愛ってどうすんの?いいなって思ったら、気があうなって思ったら告白してつきあって、一緒に住んで、旅行行って、ってすること?それが恋愛?周りは結構そうしてるように見える。それ?でもなんか、それ、しっくりこない。そうじゃない感じがする。でもどうすればいいってのはわからない。私が一番気になってるのは、誰?あ、そう思ったときに一番に出てきたのが、窓の下を通る大学生の男の子。好き、とかわからない。ただ、一番きになる。理由?顔がいい。それと、飛行機をいつも見てること。それが気になる。
周りのみんな、恋愛してたら楽しそう。私もしてみたい。でも、告白して旅行して、ってしっくりこない私。どうしたらいいの?あ、ひとつ彼としたいことがある。この窓から一緒にビールを飲みながら花火を見るってこと。それは絶対やってみたい。それをまずやってみよう。どうやったらそれが出来るかな。逃げられたら嫌やな。


とか、そういういっぱいグリグリ考えてる、塔子さんは、それだけの、女なんやと思う。


でもさ、そういうグリグリ考えるのって、実はみんなしてると思う。
してる分野はそれぞれあると思う。
でもほとんどのことは、途中で放棄してるとも思う。
大体こうするんでしょ、っていうのに乗っかって、自分でグリグリし尽くしてないことが多い気がする。

いいねん。グリグリし尽くさんでも、しっくりきながら生きていけてるなら、それでいいねん。
でも、「自分のしっくり」を探したいねん。
だから、私はその「自分のしっくり」を探してる人を書きたいねん。
私も、「自分だけのしっくり」だけをしながら、生きていきたいねん。

就職しなくても、36歳で結婚してなくても、子供がいなくても、お金は自分が満足できる分だけあればいいし、でも突然、就職したくなっても、結婚しても、お金をめっちゃ儲けたくなっても、演劇やめるって思っても、それはその時の「しっくり」をガンガン受け入れたい。

もちろん、私の周りには、私にもよくわからんほどめっちゃグリグリやってる人たちがたくさんいて、そういう人たちは、面白いし、魅力的に見える。
学生時代とかはそういう人たちは「変な奴」って思われてたやろな、って感じの人たち。私も学生時代は今ほど立ち止まれてなくて、だからそういう人たちがなんか変やなって思ってたけど、でも、そういうちょっと変な人、その頃から好きやったなあ。
立ち止まれてる人に、憧れてたなあ。


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僕のヘビ母さんいったん終わりました

April 18 [Tue], 2017, 21:50
2年ぶりの本公演、『僕のヘビ母さん』終わりました。
ご来場いただいた皆様。
ご感想、たくさん書いてくださいました皆様。
ありがとうございました。
https://togetter.com/li/1096707
(↑Twitterで書いてくださったご感想のまとめ)

もちろん、出演してくださった客演さんたち、協力してくださったスタッフさんたちも、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした!


僕のヘビ母さん。
終わっても、根深さに辟易してます。

自分が何がしたいのか、どんな人生を望んでいるのか、自分で分かるという道のりは険しすぎるとめっちゃ思ってました。
今も、すっごい思います。
幼い頃から刷り込まれた「教育」と、生きているとよく触れることになる「世間の意見」は個人を形作るその土台の根底まで染み込んでいて、「自分」はなかなか見つからない。
これが自分の意見、って思っていても、それは実は、世間の多くの人がそう言ってるから、だったり、昔からそうなってんの、だったり、近しいあの人がそうした方が喜ぶから、だったりして、実は本当の自分の意見じゃなかったりして。
でもまあ、それも別に全然いいんでしょうけど。
ほんと全然いいんでしょうけど。
でも「私は」それをハッキリ見たいなって思っている人です。
「私は」

で、切実に、思っている今なので、こんな作品になりました。


しかし、根深い。
根深いわ。
頭でハッキリ、自分の意見は自分で探し出すしかない、あなたの意見はあなたが探すしかない、そして、自分の意見は自分だけのもの、あなたの意見はあなただけのもの、それを分かっていれば、苦しみが結構減る、と分かっているのに、カッとなるとやっぱりすぐに「なんで分かってくれへんのよ〜」と自分の方が正しいってことにしてしまいそうになる。
「普通はこうするんが正しいでしょ〜」なんてことまで思ったりして。
だからさ、正しいなんて自分の中だけのルールで、相手にとっては関係ないことやっつってんのに。
なんで自分の思う正しさが世界の正しさやと思うのか。

はあ。頭では分かってんのに。
心と体に染み付いてる「幼い頃からの教育」!
こわ〜。



ほんで、作品作っといて、こうやって後で文章で書いてしまうことの無粋さよ。
でもまあ、皆さんも感想書いてくれたように、私もなんか、芝居の感想を書きたくなったのです。
その感情は一緒やと思ってお許しを。





本番中、私は、照明と音響のオペ(操作)をしてました。
俳優たちと一緒に、芝居してました。
一日の終わりは、俳優する時と同じくらい疲れてました。

そして、オペをしながら、俳優たちの演技を見てました。
演出家として、多分。
ちょっとの差がお客さんの心を掴んだり、掴めなかったり、かすめたり、いろいろな回がありました。
でも、そんなに大きな誤差はなく、全ステージ終えられたかなと思いました。

それは、さすがの俳優さんたちのおかげです。

こんなにたくさんのステージ、そして、休演日も挟みまくっての登板、という特殊な状況、にも関わらず、あんまりブレずにこなしてくれた俳優さんたちのおかげ。

いい俳優さんたちと芝居できる喜び、やまちゃんが一番感じてたと思うけど、私も感じてました。
信頼できるもの同士が支えあってるバランスの上に舞台が乗ってて、それがバランスよくどんどん積み上がっていく快感。

そんな快感をくれた客演様たちに、超感謝してます。


舞台としては、快感がいっぱい得られたヘビ母さんという作品。

内容としては、まだまだ根深さに立ち向かっていかなあかんねんなあと思わされた作品。

作家としては、一個、私の筋を通しきれたのが書けたような気がして、そんな気になれたのは、初めてなような気がする、作品。でした。

こっから、私の作家人生もまた新たに始まるような。そんな気持ち。


私の人生に『僕のヘビ母さん』という舞台をくださった皆様。ありがとうございました。



いったん終わりましたが、また再演あると思うので、その時もまた、よろしくお願いいたします。



(※撮影:竜崎さん)


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あと4ステージ

April 14 [Fri], 2017, 9:10
昨日の休演日。
泥のように眠る。

『僕のヘビ母さん』はあと2日、4ステージを残すだけ。
終わるが、きっとヘビ母さんはまた再演していくような感じがするので、終わりではなく、始まったなあ、という感じです。
とにかく稽古でやろうとしていたことを遂行することが出来るようになってきて、17ステージが終わり、多分、ここから、私の知らない世界に入っていくんだろうなあと、見たことのない世界を想像した一昨日、17ステージ目が終わった時に思ったことでした。


自分で演劇を創作するようになって15年ぐらい経ち、だんだん、自分が好きだと思えるようなものが創れるようになってきているんじゃないかと満足している部分と、自分が満足すればするほど、自分の視野が狭くなっていっているような気がして、恐ろしい気がするな、と思い当たった、昨日の休演日でした。
自分が好きなものがはっきりするということは、好きではないものもはっきりするということ。
以前は、「これのここも好きだが、これも嫌いじゃない」と、曖昧にふわっとさせられていた部分が、「これは好きじゃないな」とキッパリ思うようになってきてしまったということ。

今も少しそうですが、以前は、より、自分が優柔不断で好きなものがわからない、という悩みを持っていたのに、はっきりしてきたら今度は、嫌いなものが増えるかもしれないという不安が出てきています。

それを目指していたのに、そうなったらなったで不安になる、この人間の心。


しかしまあ、何よりも嫌いなのは、想像だけで不安を感じ、人を恐れさせること。
「こうなってしまうかもしれないよ」
「こんなことになるかもしれないよ」
と想像だけで、人を脅すこと。

例え、嫌いなものが増えたとて、それが気持ちにどういう影響を及ぼすのかはわかりませんし、、別に豊かな人生になっていくかもしれませんので…

常識的だと広く思われていそうなことを、自分の考えなしにそのまま「常識だから」という口調で語られることへの憤慨はますます強くなりますが、その人がなぜそれを言っているのか、ちゃんと分析して、自分の考えで判断するようにしていきたいです。

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ピュアに

April 06 [Thu], 2017, 22:53
各地で10年前に書いた『愛情マニア』がやられている。

金魚で新作の『僕のヘビ母さん』が上演期間中。

金魚のヘビ母さん稽古でも、愛情マニアの過去のやってもらった本番も、見させてもらった稽古でも、自分の愛情マニアのDVDチラ見しても、全部ひっくるめて思う。

私の本は変な人が出てくると思われがちだ。
実際、変な人に見えるかもしれない。
だけど、本人たちは「いたってマジメ」なのです。

これは、今度、4月の後半で上演される方の『愛情マニア』を演出してくれる佐藤香聲さんがチラシに書いていた言葉。

本人たちはいたってマジメ。
それがとても重要やと私は思う。
私の本を演じる時、演出する時、それはとても重要やと思う。

変な人を演じてやろう、なんて作為があると、もうその人物は死んでしまうと思うんです。

いたってマジメにピュアに気持ちにまっすぐになった結果、他人から見たら変な人だった、それが一番いいあんばいなんです。

「変な人物を演じてやろう」、ダメ。

だけど、心にピュアに演じた結果、笑える人物像になってるのは、とってもいい。


以前見させてもらった、同志社小劇場さんの『愛情マニア』は、とってもピュアだった。

私の初演の『愛情マニア』はそれにまだ気付けてなくて、ちょっと反省もあるな。


今、ヘビ母さんの人たちも、とってもピュアに演じたい。
そして、可笑しくなればいいな。
可笑しみがあるものが、とても好き。



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ダブルキャスト 椎原さんと高橋さん

March 19 [Sun], 2017, 10:56
『僕のヘビ母さん』
ダブルキャストで稽古進行中。

椎原さんと高橋さんのダブルキャストも全然違う感じになってる。
同じ台本やのに、役者さんによって演じ方がこんなに違うもんなんやなあとありありと現れる役のようで。
当たり前だけど、役者個人個人が一つ一つの脳みそを持って、感性を培って生きて来たのが、可視化したような思い。


椎原さんはsundayさんの前身、劇団★世界一団の時の『空飛ぶ遊園地』の印象がすごい強いのですが、ヘビ母さんでの椎原さんの長台詞を聴いてたら、あの『空飛ぶ遊園地』のあのお姉ちゃん役を思い出して、すごくキュンキュンする気持ちになる。
みずみずしくて、捉えどころがなくて、性別という概念がもったいないような、存在。
そんな椎原さんの素材を椎原さんが存分に使って遊んでる感じ。

高橋さんは、元々のサービス精神とエンタメ精神で、あと、コメディエンヌの技術も生かして、人ではないような、人形のような、作り物のような、異世界の生き物みたいなものを造形してる。
その粘土細工の遊びのように、役を形作ってくことを楽しんでるような。

椎原さんは、自分の中のものを表に表して、それで宇宙まで遊びに行ってしまいそうな天使みたいな存在を演じる。
高橋さんは、職人のように自分自身を造形して、それで、古いカビた家に巣食う、珍しい女体の生き物を演じる。

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脚本に書いているのは私のことじゃない

March 17 [Fri], 2017, 12:30
『僕のヘビ母さん』
台本一部改訂中。

多くの作家さんがそうだと思いますが、私は、今日、やっとはっきり気付きました。
脚本を書く作業というのは、自分の中のものを記していくわけじゃなくて、世界の理を、紐解いて記していくこと。
だから、正解は私の中にあるんじゃなくて、世界と照らし合わせて確認すること。

だから、一人で書いてたらすぐ間違う。
自分の中だけの事情に引っ張られてしまう。
都合のいいように、簡単なように、引っ張られてしまう。
特に私は意思が弱いので、すぐ脱線して、これが行きたかった道だった、なんて誤魔化してしまう。

だから、いつも、俳優さんに、確認してもらう。
金魚の時は、山ちゃんに。
On7の時は、On7たちに。
学校の公演だって、よく生徒たちにも確認してもらう。
本当か?
本当にこの書いてあることは世界のことか?

そうやって今、また、世界のこと見つめ中ー。
見つめてるだけやったらあかんくて、言葉に直し中ー。

いや、早く!
ブログ書いてんと、早く!
焦る!

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ダブルキャスト

March 16 [Thu], 2017, 10:16
『僕のヘビ母さん』

山田くん以外はダブルキャストで、じわじわ稽古しています。

面裏のキャストで、当たり前だけど印象が違うのが新鮮な感覚だなと思ったりして、こんなにがっちりダブルキャストって初めてなんやなあと気づいた最近。

特には、福谷圭祐くんと竹内宏樹くんのダブルキャストが私には新鮮だったなあ。

ここ3、4年の金魚では、あえてというか、私の希望で、なるべく、作演出家寄りの俳優はなるべく避けていて、(オパンポンの野村さん、真臼ねづみ、おっさん、はどっぷり俳優寄りの作演出家やから、私の中では俳優なのです)まあとにかく、「なるべく」避けていて、だから、その頃の私の思考では、福谷くんなんていう名作演出家に出演オファーするなんて脳味噌はなかったんだけれども、今回は本が先にあって、この特殊な役に合いそうな俳優を考えてたら、福谷くんが思いついて。もう、作演出家寄りだとか関係ないわ、だって合いそうやねんもん、の思いが先に立って、オファーに至り、こんな作演出家寄りの俳優を演出するなんて、あんまなかったわ!と気づく稽古場になりました。

ほんでその作演出家の福谷くんは、俳優としてももちろん素敵なんだけれども、やっぱり根は作演出家やなあと感じる演技でして、その福谷くんとしばらく連続で稽古したのち、竹内宏樹くんと稽古すると、竹内くんの一歩めの歩き方から妙に「ザ俳優」を感じて、「うっわあ〜」て勝手に感動したのでした。

抽象的でなんとなくだけど、なんとなくの私の抽象的な感覚では、福谷くんは空気に染み入って馴染んでて、竹内くんは、空気にとって異物。


ムッシュ三田村と、神藤くんのダブルキャストは、体格が違ってることが大きな違いになるなあ。いやあそれが大きな違いなのは当たり前なんだけどさあ。
もちろん二人ともこの役に合うやろなと思って、同じ役でオファーしたわけだけど、見た目が全然違うくて、私は二人のどこをこの同じ役と合うと思ってオファーしたんや、と改めて思う羽目になって、でも、合うと思ったことは確かで、二人とも合ってて、だから、この役の本質のとこは、同じで二人とも合ってて、それの表に出てくる特徴が違うだけ…なんやろな、とこの目で確認した稽古場だったね。
共通なのは、二人とも笑ける、ってとこ。神藤くんが陽でベタでカラッカラに可笑しくて、ムッシュ三田村が陰でシュールでジメジメに可笑しいね。



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目標

March 12 [Sun], 2017, 8:16
『僕のヘビ母さん』連日、稽古。
そして、通し稽古も。

最近の私の願いは、観てもらった人に「役者さんが素晴らしかった」という感想をもらい、そして、役者さんにもそれを言ってもらい、そして、その役者さんから、「いやいや〜、それはサリングさんの演出のおかげっ」と言ってもらうこと。
(もちろん、役者さん自身が素晴らしいという要素はありまくりのおかげなのは知ってますよ)

作家、演出家として、いいお膳立てをしたくて、そしてそれを一緒に作った役者さんたちに、そうできてるなサリング、って思ってもらいたい。

(もちろん、稽古場で、演出が私だけの手柄なんかではほんとになくて、俳優さんたちのアイデアもたくさんありまくりなんですけど)


面白いものを作りたい、とか、面白かったと言ってもらいたい、とか、そういう漠然と思う目標よりも、
最終的に役者さんにかばってもらえるのが一番幸せなような、

もしもお客さんに伝わってなくても、役者はわかってくれている、私が素晴らしいと思っている役者さんたちに私が信頼されている、というのが私の幸せなのでは、

と、最近思ってきた。




と、ここまで書いて、しかし、役者たちにわかってもらえなくても、私自身の何かを追求できてる方がいいのではないか、と思ってきた。

果てなき道のりやな。

私の今の段階はこのへん。



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学校でやってた、基礎練の話

March 09 [Thu], 2017, 13:53
専門学校の謝恩会にて、一緒に公演を作った生徒達、違うクラスで観劇してくれた生徒達、見てくれた先生達と、卒業公演の話など。

話した人たちはとにかく褒めてくれて、一安心だったわけですが、色々な良かった要素はあるんだけれども、その一つに絶対的に、基礎練習を一年間、ちゃんとできたことが大きかったと、改めて思いました。

私は去年、「卒業制作」という授業の時間の他に、「演技演習」という授業を持っていて、そっちで演技の基礎になりそうなことをやることになっており、そっちの時間では絶対に最初の40分は、発声と、体を使うくせをつける基礎筋トレみたいなのをしていて、でもその時間って地味だし、そもそも体動かすのが苦手で声優コースなのに、とか思われてたと思うけど、でもでもやっぱり、その時間をちゃんととってたってすっごい重要なことやったと思うんです。
一年前と、一年後の授業内での寸劇の発表は、圧倒的に体の使い方が違っていたし、声も出るようになってた。
日々の習慣で、体を使うように、声の出し方を自動的に掴むようになるためには、やっぱそんな一朝一夕じゃ無理で、あー、当たり前のことばっかり書いている。でも本当にただただ、そうなんですから。
赤ちゃんが空気の吸い込み方を覚えるように、手足の使い方を覚えるように、言葉を言えるようになるように、同じように、舞台で使う体の使い方、声の出し方、なんて、日頃から意識して当たり前のように訓練して、やっと使えるようになるんじゃないのですか。
なんの基礎練もなしで、地球空洞説探検、できたわけじゃないですから。
ちゃんと基礎練した上で、あれ、できたわけですから。

いや、なぜこんなこと言ってるかといったら、なんか、基礎練できる授業が減っていってるような感じの話を聞いたからでして、いやでも、基礎練の授業、本当に大事なの、ってすっごく思ったので、書いときました。

せっかくやる基礎練の時間、適当に過ごさずに、意識的に身体動かしてほしい、っていう、まあ、そういう思いもありますので、授業の時間が減ったから、ってだけで基礎練しなくなるんじゃなくて、みんなちゃんとしよ。

来年の地球空洞説探検は、基礎練を自分でどんだけできるかってのが、作品の出来に関わるんじゃないかと、昨日、改めて思いました。

なんとか基礎練をする時間をとらないと、と思ってます、来年のまだ見ぬみんな。



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3/5

March 05 [Sun], 2017, 21:45
「未来世紀ブラジル」は本当におもしろいな。

初めて見たのは大学生の時。
その時は、なんなのかよくわからん話、と思っていたけど、(それでも面白さは充分感じていて、わからんけど、面白かった!と思っていた)改めて見ると、めっちゃシンプルなストーリーやなあ。

こんなシンプルな話を、なんで若い頃は、ごちゃごちゃにして見てしまうんやろなあ。

映画を観る経験が少なすぎて、「ここは夢」「ここは現実」とか、分けられへんのやろなあ。

こんなシンプルなストーリーなのに、こんなに独特になる。
「世界観作る」ってすごいなあ。
細部にこだわる。
細部にこだわるところに、魂が宿るよなあ。

ヒロインが運転する車はあんなでかくなくてもいいし、お母さんのファッションは最先端じゃなくてもいいし、電話に出る時のややこしい手順とか、
もう、不必要なことやもんなあ。でも、「世界観」のために要る。
それやんなあ。
おもしろいかおもしろくないかってもう、それやんなあ。

ペニノさんがおもしろいのだって、ディテールやもんなあ。


関係者がめんどくさがるほどに、ディテールこだわるような演出家になりたいよなあ。

色々なもの、見て、好きなもの、おもしろいと思うもの、増やさないとなあ。


いやしかし、「未来世紀ブラジル」
今見たら、役者の可愛らしさもなんか、勉強なるよなあ。

主人公とヒロインがとうとうキスする場面、めちゃめちゃおもしろいもんなあ。
あれ、脚本で書かれへんし、演出で注文するんも限界あるよなあ。あんなおもろい間合いはやっぱ、役者のチャーミングな発想やんなあ。

ラストの主人公の顔もなあ。

言葉にできへん顔やもんなあ。

「それ!」

としか、言われへん、いい顔してるもんなあ。
言葉とか超えるもんなあ、顔は。


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プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:サリngROCK
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関西で演劇をやっています。
突劇金魚。劇作家、演出家、俳優。

(株)リコモーション所属
GAG少年楽団 演出協力
大阪アニメーションスクール専門学校 講師
伊丹想流劇塾 師範(師範て!)

     
エンゲキ系の予定

【脚本、演出】
突劇金魚#18
『僕のヘビ母さん』
2017.4/1〜16
@突劇金魚アトリエ


【演出、脚本】終了!
大阪アニメーションスクール専門学校 アニメ声優コース2年C、Dクラス 卒業公演
『地球空洞説探検』
(引用:寺山修司作『地球空洞説』)
2016年2月16日(木)
@ドーンセンター7F



     
書く・書いたのお知らせ

【小説!!】
「しまうまの毛」出版されました!こちらは出版していただいた(株)創英社のHPです


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【出版物!!】
「八月のプレイボール」
<編集協力>で関わりました!
小学館クリエイティブから出版!
※著者は、私ではなくMICAさん



     

もし、サリngROCKにお仕事などのご依頼いただける場合はこちらの、突劇金魚の制作部宛てメールアドレスにご連絡ください。m(_ _)m
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