
「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督の最新作という事で、
公開を楽しみにしていた作品です。
主人公の<ぼく>の魂は、この世とあの世の狭間で漂ってます。
そこに<プラプラ>という少年が現れ、
「あなたは抽選に当たりました」と告げられ、
自殺をして息を引き取ったばかりの「小林真」の身体に入りこみます。
こうして<ぼく>は、中学3年生の「小林真」として生きることになります。
映画を見終わって、いろんな事を考えさせられました。
人間は、いろんな色を持ってます。
きれいな色もあれば、暗くて汚い色もある。
まさに、タイトルのように「カラフル」なのです。
その色合いも、人それぞれで、同じ色合いの人はいません。
でも、今の社会は、同じような色合いを求めてます。
違う色合いだと、浮いてしまったり、つまはじきされてしまう。
唯一、最後の砦である家庭にも居場所がなくなってしまったら・・・
その時には「小林真」になるかもしれない・・・
大人になったら、人間は弱いものなんだって理解出来ます。
それは、今まで、親友や家族に支えられて、いろんな挫折を経験して
自分の中の弱さを知ったから・・・
でも、中学の頃って、1番醜いものを認めない頃だったと思う。
ワタシも純粋なものに憧れてました。
だから、後輩の「ひろか」の援助交際や、母の不倫が自殺のキッカケに
成り得るんだと思う。
「小林真」として生まれ変わった<ぼく>が、世の中を見つめ直し、
ある「答」を見つけるまでのストーリー。
心の奥にじわっと、そしてチクリと痛みを覚えた作品です。 (85点)
★ランキングに参加しているので、ココをクリックしてね
[ この記事を通報する ]
- URL:http://yaplog.jp/saraeiga/archive/884


