「つばさものがたり」雫井脩介 

May 13 [Fri], 2011, 13:56


「クローズド・ノート」の雰囲気が好きだったので購入してみました。

『26歳の小麦が、再発したがんと闘いながらも、父が果たせなかった夢のケーキ屋を出店するも売り上げが伸びない。追い討ちをかけるように体調も悪化していき、ついには閉店。けれどまわりの後押しもあり、天使の助言通り別の場所での移転を決意する』

出店するまでの過程もいろいろあったけれど、出店してからの方が苦難の連続。
小麦が持病の事を母親にさえも言わず、一人で乗り切ろうとしていたのが痛々しかった。

小麦の兄、代二郎がこれまた面白かった(笑)
嫁の道恵とともに今後小麦を支えていく重要な存在なんだけれど、出番も多いせいか代二郎が主役なんじゃないかとさえも思えてしまうほど、私の中ではインパクトありました。
息子の叶夢だけが見えている天使のレイに、オーラがおいしくないと嫌われている所も面白い(笑)

それにしても道恵の決意には感嘆しました。
財産を懸ける覚悟で小麦の力になろうと決めた彼女の強さが見えました。

始めは受け入れてもらえなかった天使のレイも、家族の一員になったかのようでした。
小麦を中心に、家族や店の従業員達、同僚の心のつながりが温かい物語でした。

「つばさものがたり」
雫井脩介著 小学館

「秘密の多いコーヒー豆」クレオ・コイル 

September 15 [Wed], 2010, 18:13
秘密の多いコーヒー豆 (ランダムハウス講談社文庫)

シリーズ第5弾!
第4弾は読んだけどアップしてません・・・(汗

『主人公クレアのビジネスパートナー&元夫マテオが立ち上げたビレッジブレンドのキオスクの経営がピンチに陥っている為、カフェインレスのディカフェを出す事で危機から脱出しようと試みた。
ただ豆からカフェインを除去するのではなく、カフェインのないコーヒーノキから収穫した豆を使ったディカフェ。
その枝を開発したマテオの友人、リックと独占契約を交わした。
その矢先、リックがビレッジブレンドの前で何物かに襲われた』

マテオといい、リックといい、この作品に出てくる男の人達は、なんでこんなにモテるというのか、遊び人なんだろう(笑)
マテオもクレアもお互い相手がいるのだけど、また復縁したりなんて思ってしまう時もしばしば。
ジョイはジョイで新しいお相手ができたのはいいけれど、これがまあ年の差が・・・!
マダム(マテオのお母さん)もおモテになられてるし、恋多き方達だなあ。

タイトル通り、秘密の多いコーヒー豆だった。
コーヒー豆もそうだけど、リックとマテオの行動に秘密満載で、
クレアじゃなくても気になってしかたなかった。

クレアとクィン警部補の恋もやっと動き出しましたね〜(意外と遅かった気が)

「秘密の多いコーヒー豆」
クレオ・コイル著 小川敏子訳 ランダムハウス講談社

「マイ・ブルー・ヘブン-東京バンドワゴン」小路幸也 

June 13 [Sun], 2010, 10:44
マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

東京バンドワゴンシリーズの第4弾
とは言ってもシリーズに出てくる祖父(勘一)や祖母(サチ)が結婚するまでのお話。
本作から読んでも楽しめますが、順番通りに読むとまた違いますね。

『令嬢サチ=五条辻咲智子が父から国の大事な文書を託され、それを軍から守る為に単身家を出る事に。しかし、駅のホームであやうく連れ去られそうになったところを助けてくれたのは、威勢のいい青年勘一だった。ホームに戻れない咲智子は、ひとまず勘一について行くと、そこは古本屋だった。』

10ヶ月ぶりに読む最新作・・・(笑)

本気で10ヶ月くらい本から離れていたので、この本がブランク後の最初の1冊で良かった。
すぐに入り込んでしまいました。
サチは若い頃からこんな感じだったんですね〜(どんなよ
そしてサチの周りには、いい人たちばっかり。
文書を持っているサチを守る為とはいえ、本気でサチを守ってる。
こんなに賑やかで優しい人達に囲まれた生活を送っていたら、もうそこが家同然になっちゃうよなぁ。
サチの立場だったら、家出たくなくなっちゃうと思う。

と、ここで今気付いたんですけど・・・。

第3弾の「スタンド・バイ・ミー」読んだっけ?

あらすじ読んでも覚えがない・・・。
でもこの本のタイトルはちゃんと知ってるしなあ。
アップし忘れ??
さらに第5弾も出てる・・・!
うーん、久しぶりだからしょうがないんだけど。
徐々に読んでいこう。

「マイ・ブルー・ヘブン-東京バンドワゴン」
小路幸也著 集英社

「鷺と雪」北村薫 

August 22 [Sat], 2009, 13:47


前作2冊を読まずしていきなり読みました。
タイトルにサブタイトルがなかったので、大丈夫だろうと思って読んでみました。
あまり登場しなかったけど、ベッキーさんが頼もしくて、人気があるのも頷けました。
ちなみにベッキーさんは別宮からくるあだ名だったんですね。
なにしろ前作を読んでませんから(笑)


話は3編で構成されています。
「不在の父」「獅子と地下鉄」「鷺と雪」

日常に起こりうる謎を英子とベッキーさんが解決する話。
お嬢様である英子を視点に置いているので、時代や環境は違えど今と変わりない生活を
していますが、その背景で歴史は着実に動いている。
英子が時計店にかけたつもりの電話があろう事か首相官邸舎に繋がり、
電話をとったのが青年将校である若月だった。
これが何を意味するかを英子が理解した時、どんな感情に陥ったのか
想像を絶するものだったんじゃないでしょうか。
英子のような思いを味わった人達が、他にもたくさんいて、
後世に残る大事件に巻き込まれていったのかと思うと切ないです。

華族といった階級社会は続かない、というような内容の発言をしたのは英子の父だったか定かではないけど(手元にないので)、その真っ只中に在りながら先を見通した発言が印象に残ってます。

前作を読んでない者の感想として、これだけでも作品として楽しめますが、
やっぱり前作を読んでいた方が、時代の流れや人間関係がもっと明確になるんじゃないかと思いました。
なので、読んでみようと思います。

でも、どっちから読んだ方がいいのかな・・・?

「鷺と雪」
北村薫著 文藝春秋

「ファッジ・カップケーキは怒っている」ジョアン・フルーク 

August 14 [Fri], 2009, 11:48


お菓子探偵ハンナシリーズ第5弾
今回もハンナが死体の第一発見者になってしまいます。
当然ほっておけないハンナは事件の探偵をしながらも、料理本に載せるファッジ・カップケーキレシピに書かれていた秘密の材料を見つける為、何度も試作してみたり、ハロウィーンのお菓子を作ったり、嫌がる愛猫モシェにビタミン剤を飲ませる事に奮闘したりと何かと忙しい。

ハンナが作ったハロウィーンのお菓子、コーンクッキーに乗っていたキャンディーコーン
そんなキャンディがある事を始めて知りました。
名前の通りとうもろこしの形のキャンディで、可愛い!
コーンクッキーのレシピ見ましたが、キャンディコーン1袋って・・・(笑)
マイクとノーマンとのロマンス展開は、ノーマンが少しリードしたような感じかな。
マイクは今回浮気疑惑(笑)があったし。

ラスト、ハンナがピンチになった時は、ドキドキしました。
命中具合がやけに上手かったような(笑)

「ファッジ・カップケーキは怒っている」
ジョアン・フルーク著 上條ひろみ訳 ヴィレッジ・ブックス
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