虹の女神

October 31 [Tue], 2006, 10:56
岩井俊二が自分の作品以外で初めてプロデュースした作品です。
原案は脚本にも参加した作家の桜井亜美さん。
見るまでは監督が「ニライカナイからの手紙」の熊澤直人さんだったので、映像を含めて岩井ワールド路線だろうなあ〜と考えた位でした。

正直言ってこの映画自体、あまり期待してなかったんです。
でも上野樹里目当てに見たら、いい映画だったんで少しビックリ!でした。
最初から映画の中にスッと入って行けて、見終わった後も切なく余韻の残る映画です。
最近ふわっとした映画が多いけどワタシ的には「天使の卵」よりはダントツによくて「夜のピクニック」よりも少し上をいってる感じ。
1週間前に公開された「天使の卵」でも市原君が出てますが、この「虹の女神」の方がダンゼンいいです。
役柄が合ってて、そのまんまでOKって感じでした。
5年ぶりに岩井ワールドに戻ってきた彼。こんな空気感が1番彼の持ち味が出るんだなあ〜と改めて思いましたね。

そして初めて岩井ワールドへおじゃました上野樹里。
ほどよく力が抜けて、自然で、それでいて微妙な心の動きを演じ切ってました。
二人の言葉のキャッチボールがなんかスゴクよかった!
この映画は彼女の秘めたる片思いに心うたれちゃうんですが・・・女の子っぽくない(女を感じさせない)役柄が、彼女の新しい魅力を引き出してたと思う。
ワタシは長澤まさみより上野樹里の方が好きなんですヨ。
(多分、女性の支持率高いと思う。同性から好かれる女優さんです)
彼女が岩井ワールドに加わった事で、ふわふわ漂ってるだけでなくて凜としたキリリ感が出た感じがします。
ワタシが今まで見た上野樹里の中では1番好きです。

ストーリーは小説のように第1章から第8章までで構成されてます。
主人公、智也(市原隼人)の携帯に、大学時代の友人あおい(上野樹里)が突然の飛行機事故によって死んだという知らせが届くところからは回想録の形で語られる事に。
始まってすぐに映画の世界に自然に入り込めて、その世界の中で息をしているような感じでした。
ラストの告別式で、あおいが監督した短編映画を、昔の仲間だけで上映会をするのですが「映画の中で、もう1つの映画を見る」なんて新鮮なドキドキ感がありました。
でも、ほんの1つだけ不満があります。恋人になった相田翔子さんとのエピソードは短かくサラッと終わらせてほしかった。もしくは他の人にやってほしかった。
彼女はフェミニンおばさん予備軍のようで、少し気持ち悪かったです。

劇中で重要な役割を果たす「不思議な虹」は2回出てきます。1度目は2人で見て、2度目は智也1人で見るのですが、智也はその虹の写真をメールであおいに送るんです。
あおいが事故の時持っていた携帯には、その虹の写真が待受画面になってて、智也の声も保存されてました。
飛行機が落ちる瞬間、あおいはその虹を見て、好きな人の声を聞いてたんだろうと思うと・・・胸がしめつけられちゃいました。

この映画は、是非劇場で見てほしい作品です。おススメします。
  • URL:http://yaplog.jp/saraeiga/archive/257
Trackback
Trackback URL
ずっとそばにいる存在なのに、気持ちがすれ違い
本当に大切な人だっときづくときは、その人を失ったとき。
その時に、初めて分かる。
恋愛のせつなさを痛感させられる映画でした。
気ままな映画生活  June 24 [Sun], 2007, 17:49
水平の虹は、二人の架け橋。
淡く消えたけど、何かを残したのかな。

虹の女神 Rainbow Song Navigation (2006/09/22)アミューズソフトエンタテインメント この商品の詳細を見る

予定通りに、土曜日の午後ナビオT
虹のように儚い、愛の物語
 
 
■監督 熊澤尚人■原案・脚本 桜井亜美■脚本 斎藤美如、■キャスト 市原隼人、上野樹里、蒼井優、酒井若菜、鈴木亜美、相田翔子、小日向文世、佐々木蔵之介 □オフィシャルサイト  『虹の女神 Rainbow Song』 大学生の...
京の昼寝?♪  November 20 [Mon], 2006, 21:46
(06年11月鑑賞) 「青春って切ないのう。ビターよのう。でもそれが良いんだな。...
丼 BLOG  November 19 [Sun], 2006, 14:37


アンハッピーエンドから始まる映画は珍しくないんですが、
「切ない系映画」に弱い自分としては、かなりツボの作品。
特に中盤までは「これめちゃくちゃいい!」と思ってました。
主人公二人は大学の映画研究会で8ミリ映画を作っていきますが、
映画じゃなくても...
It's a Wonderful Life  November 19 [Sun], 2006, 10:08
11月9日(木)

この日も昼間はごく普通。
仕事量、やや少なめ。

終わりなき日常、
というやつにちょっくら頭をかかえる。
脱出したいけど、
現実にいきなりの突風なんていうのもあるわけだから、
変わらない日常を有り難く思う。
さらには毎日映画を見れる環...
CHEAP THRILL  November 11 [Sat], 2006, 16:47
この映画は「死」について言っているわけでも「恋愛」について言っているわけでもない。「青春」そのものを言っている映画なのではないだろうか。
「死」を最初に描く事で悲しさや切なさが前面に押し出して来ず、「温かさ」がにじみ出ている、そんな映画だ。
八ちゃんの日常空間  November 08 [Wed], 2006, 7:41
TOHOシネマズなんば  朝一の9時50分を観ようと計画を立て、2時に寝た。9時に起きれば十分間に合うから7時間も寝ることができる。そう思ってカプセルに入ったが、起きて時計を見たら9時40分だった。
活動写真評論家人生  November 02 [Thu], 2006, 1:23
HP観て、また人死んで悲しくなる映画か、けっ!とか思ってたけど、やっぱり岩井俊二やなぁ?、ええわ?、とやっぱり高評してしまう映画だ。
Comment
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク 絵文字 プレビューON/OFF
画像認証  [画像変更]
画像の文字 : 
利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
P R
プロフィール
  • ニックネーム: 愛猫 レオン
読者になる
 
  

管理人サラ

平日はフツーの会社員やってます
趣味:映画・猫・アート・オシャレ
好物:スイーツ・パスタ・抹茶豆乳
音楽:  クラシックロック
動物占い:天然ボケで平和主義
       癒し系のたぬき
血液型: おおらかなO型

90点〜   ホームラン!
80点〜   クリーンヒット!
70点〜   まあまあ
60点〜   サービスデー用
50点〜   う〜ん・・・
50点未満  むむむ・・・・・
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ ブログランキング
最新コメント
日本インターネット映画大賞
リアル・スティール (2011年12月25日)
サラ
ラーメン侍 (2011年11月07日)
とんこつ
ラーメン侍 (2011年11月07日)
サラ
神様のカルテ (2011年09月09日)
タカMAX
神様のカルテ (2011年09月06日)
2006年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
QRコード