散骨に関心ありますか

December 16 [Tue], 2008, 16:59
 都会に出てきて日本の高度成長期を支えた人々が夢のマイホームとして嬉々として移り
住んだニュータウンも、今や若者のいない、老人夫婦か一人住まいのお年寄りがひっそり
と住んでいる活気のない住宅地になってしまいました。里の両親はすでに亡くなっている
か、狭い都会のアパートに介護しながら住んでいます。遠い田舎の里にはそこそこのお墓
はありますが、お墓参りのためだけに出かけるのも億劫です。なによりお墓の維持が大変
ですし、将来のことを考えると自分たちの後お墓を守ってくれる人が見当たりません。こ
んなとき、ふっと、遺灰を海や山に撒く散骨って良いかもしれないと思い始めます。
 でも、どこでも好きな場所へ散骨しても良いってわけではありませんし、散骨を許可さ
れた場所がどこにあるのか、費用はどれくらいかかるのか、お墓参りの類の儀式はできる
のだろうかなどなど疑問が次から次と湧いてきます。こんなとき、日本初の散骨専用の島
が島根県隠岐諸島の無人島(島根県海士町)にできたのをご存知でしょうか。

散骨の島

December 16 [Tue], 2008, 16:59
 隠岐諸島のカズラ島という広さ約1000平方bの小さな島です。東京都内の葬儀会社、
戸田葬儀場の関連会社「カズラ」が買い取り、専用散骨所として開発しました。隠岐諸島
は大山隠岐国立公園にあり、風光明媚なところで、乱開発される心配はありません。散骨
は島を10区画(1区画100平方b)に分け、1区画100人分の遺灰を撒いたら、次
の区画に移る。1年に1区画使用しても、次に使う10年後には遺灰は土になじんでいる
。また、この島への上陸は見学会を除き、春と秋の散骨式のときに制限し、普段の供養は
この島を見渡すことができる約1キロメートル離れた島の慰霊所から行う。気になる費用
は、散骨料金は28万円。生前予約なら19万6000円、とカズラ社の村川社長は話し
ています。なお、2008年10月30日に初の散骨式が行われました。関係者が粉末状
になった遺灰を撒き、故人の冥福を祈っていました。

散骨方式に対する感想

December 16 [Tue], 2008, 16:57
 カズラ島への散骨を生前予約し、散骨式の前日に行われた見学会に埼玉県から夫婦で参
加した会社経営Tさんは「最初は絶海の孤島をイメージしていましたが、実際に島を見て
妻もいい場所だと言ってくれました。これからをどう生きていくか、夫婦で考えるいいき
っかけになりました」と話していました。
 また、現代の葬送事情に詳しい第一生命経済研究所主任研究員の小谷みどりさんは「
条例で散骨を規制する自治体もある中、町が散骨に理解を示し、歓迎しているのは画期的
。カズラ島での散骨が受け入れられていけば、隠岐の町おこしにもつながり、日本人の死
に対するイメージも変わっていくのではないか」と指摘していました。
P R
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