育った環境

March 23 [Wed], 2005, 14:24
沙羅がこうなったのには、それなりに理由がある。
やっぱり育ってきた環境が大きいんだと思う。
沙羅の両親に問題があったのかもしれない。。。
だから『男』に走ったんだと思ってる。
抱かれることで『愛』を感じたかったんだよね。
SEX=愛 ではないと思うけど、
少なくても抱かれてるときだけは愛情を感じることが出来たから。。。

沙羅は両親に褒められた記憶がないんだ。
というのも、沙羅の兄弟のデキが
良かったからしかたのないことなのかもしれない。
何をしても兄より勝る物はなかったから。。。

沙羅の兄は年子なんだ。
でもね、同じ学年なの。
兄が4月で、翌年の3月に沙羅が生まれたの。
その上、田舎で育った沙羅の学校は学年1クラス。
こういうところにも問題があったのかな。

兄は何をしても人並み以上にこなせる上に社交的。
沙羅は不器用な上に内向的だったように思う。
小学校入学まではブラコンと言ってもおかしくないくらい、
『お兄ちゃんっ子』で、
いっつも兄の後ろを追いかけてた。
そのことでおかしいってイジメにもあったよ。
こういう嫌なことって記憶に残っちゃうんだよね。。。
沙羅が根に持つタイプなのかな?

「同じ歳なのにお兄ちゃん? 何で〜 おかしいの。」
なんて言葉はいつものこと。
何かあると兄にベッタリな沙羅に、誰もが『変』て思ってたみたい。
その頃の沙羅には兄が全てだったのにね。
自分が側にいると沙羅がイジメにあう、
そう悟った兄は、沙羅から離れていったんだ。

その頃から視野が広まり、
色んな物を見て考えられるようになったけど、
沙羅にはキビシイ現実になったよ。

父に言われた言葉

March 24 [Thu], 2005, 18:55
沙羅の家族にはアリエナイ発言が多々ある。
ソレを一つずつ。。。

まずは父。
沙羅の父は世間体を気にする人だ。
だから沙羅が恥ずかしかったみたい。
沙羅は何も取り得のない子だから。。。

沙羅がはじめてバイトをしたとき、
ソコには父の仕事の取引先の奥さんがパートで来ていた。
ソレを知って、
「変なこと やらかしたりしてないだろーな」
って言われたんだ。
なんのことか「???」だった沙羅に父は
「レジの金、ごまかしたりすんなよ。もう○○さんちに顔出せなくなるからな」
って。
キレて「んなことするわけねぇだろ!」って言いたかったけど、
「そんなことしてないよ」ってふて腐され顔で言ったんだ。
そんな沙羅の態度が気に入らなかったらしい。
「何だ その口の聞き方は」
って、このときはじめて叩かれたんだよね。

別に乱暴に言ったつもりはなかったけど、
口答えされたのが気に入らなかったのかな?
沙羅は何も悪いことを言ったとは思えない。
むしろ、親が子供を信じてない現実。
沙羅が落ちていくの、分かるよね。。。

母に言われた言葉 1

March 25 [Fri], 2005, 19:15
次は母。
この人にはアリエナイことだらけ。
はじめて疑問を感じたのは、高校生になったばかりの頃だった。

沙羅がはじめて彼氏の家にお泊りをしたとき、
後日、電話を掛けて、
「うちの娘は 不良っけのある子ですので。。。」
と言っていたらしい。
”らしい”と言うのは、当時の彼の口から聞いたので。
彼の母親に言った言葉を彼が沙羅に伝えてきた。
そんなことを言われて付き合いが続くハズもなく、
まじめに清い交際をしていたけど、すぐに終わったね。
自分の娘をそんな風に見ていた母親。
この頃の沙羅は、全く普通の高校生。
むしろ、学校では担任から風紀委員に推薦されるほどの優等生だった。

沙羅の兄弟は勉強が趣味みたいなもので、
学校から帰ったら、すぐに机に向かうような人たち。
休みの日も、ほとんど外出なんてしないのだ。
でも沙羅だけが違って、
学校帰りに寄り道したり、日曜のお出掛けはいつものこと。
この行動が母親に言わせたら「不良」らしい。
帰りがいつも遅いって言われてたから、
「じゃ 門限何時よ?」って聞いてみたら
「日が暮れる前が門限だ」
「だから何時?」って聞いたら
「5時」
沙羅は「はぁ? んなの守れるわけねぇだろ!」って返した。

沙羅がおかしいのかな?
このとき真夏でした。
5時に日が暮れる?
一人娘だから心配だったのかもしれない。
兄や弟に干渉することはなかったから。
それとも、ただ単に恥をかきたくないから、
世の中に沙羅を出したくなかったのかもしれない。
どんな気持ちで言ったのかは分からないけど、
沙羅は親のペットではない。
籠の中にはいられないので飛び立ちました。

続く・・・

母に言われた言葉 2

March 26 [Sat], 2005, 19:39
沙羅はどんどんグレていった様に思う。

親は世間体にいい県立の高校を進めたが、
沙羅はレベルの低い私立の高校を選んで行った。
その甲斐あって、高校に入りたての頃の学力テストで2位という高成績。
しかし、両親に褒めてもらえることはなかったよ。

どんなに頑張っても認めてもらえることはないと悟った沙羅。
この頃から非行の道に進みはじめたんだ。
警察に捕まったことがあった。
こんなとき、普通の親ならなんて声を掛けるのだろう。。。
沙羅の母親はこう言った。
「お兄ちゃんの進路に影響したらどうするんだ」
って。

沙羅はこの家ではどうでもいい子だったみたい。
親が選べないってことでどれだけ苦しんだか、
生まれて来なければ良かったって、どれだけ悔やんだか分からない。

沙羅は愛情を感じたかった。
必要としてくれる人が欲しかったんだ。
誰からも愛されない現実から逃げ出したかった。

男に走ったのは、この辺からだったように思う。

母に言われた言葉 3

March 27 [Sun], 2005, 19:57
色々あったけど、社会に出て丸くなった沙羅。
親との関係も修復していい頃かなと思ったんだ。

 沙羅の両親は小さい頃から夫婦喧嘩が耐えなかった。
 いつも「離婚」て言葉が出てたけど「子供が小さいから」って、
 まるで沙羅達がいるから別れることが出来ないかのような。。。

沙羅は結婚しても、こんな親の言葉が頭から離れなかった。
子供を理由に離婚が出来ないなんてまっぴらだった。
だから子供はいらないって思っていたんだ。
でも。。。出来ちゃったんだ。

出産を終えて、旦那に電話を入れてもらった。
疲れてるから明日にして欲しいと。
このときに、旦那には何かお祝いの言葉があったのかもしれない。
でも、翌日沙羅に向けられた言葉は涙が出そうなものだった

出産翌日に、沙羅は胎盤が残っているのを発見され除去作業。
そして1日点滴でベッドに釘付けとなった。
その姿を見た母が、沙羅にはじめて掛けた言葉が
「無様だな」
って。。。。。
「おめでとう」でも「頑張ったな」でもなかったんだよ。

生まれてから里帰りしたんだ。
そのときに叔母がお祝いに来てくれた。
沙羅に「出産は大変だったの?」と言う会話を振ってきた。
時間が凄く掛かってなかなか出てこなくて。。。と言う話をしていたら、
「昔の人は、女は出産で根性を見られるって言ったのよ」
と言う話があり、叔母が帰ったあとに母は沙羅に、
「お前は根性がないんだな」
と一言言った。


母と私は特別仲が悪いワケでもない。
イイとも言えないけど、普通の親子だと思う。
でもね、こんなコト言われちゃ。。。

兄に言われた言葉 1

March 28 [Mon], 2005, 20:16
小学校までは仲のイイ兄弟だったと思う。
けど、比較をされグレはじめた頃から、
兄と沙羅には距離が出来ていったんだ。
中学・高校と、兄と普通に会話をした記憶がないほど。。。
よく母親を泣かせていた沙羅に、
「親を泣かすんじゃない」
って説教をしてくるような兄だった。

でも、大学に入って色んな人種に触れたからか、
久しぶりに会ったら兄が変わってたんだよね。
そしてまた、仲良しに戻れたんだ。
テーマパークやお台場にも一緒に行ったことがある。
沙羅んチにもよく泊まりに来たし、
沙羅も兄のトコによく泊まりに行っていた。

そんな関係が崩れたのは兄が嫁を貰ってからだった。
とてもいい人なのかと思って喜んでいたのだけれど、
とんでもない嫁だったんだ。
沙羅の実家は大工で、兄が実家に戻ったときに継いで、
新しい兄の家も作られていた。
それなのに嫁が、
「和室は嫌い」「両親を呼んで一緒に暮らしたい」「キッチンを共有したくない」
と言ったらしく、隣に別宅を建てることが決まったんだ。
兄が継いで経営が傾いているときだったのに。。。

兄とのメールのバトルがはじまった。
沙羅は嫁の文句をかなり書いた。
そうしたら兄は、嫁に沙羅のメールを読ませたらしいんだ。
ソレを読んだ嫁は泣いたんだとか。
したら兄が、沙羅が嫁に「謝れ」と言いはじめた。
沙羅は兄に言いたいことを書いたワケで嫁に言ったワケではない。
「沙羅のメールを読ませた兄が悪いんじゃないの?
 泣くくらいなら最初から読まなきゃいいのに」と返事をしたら、
「家族に普通じゃない考えを持った人がいることを
 嫁に知って欲しかったから読ませたし、
 嫁もソレを分かりたいと思ったから読んだんだ」

と。。。
沙羅は異色なのですか?

続く・・・

兄に言われた言葉 2

March 29 [Tue], 2005, 20:35
どんどんバトルは激しくなっていった。
このとき沙羅は妊娠中。
しかも安定期前の大切なカラダ。

何度も沙羅は訴えた。
「今 不安定なときだから生まれてからにしてくれない?
 ストレスは早産や流産の原因にもなるんだよ、だからほっといて」
それなのに兄は絡んできた。
そして「話し合いたい」と言ってきたかと思ったら、
「嫁に謝れ」
の一点張り。
沙羅は悪いと思ってないから謝る気もないことを伝えると、
「お前はいい母親になれない」
「生まれてくる子供がかわいそうだ」
って。。。

どれだけ泣いたか分からない。
いい母親にはなれないって沙羅が一番思っていたことだ。
妊娠する予定もなかった沙羅が産むって決断をして、
育てていけるか、一番不安でいたのは沙羅だった。

沙羅は安定期と言われる時期からお腹の張りを感じるようになり、
とうとう『安静』指示。
出産までベッドの上で過ごすこととなった。
ちょっとでも起きると腹痛で動けなくなるなんてしょっちゅう。
初めての妊娠で不安と恐怖を捨てられなかったよ。

コレが沙羅にとっての妊婦生活。
人生で一番幸せなハズの妊婦時期をこんな形で終わらせることとなった。

おまけ

March 30 [Wed], 2005, 18:14
まだ話には出てきていないが、沙羅には弟もいるんだ。
沙羅は兄とばかりいた子だったので、
弟とまともに会話をしたことはなかったように思う。

そんな弟が大学受験を向かえ、
東京の大学に進学することになったので、
兄が「一緒に住もう」と声を掛けたそうな。。。
弟はソレを拒否
一人で生活したいと実家を後にしたそうだ。

弟が何を考えて実家を出たのかは沙羅には分からないけど、
居心地が悪かったことは確かなのかな?
兄はすぐに自立、私は非行の道。。。
弟は大人しく、あまり口を開かない子だったので、
母親が凄く干渉していたことは知っている。
ソレが原因なのかな?


社会人になった弟と、沙羅はメールをするようになった。
子供の誕生を一番喜んでくれたのは弟のような気がする。
多くを話すことはないけど、
今、一番身近な身内は弟なのかもしれない。。。

March 31 [Thu], 2005, 18:48
沙羅には『愛』が分からない。
『幸せ』って何?
愛情を受けて育ってないから、
沙羅には愛を受けることも与えることも出来ないんだ。
だから幸せを感じることがないみたい。

家族って何なのかな?
『安らげる』ってどういう状態を言うんだろ?
家庭を築いてみてもよく分からないよ。。。

沙羅は誰かを本当に愛したことがあるんだろうか。
愛されたことはあるんだろうか。
分からないんだ。。。

きっと沙羅は、これからも『愛』を求め続けると思う。
『愛する人』を探し続けると思う。
愛を感じていない沙羅は沙羅じゃないんだよ。

こんな沙羅を軽蔑する人は多いだろう。
男好きと思う人もいるかもしれない。
でもね、沙羅は
男によって生かされている女なんだよ。。。

出会い

April 01 [Fri], 2005, 17:06
最後は旦那です。
出会いはフツーだったんだ。
水商売から足を洗って、しばらくゆっくりしてからバイトでも始めようとしてた。
そんなときに、遠い親戚の叔母さんから連絡が来たの。
「夏休みにバイトの子が帰省しちゃうから、手伝いにきてもらえないかな?」
ヒマだしなぁって思いもあって引き受けたんだ。

お店は叔母さんの旦那様が社長として経営していた。
まだオープンして間もないらしく、とてもキレイで。。。
そして他の従業員が、雇われ店長とバイトの大学生。
この店長が後の旦那なんだ

沙羅は主に受付業務だったけど、他のこともこなしてた。
色々教えてくれたのが店長である旦那。
いちお店長でもあったし、仕事の出来る人だったんだ。
そんな人に惚れたのは沙羅自信。。。

まじめに仕事を一生懸命にしててさ、
楽しく、優しかったんだよ。
普通の恋愛に憧れてた沙羅は、すぐにアピールをはじめたね。
出会ってから付き合うまで、2週間しかかからなかったよ。

そして、その1週間後には毎日泊まりに行くようになり、
1ヶ月後には同棲(義父同居)が始まったんだ。
早い展開だったけど、
カラダの関係をもったのは、結構遅かったんだよね。