No.1 始まり 

November 30 [Sun], 2008, 15:16
ある少女が 学校の屋上に座っていた



食べていた。弁当を。



そう、その少女が通っている中学校は お昼の時間だった。



彼女の髪は暗黒の闇を思わせる黒

髪型は いわゆる シンプル・イズ・ベストである

・・・いわゆる"おかっぱ"だ



そのとき、彼女の背後から呼び声が聞こえる。



「亜紅ウゥウウウゥゥウウゥウ!」



"あく" "亜紅"・・・

屋上でガツガツ弁当を食べ、ほっぺにマヨネーズがついてる彼女だ。



「・・・・何よ 美華」

口にエビフライを頬張らせ、もごもがと亜紅が言う



「聞いてよ亜紅ゥゥゥ!」

おっと忘れる所だった

半泣で 大声で亜紅を呼んでいるのは 美華という 亜紅の幼稚園からの友達だ



恥ずかしくないのか、と思うくらい 美華は亜紅に抱きつき「聞いてよぉ〜!」と半泣している

それを うざったらしそうに払いのけ、「はいはい 何?」と面倒くさそうに言う

亜紅は大切な弁当の時間に騒がれてちょっとイラ立ってるのだ



「あのねっ 華恋ちゃんに おはぎもちとスパゲッティ取られたのっ

 今日のミートスパゲッティ楽しみにしてたのにィィィ!」



キーッ と 悔しそうにハンカチを噛む美華

今頃ハンカチ噛んで、悔しがる人って居るんだ・・・と思いながら、亜紅はセロリを食べる。



「で、私にどうしてほしいワケ?」



ほっぺについてるマヨネーズを舐めながら 亜紅が言う

ちなみに 亜紅はマヨラーだ なんとお寿司にもマヨネーズをかけるんだよッ

・・・さて 余談は置いといて



"で 私にどうしてほしいワケ?"

美華はこの言葉に悩んでいた。

あれ?どうしてほしいんだろう

ただ 愚痴を聞いてほしかっただけ・・・

それで、私は何の答えを待っているんだろう・・・



美華の頭は その言葉でぐるぐる回っていた



亜紅は 弁当を片づけながら、ついでにため息まじりで言う

「午後の授業が始まるから アナタも早く 教室いきなさい」



その言葉でちゃっちゃと片づけ、屋上を出る。

あわてて美華も亜紅の後をついていく



  









                 ここで ある"事件"が起きたのであった――――・・・
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