いじめA

August 27 [Tue], 2013, 15:49
これは、私がいじめをしたときの話です。

登場人物は、Y、N、H、そして私の4人。


小学校の6年生に進級したばかりの時のことです。

私たちはいつも休み時間に一緒にいたり、休みの日に出かけたりする仲でした。


私たちはクラスの中で比較的おとなしいグループであり、他のグループの力のある子たちに不満を抱いていました。

そして、嫌いな子をA子、B子と陰で名付けて悪口を言っていました。


しかし、“A子やB子は力があって、ばれたら怖い。”


そう思ったY、N、私の3人は、新たな標的を見つけたのです。


それはずっと一緒にいるH。

彼女は私たちの中で一番力が弱かった。


“Hが標的なら、自分たちが追い込まれることはないだろう。”


このとき3人の中で、HにC子というあだ名を付けたのです。





私たちは、C子の悪口をHの前で言いました。

「C子って誰?」

とHに聞かれると、

「内緒だよ。」

と答えました。


修学旅行では、Hが席をはずしている間にHのかばんを床に落とし、3人で踏み付けました。

C子の悪口が書いてある手紙を回すこともありました。


しばらくすると、Hは気がついて

「C子って私のことでしょ。」

と言いましたが、

「さあね〜。」

とはぐらかしました。


そのころからいつも一緒だったHは一人ぼっちになりました。



Hが毎日同じ上着を着ていることを知って、不潔だと言い合いました。

Hに触ると、別の子にタッチして逃げ回ることもしていました。


一か月ほど、こんなことが続いたと思います。




さて、どうしてこんなことが起きたのでしょうか。


この中には「力」という言葉が出てきます。

今になって考えるとこの「力」は誰かに決められたものではなく、なんとなくのうちに出来上がったものでありながら、なぜかみんながその情報を共有しているという、本当に不思議なものでした。

力が強い子は、気が強かったり、裏があったりなど性格的に周りを操れる資質を持っていました。


少し下の学年では、頭が良かったり、運動ができたりといった子がリーダーでした。

私自身、成績が良かったので、5年生まではグループでリーダー的な存在でした。

しかし、このときにグループで力をもっていたのはY。

Nと私はYに引っ張られるような形でいじめの加害者となりました。

最近では、スクールカーストという言葉をよく耳にしますが、これも似たようなものなのでしょうか。


ここで、Yの抱えていた心の闇について書けたらよかったのですが、事情により私について書きます。


私は家の外では優等生と言えるほどまじめな子でした。

通知表には責任感が強くしっかりしていると書かれることが多かったです。

姉がいるからか、周囲の友達からも「大人っぽい」「頼れる」と言われていました。


しかし、家の中では違いました。

4つ上の姉からは親のいないところで嫌がらせをされました。

居間のテレビはいつも姉が見たい番組。

2人分と出されたお菓子は姉が好きな分だけ食べる。

機嫌が悪くなると言葉の暴力。

姉はよく、

「あんたが生まれてこなかったら私は一人っ子だったのに。あんたなんか生まれてこなければよかった。」

と言いました。

喧嘩をすると、私が大切にしていたランドセルを踏んだり蹴ったり。

計算ドリルを破られたり、世話をしていた金魚の水槽をスリッパで割られたり。

耳に姉が投げたフォークが刺さったこともありました。


しかし母は、姉は大人しいいい子だと言い、私をわがままな子と言いました。


自分を認めてほしくてテストで満点を採っても、

「次も頑張ってね。」

と言って100円をくれるだけ。

挙句の果てには、姉に私の通知表を見せ、

「あんたはお姉ちゃんより成績がいいんだから別に見せてもいいでしょ。」


もちろん、私は姉の通知表を見せてもらったことはありません。


これは末っ子ならよくあることなのかもしれませんが、自分だけ除け者にされることも多くありました。

「あんたはまだ小さいから。」

と言って部屋から追い出される。4つ上の姉は追い出されない。


「邪魔」と言われて大泣きする私を

“なぜそんなに泣くのか分からない。”

といった白い目で見る親。



買うお菓子をなかなか決められずに悩んでいると、祖母や父が両方買ってくれたことがありました。

それを知った母は、

「この子は甘え上手だから、そうやって悩むふりをして両方買ってもらおうっていう魂胆なんだ。」

と言いました。



大人になってふり返るととっても些細なことかも知れないけれど、当時の私には大きなことでした。



ある時、担任の先生にデリケートな子だと言われたことがありました。

しかし母は、ただの神経質だと笑っていました。



私はいつも家族の中で自分が誤解されていると感じていました。

誰も本当の自分を認めてくれていない。



“認められたい。居場所がほしい。”

という思いが外に出ていった。


始めのうちは、係長や役員を引き受けることや、部活動に参加すること、学芸会で主役をすることなど、一見プラスに見える行動でした。

しかし、それでも家族に認めてもらえない結果、

Hの悪口を言うことで “グループで認められる”

Hを仲間はずれにすることで “自分の方がHより居場所がある”

と感じていじめをしてしまった。


そう思うのです。





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